島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

極楽公園

2022-02-07 12:19:42 | 雲仙
 「いぶき地獄」の向かいの階段を登り、「極楽公園」に来ました。
 ここは温泉山満明寺の上にあり、昔は児童公園でした。ゲートボール場を経て放置された土地だったのですが、この度環境省が公園に整地しました。

 大部分の樹木が伐採され、かなり見晴らしが良くなっています。
 「いぶき地獄」の紹介時に「ある事が気になって・・・」と書きましたが、それがコレです。

 公園のど真ん中に小高い丘が残されています。
 覚えてますかね〜?2017年6月7日に掲載した「竜造寺隆信五輪塔」を。
 この小高い丘の上にあったのですが。

 「ほっ、残されていたか。」
 当時は伸び放題の雑草の中に隠れていましたが、見えるようになっていました。
 文字の消えた解説板は新調されなかったか。w
 なんにせよ残っててよかった〜。工事中から気になっていたのですが、確かめる術がなくて・・・。
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いぶき地獄

2022-02-03 13:39:04 | 雲仙
 昨年11月、雲仙温泉街に整備した展望公園の名称を「極楽公園」、清七地獄の向かいに出現した地獄の愛称を「いぶき地獄」と命名しました。
 最近、雲仙地獄に寄りついていなかったので、このニュースも「ふ〜ん」と受け流していたのですが、ふとある事が気になって、休みの日に歩いてきました。
 表紙写真で言うと、国道の右(赤矢印)に「いぶき地獄」、左(青矢印)の階段を登ると「極楽公園」です。

 今回は「いぶき地獄」を紹介します。
 ここには元々私たちが管理していた駐車場がありました。第3駐車場と呼称していました。私も第3駐車場に勤務していた事があります。
 いつだったか記憶は定かではありませんが、ある日突然駐車場の真ん中にボコッと穴が開きました。私はその穴を撮影した筈なのですが、画像が見つかりません。
 とりあえず穴を避ける形で営業を続けていたのですが、安全性から業者が地下を調べる事になりました。すると地獄が湧き、アスファルトの下は空洞である事が分かりました。
 すぐに閉鎖し、今後の対応が検討された結果、アスファルトを剥がして地獄に戻す事が決定しました。うちとしては稼ぎ頭が奪われ大変な痛手です。 とは言え借地ですし、大家が決定したことには逆らえません。
 こうして「いぶき地獄」はできました。(めでたし、めでたし)

 極楽公園から撮影した「いぶき地獄」。
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雲仙地獄の大雨被害

2021-09-26 11:40:06 | 雲仙
21.9.26(日) 天気;晴れ 気温;22℃
 一昨日、昨日のお休みで久しぶりに外を歩いてきました。今日・明日で少し紹介します。
 一昨日は雲仙地獄を歩いて回りました。8月中旬の大雨災害で暫くの間立ち入り禁止になっていましたが、現在は一部をのぞいて開放されています。
 まずは老ノ坂から登って葬頭川の婆石です。

 木柱ってこんなに傾いていたっけ? 災害前から?それとも今回の災害で?
 邪見地獄と大叫喚地獄を通り過ぎて、

 矢岳園地への上り坂入り口は進入禁止になっています。この先地獄の縁を通って矢岳園地に至るのですが、数カ所でヒビが入っているとか。

 地獄の園路自体も数カ所で崩落が見られました。

 今回一番被害が大きかった八万地獄は立ち入り禁止です。山が一部丸々崩壊して土砂が商店・国道57号線まで押し寄せました。

 なんとか崩壊面が見えないかと工事中の冨貴屋側へ回りました。山がごっそりえぐれています。
 現在、八万地獄以外はほとんどの所が歩けるようになっています。
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登山リハビリと告知

2021-02-22 12:51:48 | 雲仙
時間が前後します。
昨日は大雪が降った17、18日のお話をしましたが、今日はその前日16日のお話です。
16日は朝から絹笠山に登って来ました。
長い期間(夏休みや冬季)山に登っていないと必要な体力や筋力が失われます。
その状態でいきなり普賢岳や眉山に登ると、途中でバテてしまいます。
そこで本番や下見の前に手頃な山で体力づくりを行います。
それを私は「登山リハビリ」と呼んでいます。
雲仙の山々の中でも絹笠山は急な登りもなく、1時間半あれば行って帰ってこれるので重宝しています。
この日も朝から登り始めて、お昼には帰って来ました。

(絹笠山の山頂広場)
さて、登山リハビリを始めたという事は、近々登山会があります。
ついでなので告知します。
名称;「眉山登山会(68)」※カッコ内の数字は気にしないでください。
日時;2021年3月13日(土)9:30〜12:30(受付9:00〜)
集合場所;平成新山ネイチャーセンター
コース;NC(車移動)〜七面山登山口(徒歩)〜七面山山頂〜七面山登山口(解散)
定員;5名(先着順)
参加費;大人500円、小学生300円(保険代)
持ち物;動きやすい服装・靴、飲み物、帽子、タオル、手袋、雨具、マスクなどの感染症対策グッズなど
予約受付開始;2月27日(土)9:00〜(電話受付 0957-63-6752)
雨天時;中止(前日の天気予報にて判断し、中止の場合は電話連絡致します。)
早春の眉山登山を楽しみながら自然観察を行います。
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本日の雲仙

2019-03-12 12:50:20 | 雲仙
朝は背景の絹笠山が霞むくらい曇っていました。
日中、少し回復してきたものの、夕方〜夜には雨が降りそうです。
3日前に白雲のオガタマノキを確認に行ったばかりですが、今日も行ってきました。
花が見当たりませんね〜。
まさか似たような種類の樹木で、花期がまったく違うなんて事はないでしょうね〜。w
新芽だか花芽だか遠くてよく分かりませんが、ぽいのが出てきたので、もうちょっと待ってみましょう。
白雲の池からでは妙見岳までも見えませんでした。
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雲仙の近況報告

2019-01-15 12:00:16 | 雲仙
外の話ばかりしていたので、休息がてら雲仙の近況報告をしたいと思います。
お正月前後には冷え込んで霧氷も着いていたのですが、ここ最近は気温もプラスでほとんど霧氷は見られません。
にも関わらず、天気はパッとせず、最近はずっと暗い雲に覆われています。
降水確率も20〜30%程度なのに雨が降ります。
表紙の写真は、今朝おしどりの池から撮影したのですが、仁田峠よりも上は雲の中です。

おしどりの池に行ったついでにオオバンを撮影。
ちょっとブレたな。w
カメラの調子も悪く、度々色飛びします。
一昨日、外付けHDDも壊れたな。
電源刺してもうんともすんとも言わん。

話がブレたな。
近場のコガモは撮影できるのだが、遠くのオシドリが上手く撮影できない。
今年はまだオシドリがいる。
例年なら越冬する事はないのだが、このままいけば一冬越しそうだ。
これも暖かいせいだろうか、今年はまだ一回も積雪していない。
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旧道(小地獄-札の原)

2018-12-17 12:47:15 | 雲仙
加護稲荷神社を過ぎて、そろそろ小地獄の集落が見えて来る辺りで分かれ道があります。(表紙写真)
写真は小地獄側から温泉街方向を向いて撮影しています。
右の上り坂へ進めば雲仙温泉街に着きます。
では左の道へ進めば?
札の原へ通じる旧道になります。
(すみません、肝心の道の写真を撮影していませんでした。)
現在は道幅も広い国道57号線を殆どの人・車は通りますが、57号線が出来る前はこちらが幹線道路でした。
昔、長崎から小浜に渡り、雲仙を目指して登って来る人々は、札の原から小地獄を経由して温泉街に入ってきていたそうです。

そうこうしているうちに57号線と合流しました。
使用している写真は9月に下見に行った時に撮影したものですが、先日観察会前の最後の下見に行った時は色々な植物の実を観察することが出来ました。

国道57号線の小浜から雲仙にむけて撮影しました。
左の主要幹線が57号線、右に反れて行くのが小地獄へ繋がる旧道です。
そういえば下見の時に札の原在住の知り合いが、小地獄温泉に入って帰って来る時に遭遇しました。
地元の人達には小地獄へぬける近道として現在も利用されています。w
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雲仙岳レスキューネットワーク協議会合同訓練

2018-11-23 13:12:07 | 雲仙
21日付の長崎新聞や島原新聞に掲載されたので、情報としては後出しになりますが、「第3回雲仙岳レスキューネットワーク協議会合同訓練」に参加してきました。
今朝、掲載された新聞記事を見てビックリしました。w
2紙共に自分が写っている!(大笑)
ああ〜確かに2紙とも妙見岳まで取材に来てたなぁ〜。
参加したのは雲仙警察署や消防署、地元消防団に国立公園雲仙に関わる仕事をしている人たちです。(表紙写真)
仁田峠で開会式を行い、ロープウェイで妙見岳へ。
妙見岳では神社前でネット担架の搬送訓練を行いながら、国見分かれまで移動しました。

国見分かれで発煙筒を上げる実践も行ったのですが、白い発煙筒の煙では雲なのか救助用の発煙筒なのか見分けがつきませんでした。
その後、鬼人谷で普賢岳に向うグループとあざみ谷に先回りして応急担架の作り方を学ぶグループの2班に分かれたのですが、私は勿論あざみ谷班です!w
だって、知り合いは全員普賢岳に行くって言うし、あざみ谷班は人数足りないって言うし、ここ最近普賢岳ばっか行って飽きてたんだも〜ん。w
私的にはあざみ谷に行って正解でした。

土嚢袋を使った応急担架の作り方や使い方、運び方の実践も行いました。
また、ロープワークや緊急時に使えそうな小道具など色々と教えてもらいました。
実を言えば、訓練参加は当日まであまり乗り気ではなかったのですが、終わる頃には俄然やる気になっていました。
とは言え、こういった知識や技術は使わないに越した事はないのですが、万一に備える事も重要だと学び直しました。
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国立公園雲仙紅葉情報(第4号)と普賢岳紅葉登山会

2018-10-29 13:33:42 | 雲仙
昨日、「普賢岳新ルート紅葉登山会」を実施しました。
その報告と、紅葉情報(第4号)をお届けします。
まず観察会は、仁田峠循環道路が渋滞するのが分かっていたので、いつもより30分早い開始時間に設定していました。
時間が遅くなれば遅くなる程、渋滞はひどくなるので、出来るだけ早めに出発しました。
ところが仁田峠の駐車場まであと7,800mくらいで渋滞に捕まってしまい、そこからはバスを下車して仁田峠に向いました。

歩いて到着した仁田峠です。
すでに駐車場は満車状態、観光客もいっぱいです。
見上げたロープウェイもお客さんをたくさん乗せていました。
我々もトイレ休憩を済ませて、急いでロープウェイに乗り込みます。

ロープウェイの中から撮影した妙見岳の紅葉です。
シロドウダンの深紅の紅葉が美しいです。
妙見岳まで登ってしまえば後は急ぐ必要はありません。
ゆっくり歩いて普賢岳登山を楽しみます。
国見岳あたりまでは綺麗な紅葉を楽しめたのですが、鬼人谷に下っていくと、

あれ、落葉が目立ちますね。
鬼人谷は北風が強く吹き当たる場所なので、落葉が早いのかも知れません。
新ルートを通って立岩の峰まで行き、そこで昼食を摂りました。
30分ほどの昼食休憩後、普賢岳の山頂まで登りました。

立岩の峰で昼食を摂っている時は晴れたり曇ったりして、暖かかったり寒かったりしたのですが、ここにきて日が照り始めました。

普賢岳山頂からの眺めは、まだ紅葉を楽しめます。
ふと、仁田峠方向を振り返るとずらりと車の列が見えました。
「うわっ渋滞や。」
その時は分かりませんでしたが、お昼過ぎの段階で仁田峠循環道路は2時間の渋滞だったそうです。
山頂からの眺めを十分楽しんでから下山を開始しました。
もう少しで紅葉茶屋という所で、福岡からの登山団体とすれ違いになりました。
おそらく朝から福岡を出発し、仁田峠の渋滞に捕まって、ようやく昼頃になって出発できたのでしょう。
最後に残念だったのが、午後になってから日が照り始めた事です。
なぜなら午後から晴れると紅葉茶屋辺りから見える妙見岳の紅葉が逆光になって撮影出来なくなるからです。
下山しながら何枚か撮影にチャレンジしてみましたが、真っ黒な影しか写りませんでした。

紅葉情報(第4号)に関しては、
◯普賢岳・鬼人谷;色あせ始め ※ただし、普賢岳山頂からはまだ紅葉が楽しめます。
◯妙見岳・仁田峠;見頃 ※写真のようにシロドウダンの深紅の紅葉が楽しめます。
◯雲仙温泉街周辺;見頃
として発表しています。
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足湯使用禁止18

2018-07-06 13:01:08 | 雲仙
台風7号から引き続き、梅雨前線や湿った大気の流れ込みで不安定な天気が続いています。
皆さんのお近くに被害が出ていないでしょうか。
新湯地区にある足湯広場の足湯が使用禁止になっています。
土砂崩れによって源泉が埋まってしまったのかと思って聞いてみるとそうではないらしい。(過去にそういう事があった)
実際、水はちょろちょろと流れている。

そう、お湯ではなく、流れているのはぬるま湯なのだ。
話によると源泉は埋まっていないらしい。
源泉から流れたお湯は一度、枡形(ますがた;正式名称は知らない)に溜まってある程度冷ましてからこの足湯に流れているらしいのだが、枡形から足湯の間のどこかで土砂が詰まって流れにくくなっているのだそうだ。
詰まった物を取り除けば良いようなものだが、枡形と足湯を繋いでいる管が地下に埋まっていて、そう簡単な話ではないのだそうだ。
特に問題がなければ管を埋める必要があるのか、私には疑問に感じるところだが・・・、大人な事情がきっとあるのだろう、そっとしておこう。w
ともかく、そういった理由で暫く新湯の足湯広場の足湯は使えそうにない。
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