島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ヤマガラ

2007-12-29 12:05:14 | 野鳥
スズメ目シジュウカラ科の留鳥「ヤマガラ」です。
胸や腹、背中の赤褐色が目立ち、頬のクリーム色が特徴の小鳥(カラ)です。
全国の丘陵や山地に住みますが、シイやカシなどの常緑広葉樹林を好みます。
大変つがいの仲が良いことで有名ですが、冬の時期はシジュウカラやエナガに混じって混群を作ることもあります。
繁殖期には昆虫の成虫や幼虫を捕食します。
秋には樹木の種子を好んで食べ、冬に備えて木の幹や地面の中に蓄える習性があります。
山地を好むカラ類という意味で「ヤマガラ」と名前がつきました。
人によく慣れ、江戸時代から昭和のはじめくらいまではおみくじ引きなどの芸を仕込まれていました。
しかし、最近では保護上の理由もあって行われていません。
平安時代から「やまから」「やまからめ」と呼ばれ、親しまれてきた鳥です。
コメント
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