島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

吾妻岳ジオ登山会

2017-03-05 16:28:56 | イベント
先月は雨で流れたので、久しぶりの観察会の開催だ。
少々雲行きは怪しいものの、なんとか午前中はもってくれるだろう。
2名の方が当日キャンセルになったものの、定員を越える申し込みがあったため、人数的には充分だ。
開始挨拶のあと事前学習を行い(表紙写真)、バスに乗り込んで田代原に移動する。
出発前の準備運動を行い、吾妻岳の登山を開始する。

馬頭観音(めずかんのん)の辺りまで、参加してくれたお子さんが一人なんだか機嫌悪くへそ曲げていたが、先頭に追いつくとすすんで進んで行った。
中腹まで登り上がった所で、なんだか前の方がごたついている。
最後尾の自分まで情報が伝わって来ない。
暫くしてどなたかが体調が悪いらしい事を常連のお客さんが伝えてくれた。
最初は誰だか分からなかったが、登っているうちに明らかになった。
様子を見ていたが、足元がおぼつかない。
休憩を取りつつ進んでは見たものの、回復の兆しはいっこうに見えない。
顔面蒼白としている。
吾妻岳は登りよりも下りの方が危険なので、これ以上は無理だと判断し、申し訳ないがストップをかけさせてもらった。
観察会は講師ともう一人のスタッフに任せ、自分はお客さんと一緒に下山した。
バスの運転手さんに迎えにきてもらったが、その間にも顔の血色が戻っていた。
事務所にバスで戻った事を電話連絡し、自分は再び観察会を追いかけた。
途中、講師から電話連絡があり、山頂付近ではすでに雨が降り始めているらしい。
早めに切り上げて下山してくるとのこと。
私も出来るだけ早く合流したいのだが、吾妻岳は登りがキツい。
案の定、山頂に着く前に下山してきた参加者と合流する事になった。
最初へそ曲げていた子も元気に先頭をはしゃぎながら進んでくる。
登山道の中は林の下になっているので、雨音は聞こえてくるが濡れる事はない。
登山道も濡れ始める間に下山する事ができた。
駐車場にはすでに情報館から引き返してきたバスが待機してくれていた。
すぐにバスに乗り込み、情報館まで帰ってきて観察会を終了した。
以上の理由で、今回ほとんど写真を撮っていません。
昨今珍しくトラブル続きの観察会でした。
コメント
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