島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

有明町大三東有明温泉神社(薬師稲荷神社)3

2024-02-10 10:43:14 | 寺社・仏閣
 ここは境内にあるものも面白かったです。
 猿田彦の石碑はたくさんありますが、その中に混じってトリ(鶏)の石造物がありました。 先生の見解では、昔ニワトリを「神使」として奉納していた神様が祀られていたのでは、と。
 一つ頭の馬頭観音。 馬頭観音は三面六臂(3つの顔と6本の腕)で頭頂に馬冠をいただいているものがよく見られますが、たまに像のような一面二臂の姿もあるようです。
 割れた「四面大明(神)」の扁額がありました。 ここが紛れもなく温泉神社(四面宮)であることを示しています。
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有明町大三東有明温泉神社(薬師稲荷神社)2

2024-02-10 10:15:46 | 寺社・仏閣
 境内の左には朱色の鳥居が並び、薬師稲荷神社が祀られています。
 京都の伏見稲荷神社から元治元年(1864年)十二月に分霊されたものです。
 ここは温泉神さま、お稲荷さん、薬師如来の三つのご利益が適う、欲張りな神社です。
 拝殿の前には二対の狛犬さんが並んでいます。
 手前にある新しいものは「岡崎現在型狛犬」と言われる、今現在オーソドックスなタイプの狛犬です。
 右の阿像は、運気が回るように足元に玉を転がし、
 左の吽像は子獅子と戯れ、子孫繁栄を表しています。 奥にある吽像は猛嶋神社で見たものと同じく、頭頂に角があります。
 さらに拝殿の扉を開けて中を覗かせてもらうと、
ご神殿の手前に一対の狛犬さんが置かれています。(遠くてズーム撮影するとブレるので黄色い矢印で示しました。)
 ここに位置してご神殿をお守りするのが、狛犬さんの本来のお役目です。
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有明町大三東有明温泉神社(薬師稲荷神社)1

2024-02-10 09:50:36 | 寺社・仏閣
24.2.10(土) 天気;晴れ 気温;2℃
 杉山町の温泉熊野神社を後にしまして、有明町大三東にある有明温泉神社(薬師稲荷神社)に来ました。
 ここも結構面白いものがたくさんありましたので、分けて紹介します。
 まず入り口に着いて目に入ったのが、
石灯籠の上の鯱(シャチホコ)です。 最初の天満神社では片方が逆立ちした狛犬が石灯籠の上にいましたが、ここでは鯱ですか〜。w
 入り口からは、かなり急な石段を登ります。 七十二段あります。
 石段を登り上がると、
 今までとは違った独特なデザインの狛犬さんが待っていました。 風化してすり減った感じがかなりの古さを醸し出しています。このタイプを「肥前狛犬」と言うそうです。
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獅子身中の虫

2024-02-09 12:47:28 | 民話・伝承
24.2.9(金)
 霊丘神社で紹介したいものは「狛犬」です。 拝殿の前に一対の狛犬さんがいらっしゃいますが、目に付く立像ではありません。
 よく見ると拝殿に上がる石段の側面に、獅子(狛犬)と牡丹が彫り込まれています。(分かりにくいと思いますので、よければその目で直に見に行って下さい。)
 獅子と牡丹は、「百獣の王と百花の王で富貴の象徴とされる『牡丹』を取り合わせて吉祥の意味を強めた文様」として使われます。
 これには「獅子身中の虫」のことわざからきているという説があります。「獅子身中の虫」とは、百獣の王である獅子も体内にすくう虫には勝てない、という意味です。
 ところがこの獅子に勝る虫には弱点があって、それが牡丹です。 獅子が己に勝る虫を牡丹で寄せ付けないことによって、まさに「最強!」に成るというお話です。
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弁天町霊丘神社

2024-02-09 12:16:07 | 寺社・仏閣
24.2.9(金) 天気;晴れ 気温;4℃
 またネットに繋がらないことをいいことにサボってました。w とはいえ、ちゃんと昨日神社撮影に行ってきました。

 まずはすっ飛ばしていた「霊丘神社」から。
 前々から疑問に思っていたのですが、国道側から入って行くと何故か神社の側面に出てきます。(表紙画像) 正解かどうか分かりませんが、昨日ふと「方角が関係あるのか!?」と思いつきました。
 本殿に向かって立つと、正面が北、背中が南、左手(国道側)が西、右手(海側)が東になります。 重ねて言いますが正解かどうかは分かりません。 が、なんとなくそれっぽい理由のような気がします。
 過去に一度紹介しています。(2010年1月15日記事) 今読み返してみると、その時は何の知識もなかった事が分かります。
 今回はもう少し詳しく紹介しましょう。(先生の解説もあったことですし)
 「最初は猛島の祀られていて、松倉重政公のおりは、鷹島(猛島)を中心に、左に愛宕、右に東照宮と三社並べて立てていた(猛島神社記) 高力氏二代目高力隆長が、島原の乱後に民心鎮定祈願のため、明暦二年(1656年)に現在地に遷した。 寛文九年(1669年)深溝松平氏六代(島原松平氏初代)忠房が藩主として入府し、東照宮への崇敬厚く、社殿等の改築を行った。 現在の社号になったのは明治十五年(1882年)で、この時始祖忠定公以下、忠房公まで六代が祀られ、併せて森岳城(島原城)にあった潜龍園稲荷神社や松島神社その他が合祀された。」(分かる!理解できるぞ〜!w)
 摂社にはこのような神社もありました。
 「蚕霊神社」・・・養蚕、蚕をお祀りしている神社です。
 霊丘神社でもう一つ紹介したいものがあるのですが、長くなりそうなので分けます。 次の記事に続きます。
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明日16時閉館します。

2024-02-04 14:00:20 | Weblog
24.2.4(日)
連絡が遅くなって申し訳ありません。
明日、電力メーター交換のため16時閉館します。
2週間前に突然連絡があり、日程調整ができずに明日通常よりも早めに閉館して交換してもらうことになりました。(もっと早く連絡してよ)
ご迷惑をお掛けしますが、ご協力頂きたくお願い致します。
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新しいペレットストーブ

2024-02-04 11:34:41 | 雑談・その他
24.2.4(日) 天気;曇り 気温;5℃
 昨日の夕方から雨が降り始め、明日の月曜まで降り続くものだと思っていましたが、今日は夜遅くになってからしか降らないのですね。
 神社巡りの報告も兼ねて、島原市内の神社紹介を行っていましたが、少し中断します。 あと2ヶ所くらいなのですが、写真を振り返って見ると使えるものがありませんでした。 霊丘神社と合わせて再撮影に行ってきます。

 さて、神社巡りをしている間に他に紹介したいもの・書きたいものが出来ました。 まずは紹介したいもの「新しいペレットストーブ」です。
 以前から(小野さんが自然保護官をやっていた頃だから10年以上前か)、センター事務所の暖房にはペレットストーブが導入されていました。しかし、2022年の12月に壊れてしまい、そのまま燃料のペレットが倉庫にうず高く残っていました。 
 この度、新しいペレットストーブが導入されました!(拍手) 以前のものに比べ、だいぶコンパクトになりましたが暖房能力は上がっています。
 昨年の冬はエアコンで凌いでいましたが、今年は暖かく過ごさせてもらっています。 ちょっと面倒なのは、週一でメンテナンスをすることです。w
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杉山町温泉熊野神社

2024-02-03 11:01:10 | 寺社・仏閣
24.2.3(土)
 うわっ! 昨日霊丘神社の写真撮影に行くの忘れてた! 今思い出した!

 引き続き神社紹介です。
 猛嶋神社を出発する時に、島原半島北側に虹がかかっているのが見えました。 遠目でも雨が降っているのが分かります。 「これから雨に向かって進まなきゃいけないのか〜」と憂鬱になります。
 杉山町の温泉熊野神社です。 ここは何度か訪れた事があります。 (2009年が初出かな?「熊野神社とマー坊蛙」 この時は何も分かっていない事が文面から分かります。)
 「温泉」とついていることから雲仙の温泉神社の分社と分かります。 「熊野」は熊野古道で有名な和歌山県の熊野大社から、年代は分かりませんが分霊を合祀しています。
 こちらで目を引いたのは、緻密な彫刻でした。
 拝殿は大きくて近寄れませんでしたが、傍に建つ摂社だと目の前に精巧な彫刻を見る事ができます。
 鳳凰?鶴?、龍、象?漠かも知れません。(分かってないじゃんw)
 境内には県指定の天然記念物の「大楠」「大椋」があります。
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24年2月自然観察会告知

2024-02-03 10:27:02 | イベント告知
24.2.3(土) 天気;曇り 気温;3℃
 朝まで太陽の光が見えていたのですが、ここにきて曇ってきました。 午後から雨になる予報が出ています。

 2月の自然観察会は「島原半島の野鳥観察会〜島原半島北部〜」を行います!
開催日時;2月17日(土)10:00〜16:00
集合場所;平成新山ネイチャーセンター
講師:松野 正哉氏(長崎県野鳥の会 会長)
コース;センター(バス移動)〜吾妻町〜諫早湾干拓堤防〜島原市大手浜付近〜垂木台地・センター(解散)
参加費;大人1200円、子供600円(バス・保険代)
持ち物;お弁当、飲み物、防寒着、お持ちであれば双眼鏡
予約受付;受付中
雨天時;中止(前日の天気予報にて判断し、中止の場合は電話連絡致します。)
送迎;バスを次のとおり運行します。予約時にお申し出ください。
(迎え)9:00島原駅前-9:10島原港-9:30センター
(送り)16:10センター-16:30島原港-16:40島原駅前
その他;状況によって内容の変更、もしくは中止する場合があります。あらかじめご了承ください。
 画像は昨年の様子です。

 昨年と同じく「カモなどの冬鳥を観察し、冬の島原半島を楽しむ」ことを目的としていますが、別の目的が1つ。 昨年は鳴き声のみで姿が確認できなかった「ナベヅル・マナヅル」を見ることです。
 今年は見れるかな〜?
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