散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

札幌を離れる(2)

2021-08-07 15:25:57 | 飲み歩き・北海道内
さて、小樽の飲食店には営業時間の制限は出ているようだが、酒類提供禁止といったことはない。今日はそのために来たようなもんだな。さらに、朝食を遅らせて、14時過ぎまで時間をずらしての昼食である。

しかし、なんということか、第一候補で考えていた店は満席だった(しかも、この暑さに店の前で待っている人がいた)。諦めて第二候補へとちょっと歩く。アーケードなど、なるべく日差しが当たらないところを歩くのだが、それでも汗だくになり、ビアホール「NS」へ。



先客が2、3組いたが、広い店とあって、ガラガラである。これなら落ち着いて飲めるだろう。



さすがの暑さにたまらず、黒生小グラスを注文。ちょっと泡の具合がイマイチだな。



バイトの子の出来がもう一つだなと思いつつ、ビールをあっという間に飲みほしてしまい、しっかりした店長さんっぽい人に冷酒生酒を注文。うーむ、できれば小樽の酒にしてはどうだろうか。



さて、ここでつまみが到着。おお、こっちはいいじゃない。小樽コロッケというのはタコ入りのすり身を揚げたもので、ボール状のものが5個ついている。プチトマト、キャベツサラダも付いていて、タルタルソース、普通のソースもある。



なかなかタコの風味もあって、美味しいコロッケだね。

そして、もう一品がスペイン産生ハム(ハモンセラーノ)。この店のメニュー、おつまみとして15品ほど、480円値段の品があるのだが、その一つ。大体ビアホールのつまみって、ちょっと値段が高めの気がするのだが(年をとってもセコい私)、これは結構なボリュームだよ。満足だね。



ということで、酔いも回り、つまみも食べ、10人超えの大家族・親戚と思われるグループが来たところで、終了。

遠目に気になっていた絵画を撮影してから、勘定をしてもらう。

野田恭吾「運河街景」。



松島正幸「サン・クルー 巴里郊外」。



そして、ここから小樽駅前に戻る。高速バスに乗るならば、小樽駅の次の停留所の方が近いのだが、もう一つ小樽に来た目的は紀伊国屋書店に行くことなのであった。本を2冊購入してから、バスへ。隣に座る人こそいないものの、乗っている人はそこそこ多い。

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札幌を離れる(1)

2021-08-07 14:03:17 | 美術・アート
私は大体、土曜日に札幌市内のギャラリー巡りをしており、それは雪祭りがあろうが、クソうるさい○○○○○○○○祭りがあろうが、おおむね行われる。例外は仕事があるとき(最近はめったにない)、体調が悪い時、札幌を離れる理由がある場合くらいである。

しかし、今日は札幌の街中には積極的に行かないという選択をした。特に午前中から昼頃は行くべきではなかろう。でも5日間、家から一歩も出なかったので(ゴミ捨て除く)、さすがに外には出たいんだよね。それでは逆方向へ、ということで私は暑い中バスを待った。



このバス、今日は11時頃まで札幌駅前ではなくて、円山第一鳥居発になっていたので、さすがに乗っている人は少ないだろうという予想がズバリ的中。到着したバスに乗っていたのは2名、そこに私が一人乗り込む。西20丁目で4人乗り込んできたが、ガラガラのバスで小樽へと向かうのだ。



天気もいいし、休み気分が盛り上がってきた。バスはスムーズに小樽駅前に到着。外に出ると暑い。



そして、やっとこの間バス停がどこにあるか分かり、到着から10分かからぬタイミングで高島3丁目行きのバスに乗り込む。目指すは小樽市総合博物館だ。



前回、小樽に来た時、実は始まっていたことに気がつかなかった展覧会を見に来たのである。

■小樽市総合博物館「鉄道資料展~山田建典氏コレクション~」。



まず、入口からすぐの一番目につく展示ケースはこんな感じ。



しかし、この方、かなりモノホンのコレクターであった。ほんの一部だけご紹介する。

「各地の鉄道管理局・交通局の広報誌」:札幌はもちろんだが、おかてつだより、静鉄だより、広鉄だより等、全国の広報誌が並ぶ。



「函館本線列車ダイヤ」:昭和50年度災害時における列車う回ダイヤとして、赤線の書き込みが生々しい。何の災害なのかはっきりしないのだが、水害だろうか。



「全国鉄道地図」:北海道の変形が甚だしく、上が函館、左下が根室、右下が稚内となっており、使うとなると相当違和感があったのでは。サイズの大きさからして、持ち運びするものではなかったのだろうか。



「安全週間標語集」:この人がいなかったら、こんなの残らないのでは?



「乗客への急告文」:イタヅラで座席の布を切取り、側板に落書をし、幌を切り、窓ガラスを破壊するのだ。日本人の民度バンザイ! 昭和37年のことなので、今、70代くらいの人は、偉そうな口をきかないように。



「市町村鳥瞰図・市勢要覧」:鉄道から勢い余って、地域の実態まで。まあ、鉄道の維持と切り離せないよね。



「写真集「追憶1973」より」:美唄鉄道の資料はかなり充実していた。写真右下は、私も2年ほど前に訪問した「東明駅」。



他の展示には家族連れが何組かいたが、この展示室の観覧者は私だけであった。後はいつも見ている所なので、暑い中、バス停へ。



この博物館までは歩いて行ったりしたこともあるのだが、今日は余計なことをすると生命の危機を感じる。無理せずバスに乗って、中央通で降りる。



死ぬほど暑い中、運河プラザ三番庫へ。

■運河プラザ三番庫「峯山冨美没後10周年企画展 小樽運河保存運動の母が遺したモノ、伝えたかったコト」。さらに大きな字で「私は運河を守れなかった」と書いてある。



展示は撮影ができなかったので、記憶のままに書くが、悲しい印象しかない。

運河を無くして道路を作る派も運河を残す派も、小樽の発展を考えていたのは間違いないようである。道路建設派は勢いよく6車線の道路をぶち上げたものの、議論の末、最後には「小樽が北海道の中心になることはもうない。6車線は不要」と言われたりして(梯子外し)、悲しい限りである。運河派も最後の大勝負で小樽市長リコール、を考えたがこれに賛同するものと、できないもので運動は分裂…。さらに、今となってみると、どんなことをやろうとも人口減や、経済の落ち込みは避けられなかった(日本全体がそうである)。何とも言えない気持ちで、私は会場を後にした。

しかし、暑いね、小樽。

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20210802最近読んだ本

2021-08-02 23:21:11 | 読書
■「新城カズマ 月を買った御婦人」伴名練編

■「わざわざゾンビを殺す人間なんていない。」小林泰三
通称ゾンビウイルスがまん延し、死んだ人間はすぐに「ゾンビ」になってしまう世界。そこで発生した密室殺人とは?

■「青空と逃げる」辻村深月

■「火星へ 上下」メアリ・ロビネット・コワル
もう一つの時間線(地球は隕石で壊滅的な打撃をこうむっている)における、火星有人飛行の物語。1950年代設定のため、病気、人種差別、ジェンダー、LGBTの問題はより深刻だが、それらは我々の時間線の現在を見ても、解決していない問題である。

■「不死身の戦艦」J・J・アダムズ編
銀河連邦をテーマにしたSFだが、とてもそう思えないものもあって、出来不出来(いや、好みの差だろう)が大きい。

■「埴輪は語る」若狭徹
東京国立博物館を筆頭に、割と見ている方だと思うのだが、それ以上に知らない埴輪が多く登場する。

■「ネメシスII」藤石波矢
本編も悪くないが、意外な犯人を仕立てる辺りは食傷気味。スピンオフ短編の「道具屋」を主人公にした話が面白い。
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2021年7月のまとめ

2021-08-01 16:19:35 | 日記
【7月】
行った美術館、ギャラリー数=46。週末が5回あったので、何とか。
読んだ本=27冊。少ない。
買った本=30冊。少し増えた。
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なるべく暑くないように

2021-08-01 14:40:48 | 日記
昼食を終えて外に出ると、とにかく蒸し暑い。なるべく汗をかかないようにということで、近くの商業施設の連絡通路を歩いて移動しよう。

コルテナIというビルから入るが、ここは営業しているお店がなさそうで、照明も暗い(日曜休業かな?)。



長い廊下を歩く。



コルテナIIの方は、飲食店、本屋さん、健康食品のショップなど少し賑やかな感じ。



いろいろなビルをつなぐ廊下を歩く。





殺風景にならないように、ことにウォールえほんというのがあった。



タンチョウヅルのコーナーもあったが、これはエトピリカのコーナー。



これを過ぎて靴屋さんに行き、休日ウォーキング用の靴を購入。前回は昨冬に購入した記憶があるのだが、早くも壊れてしまったのだ。

靴を買ってから今度は暑い路上を歩いて、床屋さんへ。こちらはクーラーをかなり効かせてくれて、髪を切っている間に疲れていた私は眠り込んでしまった。その後、目が覚めてボンヤリしたまま帰宅。おっと、明日以降の食料品を購入せねばならなくて、やむなく買物に行ってから、今度は本当に家に帰る。家の中はありがたいことに涼しいのだ。
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蒸し暑い琴似

2021-08-01 12:00:06 | 食べ歩き
昨日までよりは、若干気温が低いはず。所用もあって外出したのだが、そんな希望も打ち砕かれた。



暑いじゃないか! もっとも、この温度計は日なたにあり、周りも舗装道路だけなので気象上の気温よりは高くなるのである。

さて、まずは新古書店に行き、そこから昼食へ。思ったよりも長い距離を歩いてしまい、琴似の定食店「KS」へ。開店と同時に入り、カウンター隅っこの席を確保。さすがにお店は冷房が効いていて、涼しい。

卓上のメニューは1日前の日付になっているが、今日の総菜も同じ内容らしいので、総菜3種定食を注文。



今日はご飯、ふのりの味噌汁、玉子焼きと沢庵に揚げたてのコロッケ、ポテトサラダ、ゼンマイの田舎煮という定食である。コロッケとポテトサラダのジャガイモかぶりが惜しいが、ま、しょうがないか。



コロッケにはソースをかけて食べるが、まさしく出来立て熱々。ちょっと中身がとろけ加減になっていて、相当美味い。ゼンマイ煮物はたまにこういうものが食べたくなるんだよねという味わい。ポテサラはご飯を食べさせるおかず力は弱いが、味は美味かった。

食後のサービスは「ホットコーヒーは作ってないんだよね」ということでアイスコーヒー。もちろんアイスの方がありがたい。



ちょっと量が少な目かなと思ったが、食べ終えてみるとちょうど良い量であった。以前に総菜5種定食を食べた時は、量の多さにかなり苦闘したものである。久々に来たので「また飲みにも来たいな」と思ったが(夜は居酒屋営業)、明日から酒類提供禁止とあって、それもままならない。

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閉店308

2021-08-01 11:48:57 | いろいろ写真館
JR琴似駅近くの定食屋「O」が閉店。値段が上がったせいか(詳細未確認)、買収問題で話がこじれたせいか。

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