散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

20220316最近読んだ本

2022-03-16 09:23:01 | 読書
■「飲食店の本当にスゴい人々」稲田俊輔
チェーン店は侮れないという話。

■「神とさざなみの密室」市川憂人
まさに現代日本の政治状況を下敷きにした、本格密室モノ。

■「いわしバターを自分で」平松洋子
新型コロナ禍の日々も描いたエッセイ。

以下、図書館の6冊。
■「龍宮城と七夕さま」浅田次郎

■「開店休業」吉本隆明、ハルノ宵子

■「ストレンジ・シチュエーション」佐藤青雨

■「インサイド・フェイス」佐藤青雨

■「ぼくとおれ」朝倉かすみ
私は本当に「恋愛がどうのこうの」「就職したけど仕事が」といった話を全く必要としていないことが分かる。

■「コンサバター」一色さゆり
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贅沢な昼食(24)

2022-03-13 13:18:42 | 食べ歩き
さて、日曜日の今日も図書館行きがてら、外出することにしよう。今日は天気が良いのはいいが、道路状況が極めて悪い。車が来ないうちに、歩道がちゃんと確保されている道まで急いで歩く。



まずは山の手で気になっていたイタリアンの店をのぞきに行ったのだが、ランチをやっているようなので、入ってみることにするか。



ということで、初めての訪問となる「p」へ。店というより、老健施設などの1階にある共用ルームのような感じで、相当広い。席の間はかなりの余裕があるのと、奥にはキッズスペースもあってとにかく広い。


→入口の方に向かって撮影したもの。

テーブル席に腰を下ろし、店の方が持ってきた黒板メニューを眺める。まん延防止により、メニュー制限をしているようで、ランチメニューはパスタ3種とサンドイッチ的なものからの選択であった。ランチに+500円で前菜とドルチェ(デザート)が付けられるので頼んでしまい、少し「贅沢な昼食」になった次第である。

先客が1組しかいないので、テンポよく品が出てきた。まずは前菜(ワカサギのエスカベッシュ、ニンジンのラぺ、ハムとじゃがいもの何とか)。酸味のあるものが2品と、ハムとじゃがいもの和え物は黒胡椒が効いていてなかなかいける。通常であれば、ワインを頼むべきところであるだろう(私は日曜日は禁酒、まん延防止で酒も出していないみたい)。



続いて、サラダと玉ねぎとクルトン入りスープ。サラダはランチ用の小さなものだが、ちゃんとドレッシングを葉っぱ全体にまとわせているのが良いところだろう。スープはオーソドックスな優しい味。





そして、パスタはグリルチキンのアマトリチャーナ風を選んでみた(他2種は手長エビのトマトクリームパスタ、菜の花とシーフードペペロンチーノと両方興味を惹かれる)。麺のゆで加減がちょうど良く。辛さをひそませたソースの味も良いと思う。



食べ終えて、ホットコーヒーと赤葡萄のソルベ。コーヒーは極めて普通。ソルベは酸味が程よく、口当たりもいい。こういうデザートは嬉しいね。

 

全体的に美味しい料理で、前菜+ドルチェもこれで500円なら付けておきたいところだ(人によっては通常のランチ1食分じゃないかという意見もあろうが)。それからとにかく広い店内、若干散漫な感じもするが、このご時世では安心して行くことができる店づくりだろう。

ちょっと不安になるのは、前客1組、後客1組で、オープン当初とは少しメニューも変えているようだが、これで商売が成り立つのかどうかということである。また、料理は私の正面から出したり、後ろに回って出したりと、店内オペレーションが定まっていない気がする。

まん延防止明けと4月に入ったらメニューも見直してやりますということだったので、またとりあえずはランチに来てみることにしよう。



この後、図書館へ。図書館前から見える青空と三角山である。今日はコートの前を開けても良いくらい暖かい。



図書館の閲覧スペースは完全パーソナル仕様になっていた。まあ、他人の姿って鬱陶しいから見えなくて正解だよね。



図書館からでて、先日オープンしたばかりのラーメン店の前を通る。3月12日~14日は昼だけ営業だが、15、16日を一旦休みにするらしい(16日は定休日)。仕込みが大変らしく、一旦休みを取って微調整&疲労回復するというのは、今後の営業を続けるうえで正解なのではなかろうか。



駐車場も1台分あるようだけど、今はなんだか使い難そうだね。

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20220312最近読んだ本

2022-03-12 23:01:47 | 読書
■「かがやき荘西荻探偵局2」東川篤哉
お決まりのギャグが少々アレだが、相変わらず面白いし、ミステリの本質を外していない。

■「書痴まんが」山田英生編
浮世離れした内容が素晴らしい。

■「おせっかいの長芋きんとん」出水千春
大阪から江戸にやって来て、料理人を目指す主人公。思った店に奉公できず、なぜか妓楼の下働きになるが…。前向きで面白い話だったので、続編を読もう。

■「ドリフェルへの密航者 ペリーローダン659」ヴルチェク、マール

■「銀河ギャンブラー ペリーローダン660」グリーゼ、シェール

■「烈海王は異世界転生しても一向にかまわんツッ4」板垣恵介、猪原賽、陸井栄史
もういいかな、と思いつつ買ってしまった。

以下、図書館の3冊。
■「エアー2.0」榎本憲男
経済の見通しを完璧に予測するシステムを日本に売り込み、収益の15%を得た主人公たちが目指すのは何か? 思った以上に面白い本。

■「私はテレビに出たかった」松尾スズキ
特にテレビに出たいと思ったことはなかったが、なるほど、思いがけない面白さがある。

■「ベッドサイド・マーダーケース」佐藤友哉
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どうしようかと思ったときは焼肉

2022-03-12 18:00:27 | 飲み歩き・すすきの周辺
さて、そろそろ少し空腹感が出てきた。日も陰ってきた。



こんな時は焼肉で良いんじゃないかと当初の方針を大幅に変更して「K」へ。



入店2番目となり、まずは焼酎の冷たいお茶割りでスタート。



ナムル、キムチ、タレの三種の神器(大げさ)も到着。



そうだなあ、上ホルモンとハツで始めますか。



今日の炭火の具合は、過去最強に近く、ホルモンの厚みのある所もグングンと焼ける。



やっぱり焼肉は美味い。まだいけるということで、ホルモンとジンギスカンを追加。飲み物は燗酒を追加。





全て食べ終えて満足感がやって来た。世界の隅々にこの幸福感が行きわたってほしい。「戦争は絶対ダメ」ということで締めさせてもらう。

ということで、あまりにも早い時間ではあったが、これにて終了。帰りがけに来週使う予定の炭酸を購入してから帰宅。ま、あまりにも早かったので、シャワーを浴びてから、もう少し酒を飲んだ。
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バーを求めて

2022-03-12 17:00:07 | 飲み歩き・すすきの周辺
夕方になり、ちょっと早めに今日の第一候補である店に行って見たところ、客が多くてかなりの盛り上がりようだ。休業している飲食店も多いので、もはや開いている店に客が集中するだけの事態になっているのではあるまいか。政府も北海道も札幌市も漠然と「まん延防止」期間にしているだけで、何のメッセージも発信していないものね。

もう一つの問題は、やはり私が完全に空腹になっている訳ではないことだ。となると、バーに行ってみるかということで、すすきのまで歩いてビルの5階に上がり、バー「K」へ。先客2名、後客1名ということで、幸いなことに混雑は避けられた。



まん延防止期間中は15時開店にシフトしているこの店。私はカウンター一番奥の席に座り、モスコミュールで様子見のスタート。



ちょっとパンチが無いかも。通しには、綺麗なピクルス盛合せが出てくる。野菜の種類も多く、なかなか楽しめる。



続いて「イエーガーマイスターを使って…」というと、何と「うち、イエーガーマイスターが無くて…」とのこと。うーむ、あれはどこのバーにでもあると思っていたんだがなあ。気を取り直して、去年のテーマリキュールを使ってもらうことにして「ディタを使って、強めのショートカクテルを」と頼んでみた。



出てきたのは、ディタ+ブルーキュラソー+コアントロー+グレープフルーツジュースのカクテル。爽やかで見た目も非常に綺麗だ。チャイナブルーのレシピにコアントロー(40度)を入れてアルコールの強さを出したのだと思うが、いかんせん、私には少し弱めだ。まあ、初めて来た客にべらぼうなアルコール度数のものを出すわけにも行かないから、この辺はやむを得ないところだろう。

ライトが下からボトルを照らしているバックバーが非常に綺麗なのだが、私はその中にウニクムを見つけた。ウニクムを置いてある方が珍しいのではないかと思いつつ、それを使ったカクテルを注文。



ジン+ベルモットロッソ+ウニクムというレシピで、ネグローニのカンパリをウニクムに変えてショートカクテル化したような感じだそうだ。しかし、この苦みとアルコール強度は間違いなく私の好みであった。

最初は若干どうなることかと思ったバーテンダー氏との会話も上手くいき、私のバー欲求は満たされた。



まあまあ酔っぱらうが、外はまだ完全に明るい。
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20220312ギャラリー巡り

2022-03-12 15:30:47 | 美術・アート
本日は資料館→市民→エッセ→大丸→大丸催事場→三越→三越催事場→SONY→スカイホール→さいとう→アートスペース201→SCARTS→道新→らいらっく→富士フイルム→オマージュの16か所。

何とか雪(霙?)が上がったタイミングで外に出たつもりだったが、図書室で本を返したら、また雪が降ってきた。





■札幌市資料館「藤女子大学写真部三月展」。写真の良しあしは分からないが、完全モノクロ出品の人は2人しかいないのね。

■札幌市資料館「ぽんち展18」。相変わらず賑やかな感じが良いが、沖縄などの写真は無かった(少なかった)かな。やはり旅行が難しいのか。

■札幌市民ギャラリー「ファイナルバックボックス+willwin展」。
楓月まなみ「カタルシス」:あの高い展示場の上から、1m幅の3本の布を垂らし、きらめく色彩を付けた壮大な作品。

■ギャラリーエッセ「守分美佳展」。色彩とそのバランスが素敵。

■大丸催事場「ヤングアーティスト公募展”いい芽ふくら芽 in SAPPORO”2022」。現代アート展示販売の会場で行われていた、北海道+東北6県のアーティスト展。なかなか魅力ある作品もあったので楽しみではあるが、大学進学時に道外へ出ている人が多い印象を受けた。



■三越催事場「魅惑のペルシャ絨毯展」。ペルシャ絨毯となると数百万円台から始まるようだが、ペルシャカーペットという数万円のものがあるみたい。そこまで真剣に見た訳ではないが、さっと眺めた範囲では区別がつかない…。気をつけよう。

■さいとうギャラリーB室「片原早苗「何時か来た道」」。



■SCARTS「ONE ~ひとりの女性~」。
立体:こんの工作所、絵:真吏奈「SAKURA」:こんな絵画の前で、写真撮影が可能だ。





本日の催し物の案内を見たら、えっ、今日来るの、キョンキョン。「木枯しに抱かれて」は名曲です。



■道新ギャラリー「Bois木版画展」。安定の版画展。良かった。
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だって土曜日だもの

2022-03-12 12:39:22 | 飲み歩き・札幌駅周辺
今週も月~金まで外にでなかったので、6日ぶりの外出となる。とりあえず昼頃までギャラリーを見て回り、パセオのビアホール「L」へ。早速一杯飲みたいのと、夕食が早くなる予定なので、量の調整が効くところが良かったのである。幸い待たずにテーブル席に座ることができ、混雑もそれほどではない。

おもむろにパーフェクト黒ラベルでスタート。



そういえば、他の店は店頭に行列が出来ている所も多く、もうみんな「まん延防止」に飽きちゃったよね。せっかく日本人の横並び意識で感染防止に努めていたのに、その間に国と行政はまともな手を打つことができなかった。これを放置して、その結果がふりかえってくるのは我が身である。

つまみ1品目は北海道ジャーマンポテト。これ、間違いのない味。



次は初めて注文する、揚げの山わさび味噌焼き。山わさびも辛くはないが風味は感じるし、ボリュームはないけど悪くない味だ。



飲物はハーフ&ハーフを追加。



このくらいで少し酔いも感じてきたのでちょうど良いところだろう。ただし、ビールのせいか結構満腹感がある。夕方までにこれは解消されるのだろうか。

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Back to 2003年(3)

2022-03-12 08:39:43 | いろいろ写真館
ネタが無い時の昔の写真アップシリーズ、今回は2003年5月~6月の写真である。

おそらく札幌では絶滅してしまったであろう貸本店。裏参道の近くにあった。



すすきの(南4西3らしい)にあった昔風の喫茶店。当然、今は閉店。



これは今でも健在のラーメン店(去年、店の前を通った)。どうですか、この素敵な看板。



北海道立近代美術館の近くにあった喫茶店。2012年頃に閉店した模様。



北16条西4丁目にある個人商店。今、どうなっているだろう。



北24条の商店街。かなり(というかほとんど)店は入れ替わっているようだ。



札幌市内に何店舗かあったが、閉店してしまったうどん屋さん。行ったことがない。



北2西2にあった中華・ラーメン店。一度だけ行っているが、もう記憶が無い。



北海道立近代美術館の近くにあった店(看板下)。「NIKKA'S BAR」と書いてあったので入ってみたら、バリバリのスナックだった。



札幌東急デパート南側の中通りにあったらしい居酒屋。





またネタが無い時に続きをやる予定。
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この日に思うこと

2022-03-11 12:19:18 | いろいろ写真館
東日本大震災から11年、北海道札幌市はほぼ直接的な被害が無かったこともあり、普段、あまり震災に思いをはせることはない。しかしながら、今年はロシアがウクライナに侵攻し、原子力発電所への攻撃、電源の喪失などがあり、強く福島のことを想起せずにはいられない。滅多にこのようなことを書かない当ブログであるが、思ったことを少々書いてみたい。

地震発生の日は今年と同じ金曜日だった。その日は大きな仕事の打ち上げが予定されており、比較的ゆるんだ雰囲気の中で地震が起きた。札幌でもかなりの震度があり、私が仕事をしていたビルもちょっと怖いくらい(建築費が安かったのでは? と噂されている)揺れがあった。非常に長い揺れであり、不気味な雰囲気ではあったものの、地震は収まり、やがてインターネットに接続できなくなったために情報は入らず、「ま、今日は飲み会なんでしょうがないですね」というムードになった。そして、我々は深く考えることなく、酒を飲んでいた。

その一方で、東北地方に身内がいる人はさっぱり電話連絡がつかず、随分困っていたという話を後に聞いた。私が問題の大きさに気がついたのは、夜になってからか、それとも翌朝か。これも覚えているのだが、3月12日は札幌駅前歩行空間(チカホ)の開業記念式典が行われる予定だったのだが、それが中止になったことである。土曜日なので、ギャラリー巡りのために外出したついでに見に行ったのだが、歩行者そのものは結構いたようである。

話は飛んで2014年9月。私は仕事上の関係でお誘いを受け、福島県いわき市に向かった。そして訪問先の方に富岡町界隈を案内してもらい、その被害の恐ろしさと、そして被害状況とはかけ離れたような青空を見て、途方に暮れたものであった。当時の写真は旧ブログに掲載しているが、あらためてこちらにもアップしておこう。





















ここに写っている被害の直接的な原因は地震とそれによる津波である。しかしながら、このような天災が発生する国で、まして原子力発電所が軍隊の攻撃目標になるような中で、短期的であっても原子力発電所を維持・推進するということがどういうことかは、認識すべきである。エネルギー資源が少ない日本においてという話をする人もいるが、核燃料は基本的に輸入、そして使った後の処理も海外に依存しているのである。高速増殖炉など夢のまた夢で、政策により技術水準が低下している日本では、この先も実現は不可能である。

現実に目を向けるべきだ、お花畑に住む人達よ。
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20220307最近読んだ本

2022-03-07 23:38:21 | 読書
■「フェミニズムの帝国」村田基
再読。

■「愛の衝撃」村田基
再読。

■「転生の魔」笠井潔
学生運動の話が少々鼻につくが、それ以外はがっしりした骨格のミステリで十分な読みごたえがあった。

■「HO 2022年4月号」
「やっぱりB級グルメが好き」と言う特集。

■「一人で歩いていった猫」大原まり子
再読。

以下、図書館の4冊。
■「ドッグカフェ・ワンノワール」石田祥

■「ハイブリッド・セオリー」梶永正史

■「夫の墓には入りません」垣谷美雨
40代の夫が急死。残された主人公は夫の両親とどう付き合うのか。相当エグイ話だが、北海道はもう少し自由な気がするなあ。主人公の両親が話して見れば頼りになる人だったというのが救い。

■「オーパーツ死を招く至宝」青井碧
遊び心がある。
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