週末の午後10時を過ぎて、もうかれこれ22時間煙草を吸っていない。良好な健康状態でこんなの初めてじゃないかな。だから、このまま吸わずに居られたらと思う。タイトでハードな禁煙宣言こそ逆に挫折し易かった過去の経験から、緩めの抑制を自分に強いている。1時間経過、2時間経過、1日経過、1月経過…、といった感じでさり気なく延長して行けたらよいのだが。
全国禁煙クリニックといった、禁煙指導医による禁煙サポートも薦められたが、ぼくは自然に行くことにした。手本はお隣のシェフである。値上げ以来、彼は煙草を一本も口にしていない。
「一週間ぐらいはエライっすよぉ!」
覚悟の上で、ガムやキャンディ、美女の唇など、役立つものなら何でも受け入れるつもりでいる。
それにしても、身体の中に害となる物質を取り入れないってことは気分的に楽。皆さんにとっては当たり前だろうが、吸う空気が清廉な気がしてならない。もちろんポジティブ・シンキングである。メリットを過剰に、しかも大げさに自分に囁くと段々とその気になって来るから不思議である。単純だ。
困ることもある。文字通り、一服がない。仕事にしろ、休憩にしろ、区切りがないからダラダラだ。
「もう終わり?」
と、自分に確かめる。そして、決然と、
「そう終わり!」
と言い聞かす。
一日が過ぎていく。来月のをチラッと捲ってみたが、カレンダーが残り少ない。少なくて一枚、多くたって二枚だ。そろそろ年賀状モードである。
Cold Mountain 価格:(税込) 発売日:2003-12-16 |
今夜の音楽は、借りてきたCDである。ブルーグラスやマウンテン・ミュージックは故郷に帰ったような安心をもたらす。