日頃の運動不足を解消すべく努めて自転車を漕ぐようにしている。暖冬のおかげで辛くもなく挫折することなく続いている。
ぼくの自転車作戦、経緯はこうだ。
まず高校生の頃に馴染んだドロップハンドルのスポーツ車をヤフオクでゲットした。送料込みで2万円を切ってと、値段も軽いが総重量もアルミ・フレームとあって片手でらくらく担げるほど軽い。どうしてドロップハンドルかというと、手の位置がバー・ハンドルのように固定されることなく、自由自在に置き換えられる。長時間乗るとなると姿勢が格段に楽になる。
オークションにしたのは外でもない。車の免許を獲って以来、ブランクが長すぎて、その間、自転車業界が様変わりしたからだ。
ママチャリこそ簡単に購入できるものの、ぼくの求めるタイプはロードバイクといい、さらに、正確には「ランドナー」と呼ぶのだが、生産する国産メーカーが激減している。丸石自転車とナショナルの2社のみだから驚いた。
考えてもみたら、町から「自転車屋さん」の大方が消えている。アッチ向いてる間に、自転車業界の主導権はすっかり部品メーカーが握ってしまった。しかも、スポーツ車の価格は最低10万円だ。メンテナンスの問題もあって、町の自転車屋さんから買い求めたかったが、今は無理と判断。台湾製だと思う写真のものにした。まず、泥除け(フェンダー)がない。おまけに、ライトもない。ましてや、ベルさえない。シンプル・イズ・ベストの典型だ。こういくこと。
- 雨の日は乗らない
- 夜は乗らない
- 歩行者に注意を促さず自分が退く
このスリー・エレメンツがぼくの中のルールだ。できるだけ、周りに迷惑をかけない心がけでいる。
これ以降、拙ブログが自転車をテーマになるのでは…、という心配はない。ペダルを漕ぐ速度がぼくの発想や視点に微妙に影響を与えつつある。芸風が変わることはあってもネタは尽きないだろう。自分を取り巻く音楽もポップなものになった。