この角を曲がれば、どんなお屋敷がみえるのだろ? 好奇心が強いというか、知りたがりというか、子どものころからこの習性は変わらない。
就学前だから、5歳ぐらいだったか、母親に連れられて初めて入ったデパートでのこと。
ここから一歩も動いちゃダメ
と念を押して母は特売場に向かった。
見るもの、耳にするもの、初めての体験で、とても新鮮に感じ、日常にはない都会の雑踏と喧騒に誘われるように、いつしか指定された場所のことを忘れてしまった。
あそこにはまだ特売場が見える…。
から始まって、
角は曲がってもすぐ戻れるはず…
となり、迷子係りのおねーさんの厄介になるには時間はかからなかった。
でも、引き返せるじゃん!
この言い分が通らないことは知ってるはずなのだ。でも、残念なことに、骨身に沁みていないのも事実であり、鮮烈な幼児体験にもかかわらず、
喉元過ぎれば…ふにゃらら
なのだ。不惑どころか還暦を過ぎても、ぼくの迷子道は納まらない悲しい現実。
この角を曲がればどんなお屋敷が待っている? この丘を越えたらどんな景色がひろがるの? 星雲の志みたく沸々湧き上がる衝動にはかなわないし、自分でも謎であり、未知の分野なのだ。
実は、昨年の終わりに、「Windows 8」にアップグレードしたとブログに書いた。Windows 8の世界は素晴らしく、タッチパネルでなくてもビジュアル的に楽しいパソコンで、まして、「CPUはCORE i7」、「メモリ8GB」のスペックを誇る我がdynabookはサクサク動いてくれる。重いVISTAなんかとは格段の違いである。皆さんにもお勧めしたい。
これは、わたくし固有の問題であって、Windows 8 の所為なんかじゃないのはもちろんのことである。が、ぼくはヤッテしまったようなのである。迷子のようなことを。
個々の機種には、いわゆる制限事項というものがあって…。つまり、アップグレードする前に、それらの項目を把握していなければならない。つまり、どういうことか?
綺麗に再生していたDVDはおろか
ご自慢のブルーレイも観れなくなってしまった
いわゆる「アフターパーティ」。あとのまつりということ(アフターパーティは拙ブログだけの表現で、世間では地通用しない…蛇足)。
東芝のホームページに書いてあったのを見落とした。それだけのことだ。そうなんだが、人柱は覚悟の上ながら、リカバリーなどに費やした膨大な時間のことを呪いたくなったのは確か。これも、「この丘を越えたら」の気概が為したことなのだ。
あまりにも短いwindows 8 体験ではあったが、発見もある。
- スタートボタンがない
- ってことは、終了の儀式が大変
- Windowsキー+Eキーを覚えるとよい
- Windowsキーを使ったショートカットキーを覚えると便利
VISTAでも、XPでも、Windowsキーの操作体系は同じだから、試してもらっていい。
Windowsキー+Eキーから、マイコンピュータを開ける
ということは、マイコンピュータを呼び出すときは、スタートボタンを押して…なんて悠長なことをせずに、「Windowsキー+Eキー」と簡潔だ。
それと、windows 8 は、起動が早い。従来のOSとは違う。終了の時も信じられないぐらいすばやくシャットダウンした。
でも、これは従来のシャットダウンではなく、スリープに近いものだ。その証拠に、Windows 8にお別れするときに、完全にシャットダウンするために、終了時、
「電源」にカーソルを合わせ、「SHIFT」キーを押しながら、「シャットダウン」をクリックする。
dynabookの取り扱い説明書にリカバリーするには、
キー・ボードの「0」キーを押しながら電源スイッチを押し、dynabookのロゴが表示されたら指を離す
とあある。完全にシャットダウンしないと、この「0」キー・スタートができない。ここがポイントだな、と思いながら、ぼくの短い win8体験を終えた。
タッチ・パネル対応のノートパソコンの価格、これからコナレて来そうだ。諸君、スイスイサクサク動くパソコンが安くなるのはこれからであり、消費税が上がる前にチャンスはいくつか来る(はずだ…来てほしい)。
今日から三月。ぼくもおんもに出たいと待っている。花見に、高見越えだ。
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