夏も近くなって虫たちの結婚を見ることが多くなった。
民家の壁に貼りついていたのはカメムシのカップルだ。
セアカツノカメムシだ。
たぶん下側のが雄だと思う。
舞岡の田んぼの水面に何かいるなあ。ハシリグモかなあと思った。
実はアメンボのカップルだった。ヒメアメンボかな。
アメンボもカメムシの仲間なのに交尾の形が違うのが面白い。
道端の下草辺りにスジグロシロチョウがいた。
葉に止まっているのは雌で、飛んでいるのは雄だ。
雌はその気がないよと態度で示しているのに雄はお構いなく近づく。
あげくは雌の体に自分の体をぶつけたりする。
うるさいなあと雌が場所を変えても雄が執拗に追いかける。
さらに雌が逃げると雄は少し離れた。
しかし、そこで機が熟すのを待つつもりらしい。
トンボの雄は縄張りの維持に苦労するなど、虫たちもそれぞれ大変のようだ。