
4月の初め石砂山にギフチョウを見に行ったとき何種類かのスミレが咲いていた。

プレジャーフォレストから篠原まで歩いた道の斜面で見たのはナガバノスミレサイシン。
サイシンとついているのは葉がウスバサイシンに似ているからだという。

ウスバサイシンは見たことがないのだけれど、カンアオイの仲間だそうだ。
このカンアオイは石砂山にたくさんあって、この葉の裏にギフチョウが卵を産みつける。

ナガバノスミレサイシンは薄紫色のほかに高尾山やこの付近では白色も多く見られるようだ。

篠原への道を進むと今度は葉が細く切れ込んでいてスミレの葉とは思えないのがあった。
エイザンスミレのようだ。

エイザンスミレの距は先が少し膨らんでプックリした感じだ。

石砂山の登り口近くでは舗装の隙間にずらーっと並んでいるスミレがあった。

ノジスミレだ。ど根性スミレみたいだが、このような咲き方は前に帷子川の近くでも見たことがある。
ノジスミレはスミレとよく似ているが、側弁に毛がないとか葉柄の翼が目立たないなどの違いがある。

帰り道、民家の斜面にはケマルバスミレが咲いていた。
撮っていたら通りかかった人が葉の形が丸いねと声をかけてくれた。