家の近くにはアケビ(アケビ科)が多く、今の時期は思わぬ所で花を見つけることがある。
これは市民の森の近くの畑とグラウンドの間で、川の上に蔓を延ばしていた。
アケビは雌雄同株、つまり一つの木に雄花と雌花がつく。
この雄花は直径が 1cmちょっとぐらい。数個の花序になっている。
雌花は雄花より大きく2~3cmぐらいだ。
7個も8個もある柱頭が目立つ。順調にいけば、これらがアケビの実になる。
花序の根元に近い方に雌花がつき、その先の方に雄花が複数ついている。
これも家の近所。筒状の白い花が咲いていた。ムベ(アケビ科)だ。
アケビの仲間だけれどアケビのようには多くなくて2、3ヶ所で見るだけだ。
ムベも雌雄同株。一つの花序に雌花と雄花がつく。
花の径は1~2cmぐらいで雌花の方が少し大きい。これは雄花の方で合着した雄しべが見える。
雌花には3個の柱頭がある。全てが受粉できれば3個の実が出来ることだろう。
アケビとムベ。どちらの実も熟すと甘くて美味しい。