
1ヶ月ぶりぐらいに泉の森へ行った。
思いがけず一輪のヤマシャクヤク(ボタン科)が咲いていた。

雄しべは多数で雌しべは3個。柱頭が鉤針のようになっていて面白い。
花弁は5~7枚ぐらいあって、何かをふんわり包むような姿がいい。

花は4~5cmぐらいあるのだけれど2回3出複葉に囲まれて可愛く見える。
花の下には小さな萼片が見える。

ヤマシャクヤクの傍に1cmぐらいの小さな白い花も見られた。
チゴユリ(イヌサフラン科チゴユリ属)だ。

チゴユリは地下茎で広がって、ところどころで花を咲かせる。
瀬谷市民の森でも毎年咲くのだが、葉が広い範囲で密について花は2~3個しか見られないことが多い。

ちょっと斜め下向きに咲いて稚児の雰囲気を出している。
雄しべは6本、雌しべは1本で柱頭は3裂している。
近くに咲いていたヤマシャクヤクとチゴユリ。どちらも白い花だが姿や広がり方は対照的だ。