海軍道路の上瀬谷からちょっと入ったところに今年もノカンゾウが咲いている。
ノカンゾウはヤブカンゾウやキスゲの仲間で、一日花だ。
ツボミがたくさん付いているので、まだしばらく咲きそうだ。
ノカンゾウを見て、しばらく歩いていくとエゴノキにたくさんの実がなっていた。
エゴノキは総状花序でいっぱいの花を付けるので、実も鈴なりだ。
ところどころ様子の違う鈴なりがある。
これは実ではなくて、中に入ったアブラムシが作る虫こぶの一種だ。
形状からエゴノネコアシと呼ばれている。ネコの足に似ているかどうか、私には分らない。
虫こぶの名前は「草木の名前+場所+形状+フシ(倍子)」という風に命名されるのが多い。
例えばノブドウミフクレフシは「ノブドウ+実+膨れ+倍子」という具合だ。
しかしエゴノネコアシだけは特別のようだ。