横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

年々 広がっている?

2017-04-17 06:45:40 | 日記



神奈川県自然環境保全センターの林縁に白い花がいっぱい。






ニリンソウ(キンポウゲ科)
立ち上がって目線を上げると満開のニリンソウが広く群生している。
こんなに大きな群生は他でも見ないし、この場所としても昨年よりさらに広がっている。






少し前にはいっぱい咲いていたヤマネコノメソウたちをニリンソウの葉が覆っている。
ヤマネコノメソウは種子を溜めて・・・猫の目に見えるだろうか。






ジロボウエンゴサク(ケシ科)
ジロボウエンゴサクもニリンソウの葉の間から茎を伸ばして咲いている。
ジロボウエンゴサクはムラサキケマンよりスマートな感じがする。





そういえば数年前のジロボウエンゴサクはニリンソウの場所より少し奥にひっそり咲いていたものだ。






ヤマルリソウ(ムラサキ科)
そしてニリンソウ群生の外側にはヤマルリソウも増えていた。
ヤマルリソウも付近の斜面などで見られる花であったが、今年はニリンソウ群生の外側に増えていた。

草花の分布は年によって変わって行くことがあるのを感じさせられた。



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白いのもある

2017-04-16 06:27:17 | 日記


青葉区寺家の田んぼの風景。田植えまではまだだいぶ時間がある。






畦道には紫色の花が広がっていた。ムラサキサギゴケだ。






ムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科  旧ゴマノハグサ科)
花冠は2cmぐらいで結構大きい。






近くの別の畦には白い花が広がっていた。






シロバナサギゴケ(ハエドクソウ科 旧ゴマノハグサ科)
ムラサキサギゴケと同じ姿だが色がちがう。
白い色のサギゴケを見たのは初めてのような気がする。






田んぼから少し山道をたどると薄紫色の花が咲いていた。
一瞬キランソウかと思ったがよく見るとジュウニヒトエツクバキンモンソウだった。






ジュウニヒトエ ツクバキンモンソウ(シソ科)
キランソウと違って茎が立ち上がっている。
けっこう毛深いものだ。






薄紫というよりはほとんど白色のジュウニヒトエツクバキンモンソウも咲いていた。






色は違っても花の形は同じだ。



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大根の花

2017-04-15 06:11:27 | 日記



隣の公園の端っこに紫色の花がしばらく前から満開だ。






オオアラセイトウ(アブラナ科)
オオアラセイトウはショカッサイ、ムラサキハナナ、ハナダイコン、ダイコンバナなど別名が多い。
標準和名としてはオオアラセイトウあるいはショカッサイが使われるようだ。






こちらはダイコンの花。
オオアラセイトウはアブラナ科なので十字花の特徴を持っている。
それゆえダイコンバナ(大根花)と呼ばれることも多い。






ダイコン(アブラナ科)
大根の花はオオアラセイトウより少し小さく白色だ。
オオアラセイトウもダイコンも雄しべが6本で雌しべが1本。アブラナ科に共通だ。






大根を収穫しないで咲かせているのは種子を採るためだろうか。




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イヌノフグリ 青い花

2017-04-14 06:57:13 | 日記



オオイヌノフグリ(オオバコ科、旧ゴマノハグサ科)
まだ寒いころから咲き続けるオオイヌノフグリ。あたり一面に広がる。






1cm弱の花。4裂した花冠の色合いが良い。
雄しべが2本に小さな雌しべがある。






虫がいない時期から咲くオオイヌノフグリは自家受粉の率も高いという。






タチイヌノフグリ(オオバコ科、旧ゴマノハグサ科)
オオイヌノフグリと形は似ているがずっと小さい花はタチイヌノフグリ。
オオイヌノフグリが広がるのに対し、タチイヌノフグリは茎が立ち上がり上部の葉腋に花が付く。






直径3~4mmの花にはオオイヌノフグリと同様雄しべが2本と小さな雌しべが1本。
花が小さすぎてよく見えない。






タチイヌノフグリも自家受粉が多いそうだ。


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今年も 筆竜胆

2017-04-13 04:52:10 | 日記



フデリンドウ(リンドウ科)
今年も瀬谷市民の森でフデリンドウが咲く季節となった。
これはゴルフ練習場に近い場所で見つけた。






五裂の合弁花だけれど、裂片と裂片の間に副片があるので十枚のように見える。






市民の森ではあちこちでフデリンドウが咲くけれど、車道近くに花の多い場所がある。
ところが伐採した枝を処分するのに、ここで挽いていたので見に行けなかった。

二日後に訪れたら挽き粉がいっぱいだ。






しかしフデリンドウは周りでしっかり咲いていた。






フデリンドウは雄性先熟で、最初は雄しべ五本が雌しべを隠している。






しばらくすると雌しべ(柱頭2裂)が表われて両性期になる。






時間がたって、この花はもう雄しべが花粉を飛ばしてしまって衰えている。



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