どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

1111ですな

2017-11-12 01:00:15 | 日記

 

ポッキーの日は、寒冷前線が通過したせいで大風で寒い一日だった。時折激しく雨が吹くので、家に引きこもっていた。

ポッキーの日以外にも44の記念日になっている十一月十一日。まともそうなのはサッカーの日(ミズノです)と磁気の日(ピップエレキバンです)、時点は麺の日(全国製麺協同組合連合会)、長野県きのこの日(JA全農長野)、ベースの日(どうも個人ぽい)、鏡の日(全日本鏡連合会)、鮭の日(新潟県村上市)、くらいかな。なお下駄の日でもあるのですが、七月二十二日と十一月十一日と二つありまして、一体誰が言い出したかも判然としない記念日です。

介護の日というのは、もともと九月二十五日だったのを厚生省が十一月十一日にしたという。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」だそうだが、わたしには「いい日」ときたら「旅立ち」なので。山口百恵様ありがとうございます。

なお一番記念日の多いのは十月十日で、十一月十一日は次点だそうです。

 

 

フィリピンのドゥテルテ大統領が、又しても暴言。16歳の時に人を刺し殺したという。なおこのニュースは十一月十一日発ですな。

ドゥテルテ氏はタガログ語と英語の混じった会話で、「10代の頃は拘置所に出たり入ったりしていた」と言及。当時はあちこちでけんかをしていたと明かした上で、「16歳の時に誰かを殺した。本当に人間をだ。けんか中に刺した」と述べ、「ただ目が合ったという理由だけで」とも付け加えて聴衆から笑いが起きた。」

ドゥテルテ氏の報道官はCNNフィリピンの取材に、「あれは冗談で言ったのだと思う。大統領は海外在住のフィリピン人といる時は大げさな言葉を使う」」報道官も大変だ。ショーン・スパイサー米元大統領報道官は今はタレント活動で忙しい。きっと報われる日も来るだろう。

ドゥテルテさんもトランプさんも今はAPECで一緒だが、この二人が会談するとどうなるのだろうか。まず第一発目にトランプさんはまたアメリカファーストと演説した。

トランプ氏はこの中で、「我々は米国がつけ込まれるのをこれ以上容認しない」と言及。「私は『米国第一』を常に追求していく。この部屋の皆さんが自国の利益を第一に優先するであろうのと同じことだ」と述べた。」

APECに全くふさわしくない演説を、つまり緩やかな政治協調や通商を目標とする場で言ったわけだ。さらにはアメリカが離脱したTPPもAPECの議題になる問題だ。

下品だと思うがそれ以上に、アジアの国際会議でアメリカの支持者しか念頭に置いてない発言はどうなのか。

アメリカの製品はいいものがいっぱいあるとみんな知っているが、なぜアジアではみんな買わないのか。量がおかしいからだよ。「アメリカファースト」と考えているから、つまりアメリカで売られている状態が最高だと思うからそうなるのだ。それに気がつかないアメリカ人は、お人好しすぎると思う。昔からそうなのだが政治や金融では陰謀論が出てしまうほどに頭のいい人たちしかいないのだが、それ以外の人たちからは何か「アメリカファースト」すぎて理解しようともしないのだ。

 

 

やってしまった。引きこもってカズオ・イシグロの「日の名残り」を一気に読んでしまった。この回りくどさを、つまり海外文学にありがちな回りくどい表現に、イギリスの執事というさらに持って回った言い方をする人種の語り口に引き込まれてしまいます。ストレートで読んでもとっても面白い本です。

で、これだけはいっておく。せっかく購入したのに最初の1ページで挫折したら、人生を損したと思った方がいい。



初霜

2017-11-11 01:11:23 | 日記

 

今日は初霜だったようだ。平年値が10月22日なので19日ほど遅い。記憶によれば2012年もこの日が初霜だった。今年の冬は寒いのだか暖かいのかよくわからないところがある。紅葉もカツラマルカイガラムシの影響でさえないが、最高気温が高めなのも、霜が遅いのも影響している。

 

 

窓の向こうにずいぶんと大きな猫がいた。

 

 

最近自転車の後輪の空気が抜けやすくなっていた。一週間前に空気入れたばっかりなのにと思って入れたら、3日持たなかった。寒くなる時期はよくあること。にしても抜ける。そう思っていたら二日で抜けるようになり、1日で抜けるようになり、12時間で抜けるようになった。

よくあるピンホールパンクなのだが、今回はチューブにあった小さな傷が本当に徐々に広がっていったのだろう。寒くなってゴムが硬くなってきた時期に、空気を入れて伸ばして、抜けて縮んで、それで穴を広げていったのだろう。それにしても今回はゆっくりと穴が広がっていったということになる。

タイヤもトレッドがうっすら残っていたのでまだ行けるかと思っていたら、どうもハズレのタイヤだったようでタイヤコードがちょっと出ていた。タイヤ交換ということで、結構な散財になってしまった。まあついでにギアの調整もしてもらったしまえブレーキの調整もしてもらったから、いい機会ではあった。

 

 

カズオ・イシグロの「日の名残り」の回りくどい文章がたまらんですな。回りくどいのが楽しくなる。一気に読まないように気をつけないと。


取り立てて

2017-11-10 01:05:03 | 日記

 

昨日は泳ぎにゆく予定だったのだが、少し天気が怪しく取りやめてしまった。だがそうすると今度泳ぎに行けるのは土曜日が最適なのだが、雨の予報。日曜だと一週間開けてしまう。月曜が一番都合が良さそうなのだが少し空きすぎる。やはり泳ぎにゆくべきだったと思う。

そしてベアレンが菜園のクッチーナに作ったマイクロブリュワリーに響の熱田氏とゆく。で、かなり飲んだな。マイクロブリュワリーは熟成期間の問題があってフレッシュなビールができるが、コクを作るのはどうなのかという結論になった。だが爽やかでフルーティーなビールだった。

 

 

超ビックニュースが入った。セブンイレブンが今年10月の既存店売上高が速報値で前年度比で99%になったという。コンビニでの速報値なので元々の情報精度が高い。62ヶ月連続増収の記録が途切れたというのは大きい。消費に何かが起きているというのはずいぶん前から言われていたところだが、今回だけの現象なのかどうか。見極めは難しい。消費者が賢くなったのか、それともさらに消費を抑えているのか。

ただコンビニがたとえチェーン店だとしてもフランチャイズオーナーの資質が出てしまうように思える。流行っている店はヤマザキデイリーだろうがサンクスだろうがローソンだろうが、オーナーを感じる時がある。逆説的に北海道の流通でアークスグループが強力でイオンが進出できないとか、コンビニでもセイコーマートが圧倒的なシェアを誇ることとか、東京発というのがネックになってきているように感じる。

物語が細分化されたポストモダン的な消費社会に、今逆のムーブメントが起きているように感じる。個別の物語のシェアだ。メルカリなどの個人売買のネット販売の拡大がそういった何かを感じさせる。

個人売買においてはいい人が出品しているのが前提で、悪評が出た人は排除される。そしてさらにちょっとした言葉をつけたりして販売している。いい人といいことを伝えてゆくことで、物語が循環してゆく。そういった小さな物語を重視する店は伸びるのかもしれない。

そう、消費における大きな物語は消失してしまったのだ。個を追求した結果「量産系女子」つまりファッションにこだわらなくなった女子が増えたように、美すらも追求されない世界になった。

統計上はデフレマインドから脱しつつあるように語られるのだが、見えない30年間を過ごした日本人には全く信用できない。

次の物語が必要になっている。

 

 

カズオ・イシグロが面白くなって、「日の名残り」を読み始めた。面白い。冒頭からくどいほどにくどいが、くどいと晦渋は違うんだが、「忘れられた巨人」のあの難解さの方が記憶に残る。あのラストが、あのラストさえなければ、難解さは、いや難解なんていうものではない。自分がどう生きてきたのかを突きつけられるのだ。

読み方でラストの景色が全く変わる世界というのは、そら恐ろしいのだ。作家は何も言わないし、放り投げられたラストの絶望を誰もが持て余して、都合のいい解釈をしてしまう、つまりこの小説の世界をわたしらは追体験してしまうのだ。

恐ろしい。

 


立冬です

2017-11-08 01:03:31 | 日記

 

今日は立冬、でも最低気温が8.0度、とは言っても朝方の気温ではなく真夜中だ。朝方は9度台あった。最高気温は18.1度。つまり暖かかった。とはいえ週間予報を見ると9日から寒くなりそうなので、やはり立冬なのだろう。

カメはいつ冬眠するのだろうか。しかもこの池で。カメが陸地に上がれるような土手とか坂はない。水中で冬眠って、両生類だとしてもあり得るのだろうか。呼吸はどうするのだろうか。思えば両生類って水がなければいけないし、陸もなければいけない贅沢な生き物なのだと気がつく。

 

 

小さな話と、豪勢な話がふたつ届いた。

小さい方はニューズウイークで、「犬のウンチで方角が分かる?犬は北南に体を向けて用を足す」という記事がある。犬がクルクル回ってから用を足したりするのは意味があるようだ。犬の行動の中でもウンチとオシッコを、目印のない草原とか牧場とか森で、フェンスも用意せずに観察した結果、ウンチに関してはオスメス関わらず、地磁気の乱れがない条件では体が北南になるという。頭がどっちかはわからないが、実はうちの家の前の駐車場でウンチをしている犬を見ればアバウトに北南に体を向けている。東西はほとんど見ない。

豪勢な話は、サウジアラビアの王族17人が汚職で捕まったというニュースがあった。とはいえ王族ですから汚職の意味がわからない可能性がありますな。でも原油価格の低迷で今まで通りのアバウトなビジネススタイルでは通らなくなったことと、原油に頼らない経済作りをしなければいけなくなってきたことが大きい。効率の悪い汚職などのはびこる状況は、看過できなくなってきている。

さて王族やら政府高官が刑務所に収容されたか?サウジアラビアの首都リヤドのリッツカールトンだよ。11月いっぱい492室が予約でいっぱい。インターネットや電話回線が切断された状態。そう、たとえ犯罪でも王族のメンツでは、ここは譲れないのだよ。そもそもまだ裁判はじまっていないしね。

世界最高の留置所。臭い飯やカツ丼はないのだよ。

 

 

そういえばアメリカの教会で銃乱射事件が起きて26人が殺害された事件だが、犯人がなかなかに凄まじすぎる

空軍の検察官だったドン・クリステンセン元大佐は、サンアントニオ・エキスプレス・ニュース紙に対し、ケリーの最初の結婚は2012年に終わったと述べた。ケリーは当時空軍で勤務していたが、妻を殴打し、幼い義理の息子の頭蓋骨を骨折させて軍法会議にかけられたあと離婚したのだ。ケリーは12カ月拘束されたという。」

子供の頭蓋骨折。どうやったんだ?で、空軍を解雇されて、犬に飛び乗って殴打したり、子犬を地面に叩きつけたり、何かよくわかりませんけど、再婚しているんですね。でもやっぱり離婚。その彼女を狙った犯行だとも言われていますが、すごいですね。何がすごいって、彼に銃を売ってもいいと法律で決めていることですよね。つまりもっとひどい奴もいるということですよね。

世界は広いな大きいな。アメリカは偉大で広大で、こんな人も生きて行ける豊かな土地なのだろうな。


何かわかったような気がする

2017-11-07 01:48:02 | 日記

 

カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」のラストの衝撃はすごかった。だがわかったような気がしてきた。

ウイキの説明は相当間違っているが、書いてはいけないので、ああ言った記述になるのだろう。にしてもすごい。

 

 

ただ私もまだ直接かけない。確証がないからだ。だが答えは簡単だった。ユーゴスラビアで何が起きたのかを考えれば答えは目の前にあった。

のんびりした日本人だから気がつくのが遅かったのだろう。ヨーロッパの人だったら自明なことだったかもしれない。だがベアトリスの決断があまりにも悲しい。もしかするとヨーロッパでも賛否両論あるのかもしれない。

 

 

鬼については多分これが正しい。自然界の鬼は、この不自然な平和を嫌っている。そこで雌竜の解放を画策している。そこにエドウィンと言うジーパンメーカーのような少年が登場するのだが、その不屈の魂を見て子供の竜に突かせて雌竜との交信を可能にするようにした。その上で少年がゆく道を整えるための鬼が一匹送られるが、毒を食べて育ったヤギを食べて動けなくなる。エドヴィンが「マリーンの木立」の池で見た鬼の幻視は3体。この小説で死んだ鬼は3体だ。雌竜の視点から見える世界とエドヴィンの幻視は一致していると考えれば、その通りなのだ。

3匹の鬼とエドヴィンとウィスタンを加えると5人?

カフカの「城」よりは圧倒的にわかりやすい小説ですが、通奏低音的に出てくる老婆が圧倒的に「不誠実」でして、ようやく言えます。この小説は本当に面白いです。