陽だまりでアフタヌーンティ

願望をタイトルにしました。
食べたり作ったりする事が好きなのでそんな話を中心に、時にはその日の出来事を添えます。

推理小説「憐れみをなす者」上・下

2021年08月02日 | Weblog

             ・フィデルマは、修道女としての人生に

              疑問を抱き、単身巡礼の船旅に出る。

              ところが船にはかつての恋人キアンが

              乗っていた。

              波乱含みの船出の翌朝、巡礼団の一員で

              ある修道女が行方不明に。

              時化のなか海に落ちたと思われたが、

              その後船室から血のついた衣がみつかり・・・。

              七世紀アイルランドを舞台に、王の妹にして

              弁護士、美貌の修道女フィデルマが活躍します。

             ・アイルランドから船でスペイン北西部の

              「サンシャゴ・デ・コンポステラ」の聖ヤコブの

              墓を巡る船旅が旅情を誘い、世界遺産を目指す者には

              羨望の地、その陸地が徐々に見えてきた時は興奮する

              のでしょう            

             ・フィデルマが修道士、修道女に聞きとり調査をする際

              聖書や箴言集の一節を歌うように述べるシーンには

              頬が緩みました。

              神に仕える身でも都合のいい部分を力説するのですネ。

              (ウソから出る誠・・・もあります)

             ・作者 英国・ピーター・トレメイン(満足度 90%)

              ※ 真夏の昼下がり、「サンチャゴ・デ・コンポステラ」到着。

              

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