先日、木建屋さん(木製建具屋)に建具の検査を兼ねて、工場見学に行ってきました。実は、木建屋さんの工場に行った事がなかったので・・・。
木製建具といえば、デリケートな建材(反りとか歪みやすい・・)のイメージがあるので、建具の材料(木材)は屋内の湿度変化の少ない場所で慎重に保管されているのだと思っていました。ところが、実際行ってみると建具の材料は、4センチ程度の厚さの板にした物が野ざらしで立てられていました。
「えぇ~、こんな屋外に置いといて、いいんですか・・?」って言ったら、丸太のまま購入した物を4センチ程度の厚みの板にして、自然のままに風雨にさらして乾燥させるのが一番ええんや・・!って番頭さんが教えてくれました。
障子によく使う「赤杉」も、最初から「赤い杉」ではなくて、ある程度は日に焼いていい色(赤)にするそうです。(技がいるのて゜しょうけど・・)とりあえず、私が無知なのでしょうが、知らなかったぁ・・・。
写真で立てられている材料(木材)は、スプルスです。