火曜日は、車の点検で京都まで行く。その待ち時間を利用して、夕方まで北山ハイキングに行って来た。最初は大文字山にでも行こうかなと思い、朝出かける前に京都在住の友人に誘いの電話を入れたが「電気の点検の人が来るから、家開けられへんので家に来て」という。こんないい日に家でただおしゃべりはもったいない。という訳で、私は一人で歩くことにした。まともに歩くのは12月の八ヶ岳以来だった。
自動車修理工場は、北野天満宮の近くの大将軍にある。最初は、銀閣寺の近くの大文字にでもと思っていたが地図を片手に西大路通りに出て北向きに歩くと目の前に大の字が書かれた山が見える。そうだ、取り敢えずはこちらの左大文字を登ろうと思い立ち向かう。途中で出会う地元の人に、「この大文字山の登り口はどこですか?」と数人聞いてみたが誰も知らない。地図にはもちろん書いていない。
左大文字山に近づくと、金閣寺のバス停があった。そういえば、高校卒業した春休みに友人と京都巡りをして以来金閣寺には行ってないことを思い出し、ちょっと寄って見ることにした。この日は平日なのに、観光客でいっぱいだった。言葉を聞いていると、韓国の人がとても多い感じだ。世界遺産に認定されていることや昨年のブッシュ大統領の来訪などで、世界的にも有名になったようだ。私は、金箔は成金的趣味的な感じがしてあまり好きではない。実家の仏壇も金箔だが、もう少し地味な方が良いのではと昔から思っていて母にいうと「この金箔が値打ちなんや!」と言い返されたことがある。よく金閣寺と銀閣寺と比較されるが、やっぱり私は銀閣寺の方が趣味に合う。
しかし、改めて金箔が張り替えられた金閣寺を見てみると、素直に美しいと思った。それは回りの庭園を含めて、かなり完成度の高い日本の美が表現されていると思った。しかし、作られた美は自然の美には叶わないとも思う。心から興奮するような感動は、私には味わえなかった。やっぱり、山で出会う一輪の花の方が感動も私には大きいようだ。
金閣寺を出て、大文字山を一周するように住宅街を歩く。とうとう登り口が分からないまま、しょうざんを経て東海自然歩道に入る。東海自然歩道といっても林道でコンクリート道だ。至る所で、ゴミを捨てないでという地元小学生の張り紙がある。悲しいことだと思う。
仏谷には、北山杉の木工など生業にしていると思われる民家が数件ある。さらに林道を進むとやっと山らしい道を右に入る。登りきったところが上ノ水峠で、京見峠への分岐になる。そこから20分程で沢の池に到達。こんなところに、こんなに大きな池があるのは感動的だ。もう何回か来ているのだが、誰もいないのは初めてで、静かで掃くように流れる水面を見ていると、気持ちが和んで来る。雪が舞って来たのかと思ったら霰だった。日曜日とはうってかわって、とても寒い。
沢の池に別れを告げて、先を進むとアセビの花が満開だった。スズランのような花はとても可愛い。少し登ると高雄と福王子との分岐になり、福王子への道を下ると目の前に京都の展望が開けた。「あそこは◯◯やなぁ~、とするとあれは◯◯や」と変わらぬ京都を確認すように独り言を呟きながらしばらく眺めていた。いつもながら京都の町は端から端まで狭いなぁ~とも思った。
あとは鳴滝に出るまで下る。久しぶりの下りに、股関節が痛む。コンクリートの林道が悪かったのかなと思う。京福電車の鳴滝駅まで歩き、レトロな電車で北野白梅町駅まで戻る。
車の点検は、まだ出来ていなくて一時間程待たされてしまった。もうすこし、ゆっくりしてくればよかった。
http://homepage.mac.com/iku_tsuku/2007/PhotoAlbum50.html(他の写真)
自動車修理工場は、北野天満宮の近くの大将軍にある。最初は、銀閣寺の近くの大文字にでもと思っていたが地図を片手に西大路通りに出て北向きに歩くと目の前に大の字が書かれた山が見える。そうだ、取り敢えずはこちらの左大文字を登ろうと思い立ち向かう。途中で出会う地元の人に、「この大文字山の登り口はどこですか?」と数人聞いてみたが誰も知らない。地図にはもちろん書いていない。
左大文字山に近づくと、金閣寺のバス停があった。そういえば、高校卒業した春休みに友人と京都巡りをして以来金閣寺には行ってないことを思い出し、ちょっと寄って見ることにした。この日は平日なのに、観光客でいっぱいだった。言葉を聞いていると、韓国の人がとても多い感じだ。世界遺産に認定されていることや昨年のブッシュ大統領の来訪などで、世界的にも有名になったようだ。私は、金箔は成金的趣味的な感じがしてあまり好きではない。実家の仏壇も金箔だが、もう少し地味な方が良いのではと昔から思っていて母にいうと「この金箔が値打ちなんや!」と言い返されたことがある。よく金閣寺と銀閣寺と比較されるが、やっぱり私は銀閣寺の方が趣味に合う。
しかし、改めて金箔が張り替えられた金閣寺を見てみると、素直に美しいと思った。それは回りの庭園を含めて、かなり完成度の高い日本の美が表現されていると思った。しかし、作られた美は自然の美には叶わないとも思う。心から興奮するような感動は、私には味わえなかった。やっぱり、山で出会う一輪の花の方が感動も私には大きいようだ。
金閣寺を出て、大文字山を一周するように住宅街を歩く。とうとう登り口が分からないまま、しょうざんを経て東海自然歩道に入る。東海自然歩道といっても林道でコンクリート道だ。至る所で、ゴミを捨てないでという地元小学生の張り紙がある。悲しいことだと思う。
仏谷には、北山杉の木工など生業にしていると思われる民家が数件ある。さらに林道を進むとやっと山らしい道を右に入る。登りきったところが上ノ水峠で、京見峠への分岐になる。そこから20分程で沢の池に到達。こんなところに、こんなに大きな池があるのは感動的だ。もう何回か来ているのだが、誰もいないのは初めてで、静かで掃くように流れる水面を見ていると、気持ちが和んで来る。雪が舞って来たのかと思ったら霰だった。日曜日とはうってかわって、とても寒い。
沢の池に別れを告げて、先を進むとアセビの花が満開だった。スズランのような花はとても可愛い。少し登ると高雄と福王子との分岐になり、福王子への道を下ると目の前に京都の展望が開けた。「あそこは◯◯やなぁ~、とするとあれは◯◯や」と変わらぬ京都を確認すように独り言を呟きながらしばらく眺めていた。いつもながら京都の町は端から端まで狭いなぁ~とも思った。
あとは鳴滝に出るまで下る。久しぶりの下りに、股関節が痛む。コンクリートの林道が悪かったのかなと思う。京福電車の鳴滝駅まで歩き、レトロな電車で北野白梅町駅まで戻る。
車の点検は、まだ出来ていなくて一時間程待たされてしまった。もうすこし、ゆっくりしてくればよかった。
http://homepage.mac.com/iku_tsuku/2007/PhotoAlbum50.html(他の写真)