三度目の正直でやっと赤岳の主稜が登れた。最近はもう「お気楽な、わがまま山行」に慣れてしまい、冬山というだけで行く前は億劫で、Fさんにはあまり積極的な返事は出来なかった。というよりは、雪の中を歩くことすら、「もうしんどいなぁ~」と思っていたのだが、熱いお誘いにほだされて行った。Fさんの「どこへ行く?』の返事に、二度行っても登れていない赤岳主稜にやはり未練が残っていたのか「行くんやったら、赤岳主稜やなぁ~」と即答してしまった。Fさんはもう何度目かの登攀だという。
八ヶ岳には何回か行っている(取り付きも二回目)せいか、何だか風景に新鮮さもあまりない。それでも、赤岳鉱泉から見た赤岳から硫黄岳の雪の被った稜線を見て「美しいなぁ~」と思った。
今年はこの時期なのに赤岳鉱泉まで雪は全く無く、プラブーツでの歩きは辛かった。入山の日の6日は快晴だったが、7日の登攀日は天気は曇りで下り傾向にあった。それでも、取り付きではまだ大丈夫だったが、途中から風が強くなって来て最後のピッチではもう立ってるのも辛い程風は強まって来た。そうなると、風景を眺める余裕も無く、ただひたすら前進があるのみ。
横殴りの冷たい風に吹き飛ばされそうになりながら、やっぱり冬の登攀は大変だなぁ~と思った。
山は、天気次第だとも改めて思った。
八ヶ岳には何回か行っている(取り付きも二回目)せいか、何だか風景に新鮮さもあまりない。それでも、赤岳鉱泉から見た赤岳から硫黄岳の雪の被った稜線を見て「美しいなぁ~」と思った。
今年はこの時期なのに赤岳鉱泉まで雪は全く無く、プラブーツでの歩きは辛かった。入山の日の6日は快晴だったが、7日の登攀日は天気は曇りで下り傾向にあった。それでも、取り付きではまだ大丈夫だったが、途中から風が強くなって来て最後のピッチではもう立ってるのも辛い程風は強まって来た。そうなると、風景を眺める余裕も無く、ただひたすら前進があるのみ。
横殴りの冷たい風に吹き飛ばされそうになりながら、やっぱり冬の登攀は大変だなぁ~と思った。
山は、天気次第だとも改めて思った。