月曜日のライドで行けなかった激坂の大野山(神奈川・山北町、標高723メートル)を13日の木曜日、9年ぶりに登坂。前回は大野山入口バス停から上ったが、今回はオダックス近畿主催のブルベ「秋葉原(裏)」のコースに従い、酒匂川の鞠子橋の先の東名高架手前からアプローチした。
大野山の登坂コース。時計回りです
酒匂川沿いから登坂。後方は東名高速
サイコンのガーミンEdge830のクライムプロによると、ピークまでの距離は9.72キロ、平均勾配は6%となっている。一方のバス停からそのまま上って行くコースは距離6.6キロだが、平均勾配は8.4%。あぁ、なんてオダ近のスタッフは優しいのだろう、楽なコースにしてくれたのねとその時は思った。
そんなことあるわけない。
上りだした途端、10%以上の急坂が次々と現れる。最大は16%。あっちと変わんねーじゃんか。それが約2キロ続いた。平均勾配は11.2%。ふざけんなと頭にきたが、こんな急勾配でも民家があるのには驚かされたなぁ。
やがて道は突き当たりとなる。右は山北つぶらの公園方面で上り。で、進むべき大野山方面の左は下り。えっ? 下るのかい? 今までの苦労は水の泡じゃないか。
突き当たり。山北つぶらの公園は右方向
遙か下に東名高速
下った距離は1.5キロ。もったいないなぁ。この途中に「頼朝桜」があったらしいがまったく気がつかなかった。山北町によると推定樹齢は約80年で、古来よりこの桜の付近は「桜平」と呼ばれ、源頼朝が植えたという伝承があるらしい。ほんまかいな?
下っていると、路面に行く先が大きくペイントされたY字が現れた。左は県道でそのまま下って行く。右は大野山で上り。当然、右へ進んで行く。この上りは10%を超えることはなく、10%超えをこなしてきた足には優しい坂だった。これが2キロほど続いたが、道は無情にも再び下り始める。それも気持ちよく…。あぁ。
三差路。右が大野山、左が県道
林道の雰囲気
出たところは「そば処ふか沢」がある分岐。地図では確認していたが、やっぱここに出るのか。もうちょっと上に出てくれると嬉しいんだけどねぇ。仕方ない。上りましょうかね。
そば処ふか沢の分岐
右手へ上って行く
ピークまでは2.5キロ。平均勾配は11.0%で最大勾配は14%。きついねぇ。
上り始めた酒匂川沿いの場所に「大野山1時間30分」と道標があった。ハイキングコースなら1時間半でいけるんだろうか。自転車ではピーク手前の駐車場までトイレ休憩含め1時間20分ほどかかりましたがね(^_^;
途中で下るコースには最初ショックを受けたが、よく考えると上り一辺倒ではないので変化があり、かえって気分転換になって良かったかも。新東名工事のトラックも回避できたしね。
駐車場から山頂までは車両通行禁止なので激坂を押し歩き。さて、富士山は…あ〜、雲の中。影も形もないじゃんか。3日前は「優勝」だったが、この日はさしずめ「初戦敗退」ですな(T_T)
山頂手前
山頂手前
大野山山頂
大野山山頂。富士山は雲の中
晴れていればこんな風景(14年9月撮影)
大野山山頂
サイクリストには誰ひとりとして会わなかったが、山頂では十数人のハイカーの姿があった。女性のグループが多かったかな。お弁当を広げている姿を見て、おにぎりでも買ってくれば良かったとちょっと後悔。
ピーク手前の「かどやファーム」近くにしゃれた感じの展望台を発見。最近できたんだろうか。標高は634メートルでスカイツリーと同じ高さだと、反対側にあったオブジェが教えてくれた。でもあの鐘は何のためにあるんだろう。
かどやファーム展望台
かどやファーム展望台
ここはスカイツリーと同じ標高634メートル
「秋葉原(裏)」コースはこの後、南足柄へ向かい、金太郎ラインを上って仙石原へ出るのだが、この日は時間の関係で断念。松田町の閉店間際のラーメン屋でチャーシュー麺をかき込み、国道1号に出る平坦コースで帰宅した。走行距離は140.1キロ、獲得標高は1586メートル。
チャーシュー麺(900円)
松田町のラーメン屋「吉六家」(きちろくや)
それにしても大野山だけでもライドの目標になるのに、その前に厳道峠や道志みちを走ったり、大野山の後も箱根から熱海へ行くなんて、「秋葉原(裏)」(200キロで獲得標高4162メートル)ってどんだけヒドイコースなんだ!
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