お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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2人の娘のお父さんです。孫も3人いるじーさんです。趣味はスポーツ観戦やサイクリング、読書など。ブルベは07年から走ってますが遅いです。仕事はリタイアし、「晴走雨読」の気ままな毎日です(^o^)
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三増合戦場〜志田峠〜三増峠 「戦国期最大の山岳戦」巡りライド
サイクリング
/
2024年01月16日
以前から気になっていた、北条氏康と武田信玄が戦った三増合戦場の先にある志田(しだ)峠。調べてみるとダート区間はあるが、走れそうなので行ってみた。
いつもは中津川右岸の道を行くのだが、この日は才戸橋は渡らずに直進。左岸の道を進んでみた。八菅橋をくぐった先で道は途切れたが、車がほとんど通らないのんびりした道なので今後はこっちを利用しようかな。
途切れたところから河岸段丘を上っていると「中津層の露頭」発見。今から300〜200万年前に形成された中津台地の基盤をなすもので、このあたり一帯が浅海であったころ、砂が堆積されてできた地層だという。タモリさんが喜びそうだ(^o^)
愛川町の「中津層の露頭」
愛川町の「中津層の露頭」
上った後は「愛川町の『べた踏み坂』」とも言われる「水道坂」を下る。何もしなくても時速60キロの豪快な坂(^o^) そして目の前にはあいかわ景勝10選にも選ばれた絶景「箕輪耕地」の水田地帯が広がる。その間を真っ直ぐに伸びる「水道みち」。いやぁ、気持ちいいねぇ。帰りはもちろん通らないけど(^_^;
水道みち。奧にべた踏み坂が見えている
いったん県道に合流するが、すぐに「卵菓屋」の看板のある「峰の原みち」へと入る。農園、養鶏場の間を抜けると正面右に「卵菓屋」。そして左へ曲がって少し行ったところに戦国期最大の山岳戦とされる「三増合戦場」の碑がある。この戦い、結果は信玄の勝利。当初は高地に陣を張った北条軍が有利に展開するが、山県昌景率いる武田の別働隊がさらに高所の志田峠から奇襲すると戦況が一変。北条軍は総崩れとなった。
卵菓屋の看板
峰の原みち
三増合戦場
その志田峠へは「三増合戦場」の碑の先を右へ上っていく。東名厚木カントリー倶楽部もこの上にあるので車の往来は多少ある。
いざ、志田峠へ
「残土埋立反対」の立て看板が立ち並ぶ中を上って行く。序盤の勾配は5%前後だったかな。やがて道が細くなる付近から砂利道となった。2日前に初雪が降ったが、幸いにして南斜面だったので道は乾き、ぬかるんだところもなく助かった。下りの北斜面にはまだ雪が残っていて凍結していたからね。
砂利道が始まる
勾配は徐々に急になっていく。このままだと辛いなぁと思っていたら、道幅が広くなり舗装道となった。結局、砂利道は500メートルほどだったか。ただ、舗装道となった途端、14%とか、やめてくれ。
その後も10%超の急勾配が続き、標高約330メートルの志田峠に到着。「三増合戦場」の碑からは距離2.5キロ、平均勾配7.6%、最大勾配14%。ピークは道標とベンチがあるだけのそっけないもので、歴史を感じるものはなかった。
志田峠
志田峠。ここを上ってきた
志田峠。ここを下る。左手は立ち入り禁止で絶景は拝めず
このまま雪の残る北斜面をダウンヒル。直進し続けるとオギノパン本社工場直売店の手前に出るのだが、この日はその手前で右折。韮尾根(にろおね、ニローネとも言うらしい)ふれあい広場前を通る、里山の雰囲気たっぷりの道を経由して津久井湖方面へ。かながわの橋100選の巨大な吊り橋、名手橋(なでばし)まで足を伸ばした。だが、この先は崩落のため通行禁止。Uターンし、帰りは三増峠(トンネル)を抜けて自宅へという、戦国期最大の山岳戦の地を巡るライドとなった。距離70.4キロ、獲得標高は868メートル。
名手橋
名手橋
この日は幹線道路をなるべく使わず、路地や里山を通るコースを引いてみた。スピードは出ないけど、新しい発見があるので面白い。これぞサイクリングだね(^o^)
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