”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2008年04月12日 22時40分31秒 | Weblog

4月12日(土)晴
今日は何もない休日です。朝一番で床屋さんに行ってきました。明日は田舎の法事に行きます。
先月の彼岸に甥の結婚式のあとで田舎の墓参りに行った話は先月のブログでも紹介したことですがその時お墓を新しく造りました。結構お金もかかったけどいい墓になったと思います。実は僕の父が亡くなって今年で33年経ちます。一般に33回忌が仏さんの行事の最終になるようですが、その法事に間に合わせるために造ったのです。ほんとうは50回忌100回忌までありますが実際にはそんなにあとになると他の縁者に不幸もあるでしょうから現実的には33回忌が最終としていいと言うのが一般的のようです。と言う訳で明日は父の33回忌を行うために田舎に行く予定です。もう33年も経つので母と僕ら三人兄弟夫妻だけの質素な法事になる予定です。お供えを用意してお寺さんで供養をして、そのあと家族で食事をするだけの簡単な儀式です。
法事と言うのは一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌と続くのですが祖母が昔言っていたのは十三回忌までであとは三十三回忌でいいと確か言っていた記憶があります。その祖母も父よりちょっと前に亡くなったので二人まとめてできればと思います。このように仏教では亡くなった先祖を偲んで法事をする最大の理由は離れ離れになっている一族や家族の絆を保つために考えられたと言うことです。これは十三回忌の時にお寺の和尚さんから聞いた話です。もっともその和尚さんも今はもう亡くなっていて今回はその息子さんにお経をあげてもらうことになりました。
そのためではありませんが最近般若心経の解釈から始まって如来(仏様)や菩薩についてかなり調べています。日本の仏教はすべて中国から伝わった大乗仏教ですが、伝わった年代によって様々な宗派が存在しています。そのため仏像にもいろいろな種類があって、今の若い人達には全然わからないんじゃないかと思います。と言う僕も釈迦如来と阿弥陀如来とは何が違うのかさっぱりわかりませんでしたから偉そうなことは言えません。
京都や奈良のお寺にもいろいろな本尊がありますが多分みなさんも知らないのではないでしょうか?詳しく説明するとかなり複雑になってしまうので簡単な基礎知識だけ紹介します。
もともとはお釈迦様の教えのシンボルとして仏像ができました。だから最初はお釈迦様だけでした。ところがお釈迦様以前にもお釈迦様のような悟りを開いた仏様がいたはずだ、とか56億7千年後の未来に出現する仏様とか宇宙の真理を表す仏様(これを法身仏と言う)とか菩薩から悟りを開いて如来になった仏様とか考えられるようになりました。今の日本にはこれらの種々の仏様がそれぞれのお寺ごとに祀られています。
奈良の東大寺の大仏様は仏の中の仏、宇宙の根源となる仏様すなわち毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい) です。釈迦は現世に永遠の真理を伝える化身だとされています。
次に浄土宗や浄土真宗で言われる念仏をとなえれば極楽浄土に行けるとされた、西方の極楽浄土にいて臨終の時迎えに来るのが阿弥陀如来。法蔵菩薩は48願を成就して阿弥陀如来になったのですが、その18願が念仏往生の願でこれを広めたのが法然と親鸞です。奈良の浄瑠璃寺や鎌倉の高徳院の大仏などが該当します。
次に現世利益の仏様、薬師如来(薬師瑠璃光如来)です。病気を直し貧しい者に衣食を満たすと言った12願を成就してなったとされる仏様です。現世においてご利益があるので古くから人気のある仏様で全国に地名等で残っています。奈良の薬師寺や室生寺にあります。特に薬師寺は天武天皇が奥様の病気平癒を願って建てられたものです。
あと毘盧舎那如来を密教では大日如来と言ってあらゆる仏の源とされています。特に深い煩悩にとらわれた人の教化のために大日如来が化身となったのが不動明王と言われてます。日本の密教は空海や最澄が伝えたので天台宗や真言宗が該当します。
最後に56億7千年後に仏となって現れるのが弥勒菩薩です。まだずっと先の未来ですが今の日本を見ていると早く弥勒如来が出てきてほしいと思うのは僕だけでしょうか?
もうこの辺で終りにしないと際限がなくなるのでやめにします。
お付き合いありがとうございました。でもどうせお参りするならどんな仏様か知ってお参りしたほうがご利益があると思います。

コメント
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