”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2008年04月19日 17時08分56秒 | Weblog
4月19日(土)晴
今日は朝から良い天気ですが少々風が強いですね。明日は今年の初クルージングですが、風が強いと大変です。去年は3月の初クルージングで風が強すぎてメインセールをビリビリにしてしまい、1ヶ月間船にも乗れず修理費はかかるはで大変でした。そこで今年は1ヶ月遅らせての初クルージングにしたのに強風だと不運としか言えなくなってしまいます。なんとかそよ風ぐらいになってほしいものです。まぁ明日の報告を楽しみにしてください。
さて今日は前回までの如来・菩薩の続きです。まず菩薩についてちょっと補足しておきます。前回釈迦如来の脇侍としての文殊・普賢菩薩、大日如来の化身である虚空蔵菩薩、阿弥陀如来の脇侍である勢至菩薩と観音菩薩、インドの大地の神を仏教に組み込んだ地蔵菩薩の話をしました。そして観音菩薩は三十三に変化することからいろいろな観音様が考えられるようになったこと。聖観音、十一面観音、千手観音、如意輪観音、馬頭観音、准提観音を六観音と言うことまではお話しました。これらの観音様の中で充分説明できなかった観音の補足をします。
まず如意輪観音ですが名前のようにあらゆる願い事が意のままにかまうと言う如意宝珠の意味をもちます。輪は戦車を意味し敵を駆逐する意味から我々の煩悩を破壊すると言われてます。一般に阿弥陀如来の化仏の付いた宝冠をかぶり、右ひざをたてて足の裏を合わせた輪王座と言う座り方をしてます。手は6本あるのが標準形です。右の第一手が弥勒菩薩のように肘を曲げて手を頬のあてる思惟手(しゆいしゅ)をしています。
次に馬頭観音ですが文字通り馬の頭を持つという意味ですが、これはヒンズー教のヴィシュヌ神が馬の頭に変身して悪魔からインド最古の聖典を取り戻したと言う神話が起源の観音様です。従って天馬のように縦横無尽に駆け巡りあらゆる障害を乗り越えて目的を達成することを表し、仏教では人々の煩悩を馬が草を食べるように食い尽くし、救済すると言われています。この観音様だけは怒りの表情(忿怒形・ふんぬぎょう)をしています。そう言う意味では不動明王と同じです。日本でもポピュラーな観音様で馬が交通手段だったころから交通安全の守護神とか馬の守護神として競馬場には必ずある観音様です。私の田舎の近所にも馬頭観音があって確か4月の今頃がお祭りだった記憶があります。
最後に准提(じゅんてい)観音ですがヒンズー教の女神チュンディーから生まれたと言われ7千万の如来が悟りを開くのに効能がある呪文を司り、仏母と言われています。広隆寺(京都)や新薬師寺(奈良)にあります。
あと不空羂策(ふくうけんじゃく)観音と言って網を持ちすべての人々を取りこぼすことなく救済し、あらゆる願い事をかなえてくれるそうです。これを入れて七観音とも言います。
その他にも前回も紹介した白衣観音、水月観音、楊柳観音、魚藍観音など特徴的な観音様もいるようです。
今回で終わりにしようと思ったのですが、まだ不動明王のような明王と帝釈天のような天について話さないと仏教の世界もわかりにくそうなので次回これらについて触れてみたいと思います。それでは明日のクルージングが風のない好天であることを祈って。
コメント
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