”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2016年01月04日 18時35分20秒 | Weblog

1月4日(月) 晴

昨年は田舎にいて、介護やら骨折騒ぎで大変な毎日でしたが、今年は母も介護施設に入所したこともあり、早々に名古屋に戻って来た。そして何もない日々を過ごし始めた。TVもあまりおもしろくないので暇にまかせて本を読むことぐらいしかない。昨年末で終了したTVドラマ「下町ロケット」は大のお気に入りだったので改めて文庫本で読み始めた。自分としては以前人気のあったTVドラマ半沢直樹シリーズよりずっと良かった。

どちらも正義が勝つと言う勧善懲悪的ではあるが、倍返しと言った血なまぐささがなくて極めて人情的なのが良かったと思うのである。

特に自分が好きな部分を以下に抜き出してみると

ガウディの開発に行き詰った開発担当に佃が言った一言

 スマートにやろうと思うなよ!泥臭くやれ。

とかく我々は恰好よくやりたいものですが、世の中はそんなに恰好よくできるものなんてない。地べたを這いつくばって形振り構わず取り組んで失敗してまた作り直しての繰り返しの中にしか独自のノウハウなんて出来る訳がないと自分も思う。まぁ自分はもう仕事を止めた身であるけど、若い人には今年の年賀状で時代の変化や周囲に惑わされることなく自分の今ある仕事に頑張ってほしいと書いてしまった。年寄りの冷や水みたいなものだと思いながら・・・。

もう一つ。
サヤマ製作所のデータ艤装が発覚した時、佃が言った一言。

 姑息な了見が通るほど、世の中ってのは甘くないんだよ!

人を騙したり、意地の悪いことはいつか露見する。古い言葉で言えば罰があたると言うこと。泥臭くても誠実にやっていれば必ず良いことがあると信じていることが大切だと思う。そしてそれはいつか認めてもらえるはずです。まぁ目に見えてないかもしれないけどそれはきっと人間としての誇りとなることは間違いない。丁度下町ロケットが放映されている頃、横浜のマンションの耐震偽装が世間を騒がせていました。あれなんかまさに同じことでした。自分も過去に経験があることですが、大勢に反して正しいと思う事を貫き通すことは苦しいことです。仕事を辞する覚悟をした時がありました。でもどこかでちゃんと見ていてくれる人がいることも事実です。帝国重工の財前部長の役員会への具申なども見ている人達はすごいと見るのでしょうけど、財前部長の立場で言えばまさに覚悟しての具申だったと思う。今の日本の企業には財前さんのような侍も少なくなったような気がするのは僕だけなのでしょうか?

コメント
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