1月27日(水) 晴
昨日は少し暖かくなったのでかねてより見たかった映画「シーズンズ」を見に出かけました。観客は少なく、少々期待外れでしたが、まぁ2万年前に氷河期が終わり寒さに耐えた生き物がどのように生き抜いてきたかを実写映像で表現するものでしたが、少々無理があったような気がします。また迫力に欠ける点やナレーターが釣瓶さんの大阪弁と言うのもちょっと場違いな感じでした。
ただ氷河期が終わり人類が農耕生活をするまでの1万年以上の間はそれぞれのテリトリーで自由に生きて来た動物達が森を開墾され住む場所を追われ始める頃から生態系に変化が起こり、環境に適合する生き物と適合できなかった生き物の変化の語りには考えさせられました。氷河期が終わってこの2万年のうち高々数千年の間に人類によって地球環境は激変してしまったことはほんとうに良かったのかどうか疑問でもあります。おかげで我々は快適な暮らしの恩恵を受けているのですが。
機事・機心の故事ではありませんが、あまり便利な道具に頼り過ぎて機械に振り回されることがないようにすべきだと言う警告なのかもしれません。人類があまりにも機械に頼り過ぎて恐怖心を忘れ、安穏としすぎたら、それは滅亡を招くことになるような気がします。