1月7日(木) 晴
今日からジパング倶楽部のチケットが使えるため、新幹線で静岡の駿府城跡に出かけました。静岡に越したばかりの先輩と二人で駿府城内を隈なく歩き回りました。駿府城は徳川家康の隠居の城ですが、この場所は戦国時代家康が今川氏の人質となって少年時代を過ごした場所でもあります。今川氏は歴史上は織田信長の奇襲に会って非業の最期を遂げた間抜けな大名のように言われていますが、教養もあり立派な治世をした殿様でした。そのため人質であった竹千代(後の家康)にも有名な臨済寺の住職を付けて教育させていました。それゆえ後に天下を治める素養をこの地で付けたとも言われています。
駿府城は安土城や大阪城にも劣らない立派な天守を持っていた城でしたが、江戸時代に火事で天守を失い、明治になると陸軍の兵舎となったため内堀や石垣しか残っていない城になってしまいましたが、最近東門や巽櫓などが再建され、少し城跡らしくなりました。
写真は東門入口から撮影した写真です。
こちらは内堀と巽櫓の写真です。
本丸跡には家康像があります。
静岡の町はこの駿府城があった駿府公園の周囲に繁華街が立ち並んでおり、自分もこの地に2回勤務していました。従って10数年ぶりに訪れた静岡は懐かしくもあり、昔を忍びながら繁華街もぐるりと回って来ました。もっとも自分が勤務した頃は内堀に囲まれた駿府公園と言うだだっ広い公園しかなかったのですが最近家康公没後400年と言うことでだいぶ整備されて城跡らしくなって来ました。実は駿府城跡は昔いつも行っていた所であるし、いつでも行けると言う安心感から行かずにいましたが、もう中部・北陸の100名城はほとんど行ってしまったので丁度いい機会でした。日帰りで行ける城を適度に入れながら毎年旅行を兼ねて遠くの城に行くつもりなので今年はどこに行くかこれから考えて行くことにします。