”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話(ウォーキング16-02)清水寺

2016年01月17日 12時37分35秒 | 趣味

1月17日(日) 晴

今日は一昨日の京都ウォーキングの続きです。今回のウォーキングの目的は二条城でしたが、もう一つ清水寺の舞台に立ちたかったことです。実は京都は何回も行っているのですが一番の観光スポットと言われる清水寺周辺だけは行ったことがなかった訳です。今回は京都在住の友人(東京勤務時代の仕事仲間)が案内をしてくれると言うことで事前準備はまったくなしで行った訳ですが京都の良さを存分に味わうことができました。吉田兼好の言葉に「・・・先達はあらまほしき事なり」と言うのがあったと思うがまさに実感できた日でした。

さて二条城で昼近くになってしまいましたが、昼食はとらずに行っても大丈夫だからと言う友人の言葉の意味もわからず地下鉄に乗り込み東山駅で降りた。ここからはずっと歩きだけど大丈夫かと聞かれるがもちろんと答える。
円山公園の中を通り抜け、高台寺(高台院通称北の政所、ねねが豊臣秀吉の冥福を祈り創建した寺)に寄り、ねねが通ったと言われる石塀小路を歩く。狭くて石畳と木の塀だけ小路だが風情があって良い。



ここから土産物屋が狭い坂道に立ち並ぶ二寧坂(通称二年坂)、産寧坂(通称三年坂)に入る。転んだら大変と言われているがゆっくり冬日を浴びてのウォーキングなので心配無用。途中で少し下って八坂の塔を見る。京都の写真には必ず出て来るビューポイントである。それでは二寧坂、八坂の塔を続けてご覧下さい。二寧坂と書いてあるでしょう!



おなじみの八坂の塔。八坂とは言うものの八坂神社とは違う寺なのです。



少し戻って産寧坂(三年坂)に入る。続いて清水寺の参道、どこも土産物屋ばかり、とにかく生八つ橋の試食をしてくれと差し出される。一軒目、二軒目、三軒目とにかく種類が多くそれぞれをいただきながらお茶を薦められ、もう食べれなくなった所で友人曰く、なぁ昼飯食べなくてよかったやろ。確かに。
写真は三寧坂



やっと音羽山清水寺の入り口に。



清水寺の本尊は千手千眼十一面観音菩薩。お参りを済ませ舞台に立つ。想像していた以上に高い。4階建てのビルの屋上にいる高さだそうだ。舞台から境内をぐるっと一回り。清水の舞台と京都市街を見下ろすここは絶景かな。



この舞台を支えている木は楡だそうだけど、これを留め具も無しに組んだ作りはすごいと言わざるを得ない。現代人はすぐに便利な物を使ってしまうが、現代の我々に作れと言われても仕組みもわからないではないか。現在ではわずかの宮大工しか知らない技であろうがこれから先もずっと残ってほしい技術と思う。重機もない江戸時代によくぞ作ったものだと言わざるを得ない。城巡りをしている自分は毎回こんな建造物のすごさに感服しながら人類の発展を支えた技術に敬服しているのである。
こちらは子安の塔から見た清水の舞台。う~んすごいね!桜の咲く頃はさぞかし良いだろう。



みたらしだんご屋を見たら急に食べたくなって一休み。美味しい!
清水からは茶碗坂を下って五条大橋方向に向かう。さすがに茶碗坂を登って来る人は少ないようだ。



あの牛若丸と弁慶の話を思い出しながら五条大橋を横目に鴨川に沿って南下する。友人によると何でも鴨川を渡る橋はすべて〇〇大橋と呼ぶのだそうだ。そして高瀬川を渡る橋は〇〇小橋と言うそうだ。
それから少し行くと方広寺と豊國神社に着く。大阪の陣の発端となったあの方広寺の梵鐘だ。この梵鐘に刻まれた言葉が豊臣家を滅亡に追いやったかと思うとなんか寂しくなる。まぁ言い掛かりのようにも感じるけど言葉遣いと言うものは恐いものだ。



「国家安康」「君臣豊楽」この言葉は国家安康が家康を分断している。君臣豊楽は豊臣を君主とし、徳川を冒瀆していると言うことから大坂の陣となるのだから歴史と言うのはいつ何が起こるのか不思議なもの。だから興味があることも事実。この横に唯一残る豊臣秀吉を祀った豊国神社がある。そして道を挟んで耳塚公園。朝鮮出兵で敵である明や朝鮮人の耳や鼻を削いで戦果として持ち帰ったと言われる耳塚がある。まぁ酷いことをしたものだと通り過ぎるだけにした。
更に歩いて三十三間堂に出る。もう日が陰り始めている。中には入らず京都駅に向かうことにする。



七条大橋を渡って京都駅に向かう。やや足が重いしお腹が空いた。京都駅近くのレストラン街に入り友人とビールで乾杯。ほっけの塩焼き、イカの一夜干し、つくね、・・・東京勤務時代の話やら当時の仲間達の動向やら話は尽きない。おまけに僕の城巡りにも一言。ただスタンプを集めるだけが能じゃない!そんなことわかってる。同じことを考えているのになぜかスタンプを押して回っているのが気に入らないらしい。まぁ大したことではないけど25年前はよくこんなことで浜松町の居酒屋で言い合っていたなと思い出す。何年経っても友は昔のまま。自分も昔のままなのかもしれない。酔っ払いながら京都駅で友人と再会を誓い新幹線に乗った。かなり歩いたので眠いが寝たら大変。とにかく寝ずに家路に着くことができた。
さぁ大変だ。俳句ができていない。

コメント
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