おとといの話なのですが、恵比寿でペンタックス645Zの中の人向け発表会がありまして、会社の偉い人から見て触って商売に役立てるよう指令がありましたので、有り難く行って参りました。
前の645Dの時も激しく惹かれましたし、開発者の方とも深く話させていただいておりましたのでこのシリーズは特に思い入れが深いのです。
ああもうガーデンプレイスも20年経っちゃったのね。むかし恵比寿駅にいたビール工場引き込み線のディーゼル機関車とか、そのあとに設置されたブルトレ塗りのゴハチのこととか懐かしいわたしはジジイですかそうですか。
ばばーん。
入り口に畳三畳分はあろうかという大型プリント。フォーカスも階調再現も全く破綻なし。
では早速。
見た目は前機種と大きな違いはありません。フロントはね。
背面はK-3同様ボタンが増えてます。
手に取ると、軽い!75ミリとの重量バランスのおかげなのでしょうが、約1,5キロの重さを感じさせません。充分手持ち撮影可能ですよ。
そしてファインダー見易い!フィルム時代の645で不満だったケラレが全くありませんよ。像そのものも美しく見られて嬉しい。ナチュラルブライトマットは相変わらずいいなあ。このあたりは645Dから引き継がれた美点。
センサーは5140万画素のCMOSに変わったので、ライヴビューと動画撮影が可能に。ライヴビューだと視野率100%での撮影が可能なので、三脚に載っけて風景を撮るかたには良いんじゃないかしら。
フルサイズ比1,7倍のセンサーで撮影する動画も凄そう。
とにかく素早いですよ。 Rawで秒3コマの撮影が出来るのって、この膨大なデーター処理速度を考えれば驚異。いままでは645だからな~なんて生暖かい目で見守る必要がありましたから。
あと、モニターのティルト、がっしり作ってあっていい!
こうやってモデル撮影コーナーがありまして、試写出来るんですよ。もちろんわたしも撮ってみました。データは持ち帰れませんが(笑)
こういう手持ちの厳しい場面ですと、ペンタックス独自のTAVモードが非常に有効だと思います、私見ですが。
高感度に非常に強い(たぶん現時点では最強クラス)ので、設定したいシャッター速度と絞りを最優先で考えられます。
続きます。