いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

慣れる

2018-09-14 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

おはようございます。

今日は朝から 朝んぽ中止になりました。

 

Choco.は警戒心(怖いと思う気持ち)が強い犬です。

子犬の時に体罰などされていたので、

頭の上の方から手が出ること、正面からヒトが近づいてくること

足をつかまれそうになること、知らない犬に対しても。

「なにか怖いことをされるんじゃないか」って

そういう場面で最初にChoco.がやる行動は、対象から離れることです。

相手の手の届かない距離を測ります。

狭い道だったり、リードが短かったりだと、相手に自分と距離を取ってもらおうと吠えます。

今でもそういうシチュエーションがあれば、Choco.の反応は同じです。

ただ、そのときに私がChoco.を叱ることはありません。

叱ったからといってChoco.の怖いと思う気持ちがなくなるってことはないからです。

私がすることは、吠える前にChoco.が安心できる距離を取れるように誘導することです。

小さな子どもが「ママ、こわいよぉ~!」ってしがみついてきたとき、

あなたは、「しがみついちゃだめ、がまんしなさい!」って突き放すでしょうか?

抱きしめて、「怖かったのね、ママがいるからもう大丈夫よ」って言いますよね。

犬には、「ママがいるからもう大丈夫」も実感を伴うまでには時間がかかります。

だから、今飼い主さんができる「誘導して大丈夫な状況にしてあげる」ことが大事なんです。

 

大坂選手は「がまん」を覚えたって言ってたけど、

「がまん」することで得られるものがしっかりとわかっていて初めての「がまん」です。

犬には「がまん」はたぶん一生わからないと思います。

じゃ、どうするかと言えば、「慣れること」

「慣らす」じゃないところが大事ね。

飼い主さんが誘導して距離を取った結果「あっち行け!」って言う必要がなかった。

「吠えて騒ぎ立てるほど怖いことでなかった」ということを犬自身が実感することです。

 

子犬の頃は「こわい」より「興味津々」だったはず。

その時期を過ぎてしまった犬には、「こわい」気持ちを一枚ずつはがすことが必要で

その時にはヒトは我慢強く、根気よく、スモールステップで取り組みます。

「怖い」気持ちの薄皮は、叱ったり罰を使うともっとガッツリ厚みを増してしまいます。

叱られることで大好きな飼い主さんが豹変したことに混乱してしまいます。

日々「古典的条件づけ(名前を呼んでおやつ)」犬が飼い主さんを大好きと心から思えるように、

この犬の気持ちは決してうらぎってはいけないんです。

「正の強化」犬の行動の後には必ず犬にとってうれしいことがあるように

叱らず、罰せず、この2つで取り組んで行かなければうまくいきません。

子犬じゃなくても、おとなの犬でも老犬でも、考え方は同じです。

今やって、次からOKなんてことは絶対にありえません。

もしそう見えたのならば、犬にとって相当のプレッシャーやあきらめがあったはずです。

そういうプレッシャーは飼い主さんに対する不信感をうんでしまいます。

 

犬との暮らし、毎日犬が楽しそうにしていますか?

 

お散歩のとき、困ることは…ひっぱったり、突進したりする。

ひょっとしたら飼い主さんのリードワークに原因があるかもしれません。

飼い主さんも、犬も歩きやすいリードワークを学びませんか?


9月13日(木)のつぶやき

2018-09-14 | 叱りも罰もない犬との暮らし方