今日は8時過ぎから雨が降り始めて、
お昼前には結構な雷、そして豪雨。
降ったりやんだりの日。
こんな日は勉強Day.
台風の日にちょうど災害獣医学講座。
東日本大震災時の伴侶動物、畜産動物、野生動物、
飼い主のいない動物関連の問題を経て、
飼い主の責任によるペットとの同行避難 を基本に置いた
「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を
平成 25 年 6 月に策 定し自治体に配布したということです。
災害時に行うペットへの対策とは、飼い主が自らの責任の下、
災害を乗り越えてペット を適切に飼養し続けることであり、
自治体が行う対策の目的は、飼い主による災害時の
適正飼養を支援することにある。
同時に、災害という非常時にあっても、
ペットをめぐるト ラブルを最小化させ、
動物に対して多様な価値観を有する人々が、
共に災害を乗り越えら れるように支援することである。
(環境省・人とペット災害対策ガイドラインより抜粋)
災害時にペットと離れるのが心配で避難所に行くことを躊躇する。
置いてきたペットが心配で危険地域にある家に戻る。
ペットが家から出て、迷子になる。
よその家に侵入して荒らしたり、糞尿によって環境を汚染する。
不適切な繁殖をする。
などなどの問題が実際に起こってしまいました。
発災直後は、人の身の安全を確保することが最優先事項です。
ただ、動物を助けることは、人と地域の安全につながります。
動物の問題を避けて通れないということになります。
ただ、ペットは家族の一員だからと権利ばかり主張しては
まわりから受け入れてもらえない。
特に避難所ではいろいろな方が不自由な生活を強いられて
ただでさえ不安や恐怖の中にいますから、
ペットと暮らしていない方や、病気を持っている人への配慮、
ふだんから適正飼養を心がけることが大事だと思います。
また、
不妊手術しておくことは、災害時等不適切繁殖の抑止になりますし、
マイクロチップは、迷子のペットが飼い主に戻る可能性が高くなります。
それぞれ飼い主さんのお考えがあると思いますし、
うちの子に限って…というのもわからないでもないですが、
いろいろな状況を想定して決めてほしいと思います。
各自治体に冊子があると思うので、
役所の用事のついでにでも
生活衛生課(犬の登録等するところ)に立ち寄ってみてね。
人とペットの災害対策ガイドライン(環境省)