マーケティング研究 他社事例 708 「冷凍マグロの倉庫も活用か」 ~コロナワクチンの保管問題~
95%という高い有効性が認められたファイザーの新型コロナウイルスワクチンですが、基本的に摂氏マイナス70度での保管が必要になる点がアメリカで問題視されています。
94.5%の有効性が認められたモデルナ社(アメリカ)のワクチンの場合、保管温度はマイナス20度で、こちらのワクチンなら一般的な冷凍庫で事足りますが、マイナス70度となると病院ごとに「2万ドルのコストがかかる」(CNNニュース)とされ、配備するのは容易ではありません。
日本も他人事ではありません。
ファイザーから購入を約束している数はアメリカが1億回分(5000万人分)であるのに対し、日本は1億2000万回分(6000万人分)です。
同社のワクチン事業部門で先進国地域市場を担当する担当者によると、同社はワクチンの提供スピードを速めるために、開発が終了前から製造設備の準備を並行して進める「Manufacture at risk」と呼ばれる手法を採用して来たと言います。
今更日本が購入をやめるわけにはいかないという事情もあります。
ではどうやってマイナス70度に保ちながら日本の病院などに配布し、安全に人々に投与するのか?
ファイザーはワクチンと同時に超低温を維持できるスーツケース大の専用箱を開発したと言います。
しかしこの取り扱いがやっかいなんです。
「有効期限は向上で密閉してから10日間」「箱を開けていいのは1日2回。1回につき3分まで」「箱に収納できるワクチンは1000~5000回分」など細かな条件が付きます。
ファイザーによると、日本向けのワクチンを製造するのはアメリカかベルギーの工場だと言います。
投与の現場にワクチンが届くまで平均3日かかるとされ、箱での保存は最大10日間なので、箱を受け取った病院は残り7日で1000~5000人にワクチンを投与するか、別の場所で保管しなければならない計算となります。
箱を開けられるのは1日2回、各3分までなので、その時に通常の冷蔵庫に移したとしても最大5日しか持たないと言います。
さらに1人当たり2回の投与が必要で、2回目は1回目の21日後と決まっています。
管理が複雑過ぎて病院の負担は計り知れません。
常識的には、非常に難しい対応というのを理解できます。
どうすればいいのでしょうか?
冷凍マグロ用の冷凍倉庫が活用できないかという議論が進んでいるようです。
冷凍マグロの保管はマイナス50度~60度が一般的ですが、マイナス70度で保管できる冷凍庫を販売する会社や冷凍倉庫をすでに持つ水産会社もあります。
そういった既存の設備を応用できる可能性があるのではないかという事です。
なお、ワクチンの保管用冷凍庫を開発するツインバード工業によると、マイナス80度まで達成できる冷凍技術を有するものの、マイナス70度レベルの冷凍庫を既成品として販売しているわけではないと言います。
日本政府からマイナス70度で保管できる既存の冷凍庫がどこにあるかの調査依頼が冷蔵庫の業界関係者にあったといいます。
すし文化が新型コロナから日本を救うかもしれません。
食品業界と医療業界、日本政府の連携プレーに期待したいものです。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい1
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
95%という高い有効性が認められたファイザーの新型コロナウイルスワクチンですが、基本的に摂氏マイナス70度での保管が必要になる点がアメリカで問題視されています。
94.5%の有効性が認められたモデルナ社(アメリカ)のワクチンの場合、保管温度はマイナス20度で、こちらのワクチンなら一般的な冷凍庫で事足りますが、マイナス70度となると病院ごとに「2万ドルのコストがかかる」(CNNニュース)とされ、配備するのは容易ではありません。
日本も他人事ではありません。
ファイザーから購入を約束している数はアメリカが1億回分(5000万人分)であるのに対し、日本は1億2000万回分(6000万人分)です。
同社のワクチン事業部門で先進国地域市場を担当する担当者によると、同社はワクチンの提供スピードを速めるために、開発が終了前から製造設備の準備を並行して進める「Manufacture at risk」と呼ばれる手法を採用して来たと言います。
今更日本が購入をやめるわけにはいかないという事情もあります。
ではどうやってマイナス70度に保ちながら日本の病院などに配布し、安全に人々に投与するのか?
ファイザーはワクチンと同時に超低温を維持できるスーツケース大の専用箱を開発したと言います。
しかしこの取り扱いがやっかいなんです。
「有効期限は向上で密閉してから10日間」「箱を開けていいのは1日2回。1回につき3分まで」「箱に収納できるワクチンは1000~5000回分」など細かな条件が付きます。
ファイザーによると、日本向けのワクチンを製造するのはアメリカかベルギーの工場だと言います。
投与の現場にワクチンが届くまで平均3日かかるとされ、箱での保存は最大10日間なので、箱を受け取った病院は残り7日で1000~5000人にワクチンを投与するか、別の場所で保管しなければならない計算となります。
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さらに1人当たり2回の投与が必要で、2回目は1回目の21日後と決まっています。
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常識的には、非常に難しい対応というのを理解できます。
どうすればいいのでしょうか?
冷凍マグロ用の冷凍倉庫が活用できないかという議論が進んでいるようです。
冷凍マグロの保管はマイナス50度~60度が一般的ですが、マイナス70度で保管できる冷凍庫を販売する会社や冷凍倉庫をすでに持つ水産会社もあります。
そういった既存の設備を応用できる可能性があるのではないかという事です。
なお、ワクチンの保管用冷凍庫を開発するツインバード工業によると、マイナス80度まで達成できる冷凍技術を有するものの、マイナス70度レベルの冷凍庫を既成品として販売しているわけではないと言います。
日本政府からマイナス70度で保管できる既存の冷凍庫がどこにあるかの調査依頼が冷蔵庫の業界関係者にあったといいます。
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基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
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受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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