マーケティング研究 他社事例 710 「GAFAという巨人2」 ~時価総額は東証1部を超えているんです!?~
「巨額の投資でイノベーションを引き起こし、消費者の潜在的なニーズを満たすサービスを創造して巨額の利益を得る」
GAFAはこの好循環を繰り返す事で成長して来ました。
新型コロナウイルスで多くの企業が不振に見舞われ、事業規模縮小に走らざるを得ない中、GAFAの勢いは変わらないどころか、むしろ強まっているといっても良いでしょう。
ハリウッドのアーティストたちのシリコンバレーへの移動は、コロナ禍の中でGAFAの影響力がさらに高まっている事実を示しています。
GAFAの研究開発費は、新型コロナ後も増加を続けています。
2020年1月から9月までに4社が投じた研究開発費は787億ドル(約8兆2700億円)と前年同期比で約17%増えました。
4社の合計額は、なんとミャンマーのGDP(国内総生産)を上回る規模となっています。
事業拡大に向けて、企業買収にも余念がありません。
GAFAが20年上半期に買収した主な企業は以下の通りです。
グーグル、Appsheet(アメリカ)モバイルアプリ開発プラットフォーム・North(カナダ)スマートグラス開発。
アップル、Dark Sky(アメリカ)天気予報アプリ、Voysis(アイルランド)自然言語の入力を解析するAIプラットフォーム、NextVR(アメリカ)スポーツや音楽のVR配信、Fleetsmith(アメリカ)デバイスのリモート管理支援。
フェイスブック、Sanzaru Games(アメリカ)VRゲーム等開発のゲームスタジオ、Scape Technologies(イギリス)AR向けの位置特定サービスを提供、Mapillary(スウェーデン)クラウドソーシングで地図用データを収穫する技術を持つ。
アマゾン、Zoox(アメリカ)自動運転技術を開発。
企業の事業内容はクラウドサービスからゲーム、VR、そして自動運転と多岐にわたっています。
とりわけ熱心なのがアップルで、上記の企業の他にさらに4社を買収しています。
コロナ禍で企業価値が下がったところをチャンスと見ているようです。
皮肉にもコロナショックはGAFAを「焼け太り」させており、4社の時価総額は、アメリカを代表するS&P500種株価指数全体の時価総額の19%を占めています。
マイクロソフトを加えるとその額は今年4月、約560兆円となり、日本の東証1部上場企業の時価総額を超えたのでした。
外出自粛で人々の行動範囲が狭まる中、GAFAが提供するサービスや製品に依存せざるを得ない状況が、GAFAを勢いづけています。
検索窓に打ち込まれた単語や買い物の履歴、SNSで「いいね」を集めた投稿など、人々がサービスを使えば使うほど、GAFAの下には次のビジネスの「種」につながるデータが集まり、他の事業者の参入機会を奪う事にもつながりかねません。
各国の規制当局や一部の個人・企業はこうした状況に懸念を持ち、GAFAへの反発を強めています。
それでもGAFAの成長が止まらないのは、新型コロナウイルスの感染拡大という追い風だけが理由ではありません。
蓄えたデータを利用してイノベーションを起こすGAFAのビジネスモデルに、現行の規制の枠組みが十分に対応できていない面もあるからです。
各国の規制は、大きく「競争政策」「個人情報保護」「デジタル課税」といった内容で分類することができます。
例えば、競争政策では消費者利益と価格支配力を市場の独占・寡占の判断基準としてきた法律でGAFAを規制するには限界があります。
なぜなら消費者は検索エンジンやSNSなどを無料で利用していて、他の競合へ乗り換えるのも自由です。
このような状況のもと「消費者が特定のサービスを使わざるを得ない状況を生み出し、データを収集することで他の事業者が公正に競争できない環境を作り出している」という強力な証拠を集めるのは容易ではありません。
(続く)
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい1
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
「巨額の投資でイノベーションを引き起こし、消費者の潜在的なニーズを満たすサービスを創造して巨額の利益を得る」
GAFAはこの好循環を繰り返す事で成長して来ました。
新型コロナウイルスで多くの企業が不振に見舞われ、事業規模縮小に走らざるを得ない中、GAFAの勢いは変わらないどころか、むしろ強まっているといっても良いでしょう。
ハリウッドのアーティストたちのシリコンバレーへの移動は、コロナ禍の中でGAFAの影響力がさらに高まっている事実を示しています。
GAFAの研究開発費は、新型コロナ後も増加を続けています。
2020年1月から9月までに4社が投じた研究開発費は787億ドル(約8兆2700億円)と前年同期比で約17%増えました。
4社の合計額は、なんとミャンマーのGDP(国内総生産)を上回る規模となっています。
事業拡大に向けて、企業買収にも余念がありません。
GAFAが20年上半期に買収した主な企業は以下の通りです。
グーグル、Appsheet(アメリカ)モバイルアプリ開発プラットフォーム・North(カナダ)スマートグラス開発。
アップル、Dark Sky(アメリカ)天気予報アプリ、Voysis(アイルランド)自然言語の入力を解析するAIプラットフォーム、NextVR(アメリカ)スポーツや音楽のVR配信、Fleetsmith(アメリカ)デバイスのリモート管理支援。
フェイスブック、Sanzaru Games(アメリカ)VRゲーム等開発のゲームスタジオ、Scape Technologies(イギリス)AR向けの位置特定サービスを提供、Mapillary(スウェーデン)クラウドソーシングで地図用データを収穫する技術を持つ。
アマゾン、Zoox(アメリカ)自動運転技術を開発。
企業の事業内容はクラウドサービスからゲーム、VR、そして自動運転と多岐にわたっています。
とりわけ熱心なのがアップルで、上記の企業の他にさらに4社を買収しています。
コロナ禍で企業価値が下がったところをチャンスと見ているようです。
皮肉にもコロナショックはGAFAを「焼け太り」させており、4社の時価総額は、アメリカを代表するS&P500種株価指数全体の時価総額の19%を占めています。
マイクロソフトを加えるとその額は今年4月、約560兆円となり、日本の東証1部上場企業の時価総額を超えたのでした。
外出自粛で人々の行動範囲が狭まる中、GAFAが提供するサービスや製品に依存せざるを得ない状況が、GAFAを勢いづけています。
検索窓に打ち込まれた単語や買い物の履歴、SNSで「いいね」を集めた投稿など、人々がサービスを使えば使うほど、GAFAの下には次のビジネスの「種」につながるデータが集まり、他の事業者の参入機会を奪う事にもつながりかねません。
各国の規制当局や一部の個人・企業はこうした状況に懸念を持ち、GAFAへの反発を強めています。
それでもGAFAの成長が止まらないのは、新型コロナウイルスの感染拡大という追い風だけが理由ではありません。
蓄えたデータを利用してイノベーションを起こすGAFAのビジネスモデルに、現行の規制の枠組みが十分に対応できていない面もあるからです。
各国の規制は、大きく「競争政策」「個人情報保護」「デジタル課税」といった内容で分類することができます。
例えば、競争政策では消費者利益と価格支配力を市場の独占・寡占の判断基準としてきた法律でGAFAを規制するには限界があります。
なぜなら消費者は検索エンジンやSNSなどを無料で利用していて、他の競合へ乗り換えるのも自由です。
このような状況のもと「消費者が特定のサービスを使わざるを得ない状況を生み出し、データを収集することで他の事業者が公正に競争できない環境を作り出している」という強力な証拠を集めるのは容易ではありません。
(続く)
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
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彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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