おひとりさま映画やソロ鑑賞とかヘーキなので、アクティブに見られがちですがインドア派です。
屋外BBQなどは嗜みますが、それはアウトドアというより食イベントみたいなもので。
そんなワタシがこの年になっての初キャンプ。それもいきなりのテント泊。
角打ち(酒屋店内での立ち飲み)で袖触れ合うのも他生の縁ということで、いつのまにやらお仲間になった方たち総勢7名で。
そのうちキャンプ未経験者4名という、経験者におんぶにだっこ的な展開は予想できましたが・・・・にしても、キャンプ達人の凄腕感が半端なかったです。
普通乗用車から出てくるわ、出てくるわのキャンプツールの数々。
どうやって収納したん???なんでこんなのまであるの????といちいち驚く素人集団。
ターフやテントの重装備に加え、コンロ、焚火台、キッチンツール一式、食器洗い用スポンジなんてこまごましたものも必要なんですね。
ワタシもオットも不器用なことには自覚しておりますが・・・要は構造や論理を解析しないままに手を出すからこんがらがるのだと、テントの組み立てを見ながら確信しました。
なにか手伝おう、役にたとうという心意気だけはあるのですが、テントを固定するロープに引っかかって転倒することしかできなかったitatchi夫婦です。
ビギナーな上に不器用が重なると、これがもういわゆる足手まとい、邪魔にしかならないという。
調理は分担して。ダッチオープンで柔らかく煮込まれたスペアリブのコーラ煮。コーラとマーマーレドと醤油で味つけだそう。
スキレットでカリカリになるまで炒めたジャコを使った豆腐サラダや、鶏もも肉ソテー。キャンプ達人は、この鍋つかみさえお持ち込み(驚)
ワタシが作ったのはミネストローネ。トマト水煮缶詰に頼ったシンプル調理。一応、フェンネルやローリエいれてみました。
オットは当初、パエリアを作ると宣言して、早速パエリア鍋を買いに行きました。
とはいえ料理初心者のオット、直前になって「パエリア止めた。危険すぎる」ということで変更したメニューはB級グルメグランプリの「十和田バラ焼」
先月の東北旅行で十和田バラ焼専門店で購入したバラ焼のタレがあるので、お味の保証バッチリ。
そして玉ねぎと牛バラをそのタレに漬け込んで炒めるだけという失敗しようのないメニューに変更していました。
それを「東北の味だよ」「君たちを十和田へ連れてってあげる」とさんざん、自慢してましたが‥‥全てはお土産のタレのチカラです。
海辺のキャンプでは、海に沈むサンセットの美しいこと。
そしてキャンプといえば焚火。
焚火というのは、人を引き寄せるというか。黙ってずつと見ていることが出来ます。なぜか焚火の炎は癒されます。
そして翌朝は、早朝5時台にガシャンガシャンと派手にものを倒す音を立てるオットの所業(インドアでもアウトドアでも行動が同じ)で、各々のテントからゴソゴソと這い出すメンバーたち。
豆をミルで挽くことから始める自然の中のモーニングコーヒー。
キャンプ達人てすごいよね。
この1杯のために、真空パックしたコーヒー豆、ミル、ドリップ用ケトル、コーヒーサーバー、ペーパーフィルターと完ぺきな一式を、わざわざ持ってくるんだから。
ワタシならドリップパックを人数分持ってきて、ハイ終わり!!ってやるとこです。
自然の中でもこだわりを持つ、自然の中だからさらにおいしくするための努力をするという、キャンプ達人と素人では、その心構えが違います。
キャンプは人生の勉強になるなあ。