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あなたが「菅総理大臣」なら、どうするだろうか?/倉山満

2021年04月17日 19時30分06秒 | 政治のこと
 
本欄では何回も、「余力を残した上での安倍内閣退陣」を提言してきた。賢明にも採用されて、安堵している。安倍晋三さんには「長い間お疲れさまでした。今後はしっかり療養し、政界の外の大所高所で役割を果たしてください」と申し上げたい。  

一方、“お友達”の枝野幸男さんは、野党新党の代表に当選、党名も立憲民主党と決まった。枝野さんは今後も自民党を支える気だろうか。  最初に前提となるルールを確認しておく。総理大臣は衆議院の首班指名で決まる。衆議院議員の大半は小選挙区制で選ばれる。小選挙区制は、与党内に反主流派を認めない制度だ。 

 なぜなら、小選挙区制とは一つの選挙区で一人しか当選できない制度だ。だから、その党で反主流派になれば、公認を得られない可能性もある。それが不満で党を出ていけば、「刺客」を差し向けられる可能性もある。代議士は落選が怖い。 

 最たる例が、郵政選挙だ。小泉純一郎首相が掲げる郵政民営化に、自民党内の半分が敵に回った。これに対し小泉首相(自民党総裁でもある)は、造反者を除名、対立候補を立てて戦い、党を制圧した。 

 かつての自民党政治のように活発すぎる派閥抗争は、今の制度では成立しえないのだ。その証拠に、8年間も反主流派だった石破茂派は干しあげられてしまった。  

こうした制度の下で野党第一党が政権を獲得する意思が無いとしたらどうなるか。与党の政権は永遠である。時の首相は内外に敵がいなくなる。安倍首相が党内の目ぼしい敵は石破茂だけ、野党第一党は常にナンチャラ民主党。長期政権を築けて当然だったのだ。 

 この状況で、党首が枝野幸男で選挙互助組合を作る。だから、枝野さんは自民党の最大の“お友達”だと言うのだ。 


既に熾烈な駆け引きが始まっている
  自民党総裁選挙(総理大臣を決める選挙である)は菅義偉官房長官の当確を前提に(14日、菅官房長官が選出)、関心は人事と総選挙の時期に移り、既に熾烈な駆け引きが始まっている。  

二階俊博幹事長を嚆矢に、細田博之、麻生太郎、竹下亘、石原伸晃と五大派閥の領袖が次々と菅支援を打ち出した。異様なのは、細田・麻生・竹下の三大派閥の領袖が、合同記者会見で菅支持を打ち出したことだ。麻生氏の呼びかけとされるが、露骨な二階はずしだ。現に二階派は不快感を示している。 

 党を牛耳る二階幹事長と政府で副総理の麻生財務大臣は、安倍内閣の主流派だったが、常に主導権争いをしてきた。

そして、安倍退陣とともに対立が先鋭化した。自らの留任とともに、官房長官に森山裕国会対策委員長を推す二階氏に、主流三派が業を煮やした格好だ。石原派の森山氏は、菅・二階の両氏とトリオを組み、「MSNライン」と称される。 


 両陣営は解散時期を巡っても、つばぜり合いを繰り広げている。竹下氏が「コロナが収束していなくても解散総選挙は打てる」と発言すれば、公明党の斉藤鉄夫幹事長と山口那津男代表は「コロナが収束していなければ選挙はできない」と主張、二階氏も同調している。二階幹事長を外すなら、選挙に協力しないとの恫喝だ。

菅氏も「国民が望んでいることをやる」とトーンダウンさせている。公明党は、創価学会の意向を受けて発言している。創価学会は今や自民党の最大支持団体でもあるので、時の首相も無下にできない。


 さて、あなたが「菅総理大臣」なら、どうするだろうか?   まず、官房長官は自派で固めなければ何もできない。菅派の全貌は不明だったが、25名の国会議員が所属しているとか。弱小派閥を率いる「菅首相」は、官邸主導で政官界ににらみを利かすしかない。それは安倍内閣8年で官房長官を務めた菅氏が、誰よりも熟知しているはずだ。具体的には梶山弘志現経済産業大臣のような人材を据えられるかが第一だろう。  

次に幹事長人事だ。安倍首相が満を持して病気退陣したのは、勝てる内に解散総選挙に打って出るという魂胆だ。しかも相手は枝野幸男。天地がひっくり返っても政権交代はない。ならば、次の幹事長は総選挙勝利の功績で留任となる。 

 もし二階幹事長留任で選挙に臨む、あるいは「菅首相」が解散を打てないとすると、二階氏に党を明け渡した安倍内閣の二の舞である。 

 仮に「菅首相」がやりたいことをやるとしたら、官房長官は自前、幹事長から二階はずし。その上で、財務大臣と外務大臣の主要二閣僚、自民党三役(幹事長・政調会長・総務会長)を主流五派に割り振りつつ、主導権を確保するのが第一の関門だ。 


 第二の関門が、早期解散総選挙だ。仮に創価学会・公明党の意向で首相の解散権が封じ込められるなら、「菅首相」は自民党の多数ともども屈服する格好となる。それでは「菅内閣」は死に体だ。しかし、マスコミに流れている10月総選挙説も、安倍内閣の時代から創価学会・公明党を抜きにして決めている訳が無い。二階はずしに対し、それまでの義理で創価学会・公明党が抵抗しているに過ぎないだろう。  ならばコロナを収束させてしまえばいい。どうやって?  

安倍内閣の時代から、政府は科学的知見など一顧だにしていない。御用学者にテキトーな理由を付けて「収束している」と言わせれば良い。息苦しい世の中に国民は飽き飽きしている。「マスクのいらない生活」を訴えれば、自民党は議席を増やすかもしれない。 

 その方法が適切とは思わないが、創価学会・公明党の顔が立つようにすれば、現職総理及び自民党多数三派を敵に回し、二階氏(幹事長を外されているならなおさら)をとるか。とるまい。  

二階氏は親中派として知られるが、麻生氏は祖父吉田茂の代から親米派である。最近でもアメリカの対中経済制裁に合わせて外為法を改正するなど、親米派として親中派を掣肘する動きが見える。「二階はずし」の動きも、その一環か。


  二階氏は「菅内閣」の黒幕として動いていた。その動きすら操る黒幕がいたとしたら、どうだろう。 


 菅氏は総裁選出馬の初日、青木幹雄元参議院議員に挨拶に行った。青木氏に関しては、私は2年前から本欄で重要人物として指摘してきた。菅氏との関係も深い、親米派だ。

 「菅首相」に期待したいのは、親中派潰しだ。  切り死に覚悟で戦うなら、応援する。



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新型コロナ感染拡大 医師が危惧するのは気の緩みや“解禁ムード”>2020年2月

2021年04月17日 18時30分43秒 | 医療のこと
新型コロナ感染拡大 医師が危惧するのは気の緩みや“解禁ムード”【新型コロナを正しく恐れる】

 首都・東京で新型コロナウイルス感染者が急増していることを受け、政府や地方自治体の動きが慌ただしくなってきた。政府は特別措置法に基づき「政府対策本部」を設置。小池都知事は近隣4県の知事と電話会議を開いて、「不要不急の外出禁止」を求める共同メッセージを出すなど、感染拡大防止に躍起になっている。



 しかし、こうした動きに戸惑い、心の底で「大げさなのではないか」と思っている人もいるのではないか。

 安倍首相が20日に「休校要請を段階的に解除する」方針を示し、自粛してきた大規模イベントに関しても「主催者がリスクを判断し、慎重に対応する」よう要請するにとどめたことで、「感染拡大は山場を越えたのではないか」との楽観ムードが一旦広がったからだ。

 しかし海外では、イタリアやスペインでは新型肺炎の急増に制御がかからず、北欧やドイツ、スイスでも患者は急増している。欧米諸国は早めに中国からの直行便を止めているが、空港や国境の検疫が甘かったからではないか、といわれている。しかも、1月中にはかなり多くの中国人が訪欧している。東邦大学名誉教授の東丸貴信医師はいう。

「3月初めに友人であるパリ大学学長に状況を伺ったところ、フランスの病院は新型肺炎に対処する準備はできており、クラスターを見つけ隔離して感染拡大を抑えているとのことでした」

 ところがフランスではその後も、大臣の感染も含め患者が激増。医学生や退職医師を動員しているが、押し寄せる多数の患者に苦戦しているという。

「日本での新型コロナ検査数が少ないことはよく指摘されますが、欧米でも、初めはそれほど検査をしていなかったようです。強いインフルエンザくらいに侮っている間に世界中で感染者数は激増したのでしょう。

日本では早めからクラスターを見つけて潰すというキメ細かい作業を継続して、水面下の感染集団を抑えこんできているようです。清潔で几帳面な国民性も相まって、まだ新型コロナ感染に耐えているといわれています。昨日の友人の話では、フランスは3週間後にピークを迎えるだろうとのことです。また、犠牲者が多数になるのは避けられないとの見方でした。イタリアやフランスのようにならないためには、気を緩めないことです」(東丸貴信医師)

■専門家会議メンバーが全国医療関係者へ「助けて」と

 日本の感染症の専門家も危機感を募らせている。政府の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」クラスター対策班で北海道大学の西浦博教授は「いまは空から焼夷弾が降ってきているような状態だ」と解禁ムードを危惧する声を上げているという。 医療従事者向けの総合医療情報サイト「m3.com」へ西浦教授が3月23日に寄稿した「保健医療従事者向けのメッセージ」には「今は2月よりも厳しく、今からこそイベント自粛とハイリスク空間を避ける声を保健医療の皆さんから届けていただけるよう、助けてください」と書かれている。

 西浦教授は、大規模イベント自粛と専門家会議が求めた、「密封空間、密集場所、密接場面」がそろった場所での接触自粛が続いている間に日本国内の新規感染者数が減少したことを紹介。今回の新型コロナは行動変容を伴う努力をすれば「制御できる」としている。

 ところが小中学校休校解除の方針が伝わったことで市民の間で「解禁ムード」が高まったと危惧しているという。行動が普段通りに戻ると欧米で見られるような爆発的な感染者数の増大が懸念されるからだ。とくに、大規模イベントを流行地域で再開すると、制御不能になるという。

 西浦教授は、「非常識を承知でわかりやすいようにミサイルで例えると1月から2月上旬は短距離ミサイルが5~10発命中した程度ですが、この3月のパンデミックの状況というのは空から次々と焼夷弾が降ってきているような状態です。そこで『火事を一つ一つ止めないといけない』というようなのが今の状態です」とし、「現状では、市民の皆さまがそこまでの危機意識をもってこの流行に対峙したり、一人一人の行動を考えていないものと思います。過度の行動制限や都市封鎖などで見込まれる経済的ダメージが起こらないように、50人以上の大規模イベントへの参加をやめ、2次感染が何度か発生した3条件の重なる場所(例えばスポーツジム、ライブハウス、展示商談会、接待飲食など)およびその他の機会(懇親会など)の接触を控えることができないといけません」と医療関係者に呼び掛けている。

  西浦教授は感染症数理モデル第一人者。日本では数少ない、感染症の広がりを予測できる研究者である。その声を無視することはできない。



3/27/2020


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【東京】仕事に悩み泣いていた女性に声をかけ、居酒屋で一緒に酒を飲み、ホテルに無理やり連れ込み性的暴行、会社員の男(27)逮捕

2021年04月17日 17時30分03秒 | 事件と事故

東京・池袋で仕事に悩み道端で泣いていた女性に声をかけホテルで性的暴行を加えたとして、27歳の会社員の男が警視庁に逮捕されました。

 わいせつ略取などの疑いで逮捕されたのは、横浜市の会社員・福増省也容疑者(27)です。福増容疑者は先月の深夜、40代の女性を東京・池袋のホテルに無理やり連れ込み、馬乗りになって顔を殴ったり頭を床に打ち付けるなどしたうえ、性的暴行を加え2週間のけがをさせた疑いがもたれています。

 福増容疑者は、仕事に悩み道端で泣いていた女性に声をかけ居酒屋で一緒に酒を飲んだあと、帰ろうとした女性を羽交い締めにするなどしてホテルに無理やり連れ込んだということです。取り調べに対し、福増容疑者は「弁護士と話をするまで話すことはありません」と認否を保留しているということです。(19日15:58)


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【コロナ研究】 新型コロナ、軽症でも脳に損傷の恐れ 英研究

2021年04月17日 17時00分25秒 | 医学と生物学の研究のこと

 

 

【コロナ研究】新型コロナ、軽症でも脳に損傷の恐れ 英研究

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者に神経系の合併症リスクがあることは知られているが、 

 


英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の医学研究チームは8日、せん妄や神経系の損傷、脳卒中など 


命の危険がある合併症は当初考えられていたよりも一般的で、軽症の患者にも深刻な問題を引き起こす恐れがあると警鐘を鳴らした。 

学術誌「ブレイン(Brain)」に発表された論文によると、COVID-19と診断された入院患者と感染疑いの患者合わせて43人の神経系の症状を調べたところ、 
一時的な脳機能障害が10例、脳の炎症が12例、脳卒中が8例、神経系の損傷が8例見つかった。 
脳の炎症が確認された患者のほとんどは、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)と診断された。 

UCL神経学研究所(Queen Square Institute of Neurology)とUCL病院NHS財団トラスト(UCL Hospitals NHS Foundation Trust)に所属するマイケル・ザンディ(Michael Zandi)氏は、 
「脳の炎症など神経系の症状のある人が予想以上に多く、それは呼吸器症状の重症度とは必ずしも相関していないことを確認した」と述べた。 

神経系の症状がみられた患者はいずれも、脳脊髄液から新型コロナウイルスは検出されず、ウイルスが脳を直接攻撃していないことが示唆される。 

 


研究チームは、恐らく重要であろう点としてADEMの発症は「COVID-19の呼吸器症状の重症度とは関連していない」と結論づけている。 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/29c08a904ea7b15dbb5e4cd525382566eb38165e

7/10fri/2020

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太田道灌の力>大河ドラマを切望する地域活動

2021年04月17日 16時00分27秒 | 文化と芸能
大河ドラマの御利益は大きいようですね🍀
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