「老後には2000万円の貯蓄が必要」。2年前に問題になり、今なお尾を引くテーマだが、現実的には「少しでも長く働こう」と考えている人も多いだろう。そのとき、コンビニは高齢労働者の受け皿となり得るのか? 実際にコンビニで働く人の、リアルな声を集めてみた。
早朝勤務が向いている?シニアのコンビニバイト事情]
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/bb/0cc93b2d57b53de331f72ad0d2141c33.png)
しかし、コロナ禍で経費削減に突き進む企業は多く、シニア雇用を生み出すのが難しいのも実情だ。そのなかで、これまで常に“人材不足″であったコンビニは高齢労働者たちの受け皿になりうるのか。実際にコンビニで働く60歳以上の方々から現場のリアルな話を聞いて、働ける限界年齢を探った。
「59歳のときから週5日、フルタイムの8~17時勤務で働いています。月給は18万円ほど。立ち仕事はきついですけど、以前は工場で8時間働いたあと、コンビニで3~4時間レジ打ちしていたので、そのときに比べたら大丈夫です」
こう語ってくれたのは佐藤かおりさん(仮名・66歳)。約20年前、家計が厳しくなったときに、レジ打ちからコンビニバイトを始めた。
「ダブルワーク可能な仕事を探したときに見つけたのがきっかけですね。未だに家計は厳しいのでこれからも働き続けるつもりですが、若いときにコンビニの仕事を覚えといてよかったです。今から全部覚えるのは、私には少し大変だったと思うので……」
佐藤さんが話すように、いまやコンビニ業務は多岐にわたり、公共料金の収納代行から宅配の受付、品出し、フライヤー(揚げ物商品)の管理、清掃など、マルチタスクは当たり前。
すぐに辞めてしまうシニアは案外多い
コンビニジャーナリストの渡辺広明氏は「60歳以上のシニアにとって、コンビニ業務のハードルはかなり高い」と語る。
「始めても『求められるものが多すぎて覚えられない』と、すぐに辞めてしまうシニアの方は案外多いとオーナーさんから聞きますね。コンビニ店員にきつくあたる客も多いので、サラリーマンで勤め上げた人ほど、たまに浴びる罵詈雑言に耐えられないことがあるようです。レジ打ちだけ、品出しだけとか、単一業務からゆっくり覚えられるようにしているコンビニでは、シニアの方も続いている印象です」
定年後も社会との接点を持ち続けたい」
仕事に適正はあるが、同時にチャレンジ精神も大切だ。今年で63歳になる安西邦夫さん(仮名)は、コンビニ未経験ながら昨年の10月からアルバイトを始めた本職の出勤日数が60歳を過ぎてから月18日だったのが、コロナ禍で10日まで減ってしまって。時間を持て余してバイトを探したのがきっかけでした。会社は65歳定年で、最長67歳まで勤務可能なのですが、定年になってからバイトを探しても遅いと思って。今は週3日、朝6時から本職が始まる11時まで働いています」
安西さんの本業は大手輸送関係。30年以上勤め、一般的にはエリートと呼ばれるサラリーマンだが、コンビニでのアルバイトは「すべてが新鮮」だそう。
「本職では30年間以上、同じ業務を同じ仲間と続けています。一方で、コンビニではお客様と、入れ替わりが激しくさまざまなバックグラウンドを持った同僚という、社会との接点がある。同僚は上が76歳、下は20歳と幅広いんです。ものすごくいい刺激がありますね。担当は朝の時間帯。お客さんがとても急いでいて、接客の緊張感もハンパないんですよ(笑)」
はじめのうちはマニュアルが覚えられず、「もたもたして客に怒鳴られることもあった」と安西さん。メモを見返しながらなんとか1か月で接客と品出しを覚えた。それでも、「瞬間的に忙しければ忙しいほど燃えます」と明るく語る。
「元来、じっとしているのが苦手な性格で、動き続けていたいんですよ。本業の前に働いているから休日の解放感も増して、体への負担は感じないですね。定年後も、いろんな形で社会との接点を持ち続けたいと考えています」
大手コンビニ3社はいずれも、HP上でアクティブシニアの積極採用を謳っている。ローソン広報部に実情を聞くと、「60歳以上のパート・アルバイトの方は約2万人で、総従業員数のおよそ1割を占めています。ローソンも客層が拡大し、60歳以上のお客様の比率が約2割となるなかで、会話しやすいシニアの方に働いていただくのは自然な流れです」とのこと。
慢性的な肩こりが治ったという声も
「遅刻が少なく、早朝勤務も苦にせず明るく働いてくださる傾向がある」そうで、たしかに朝早く目覚めてしまうシニアには向いているかもしれない。
画像はローソンHP上のシニア採用紹介のキャプチャ。シニアの方がイキイキと働く様子が伺える
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/e8/2f1f35d8fbd43ac2b2bb358da7a7fd47.jpg)
「今も続けている本業がパソコン作業なので、ほどよく体を動かすコンビニで働き始めたら、慢性的な肩こりが治ったんですよ。電子マネーやスマホ決済で複雑怪奇なレジ仕事も、最初は『こんなの無理!』と思いましたが、覚えてしまった今では『私はこんなことができる』という優越感を得ています。ボケ防止にもなる気がして、友人にも勧めていますね」
肉体労働と捉えるか、軽い運動と捉えるかで意欲も異なるのだろう。清水さんは「うちのコンビニは定年が75歳までなので、それまで続けたい」とモチベーションも高い。
接客業と自分の性格との相性は要確認
画像/PIXTA
老後にストレスは天敵なので、接客業と自分の性格との相性を確かめてみるのは必要だろう。
また、コンビニも機械化が進み、「セブンイレブンでは今年8月までに全店舗でセミセルフレジが導入される予定です」と前出の渡辺氏。業務がよりシンプルになれば、75歳とは言わず、80歳、90歳と、健康である限り働き続けられるコンビニが誕生するかもしれない。
【医療崩壊】東京のコロナ感染の男性(60)、フラつきながら大学病院訪れるも「門前払い」→診察も検査も受けられず自宅で死亡
コロナ犠牲者が残した“最後のLINE”
4日 23時18分
新型コロナ「第3波」が猛威を振るっていた今年1月、東京では、診察も受けられないまま自宅で死亡する人が相次ぎました。ある男性が死の直前まで友人に送っていたLINEのメッセージは、医療崩壊の恐ろしさを浮き彫りにしていました。
〈なんか、コロナになったかも。辛子明太子を食べたら辛くないのです〉
新型コロナ「第3波」の真っただ中にあった今年1月、ある男性が友人に送ったメッセージです。
〈全身が痛くて起きられない〉
〈はやく病院行ったら。本当にいきなり、急変して死んじゃった人いるからさ〉(友人)
映画のプロデューサーとして活動していた及川淳さん(60)は、このやりとりの数日後、東京・新宿の自宅で亡くなっているのが見つかりました。検査も治療も受けられないまま、一人暮らしの自宅で容体が急変。死亡した後の検査でコロナへの感染が判明したのです。こうしたケースは第3波で急増し、1月には、警察が把握しているだけでも76人に上りました。
及川さんが亡くなる直前までLINEでやりとりをしていたのは、友人で仕事仲間でもある杉本正幸さん(61)です。
「(及川さんと)ここのスタジオにお世話になった。本当に(映画の)できあがりを楽しみにしていた」(杉本正幸さん)
当時、2人が制作中だった映画が完成間近で、去年の大晦日に映画関係者や俳優らとの会食をしていました。
「年末に会食した時に一緒にいた方について(及川さんは)『あの人大丈夫かな』と話していたので、どうしてって聞いたら『なんか咳出ているし』という感じで話していました」(杉本正幸さん)
会食メンバーの中に、せきこんでいた人がいたということで、及川さんが体調の異変を訴えたのは、その2日後のことでした。
〈具合は、どうですか?〉
〈痛くて七転八倒・・・食欲はゼロです〉(及川さん)
悪化の一途をたどる様子を見かねた杉本さんは、とにかく病院に行くよう勧めます。及川さんは発症から3日後、ふらつく体で自宅近くの病院に向かいました。
「及川さんは自宅近くのこちらの大学病院を歩いて訪れました。しかし、受診することはできませんでした」(記者)
当時、この病院では外来の診察を制限していて、検査すら受けることはできませんでした。
「すごく怒って『病院の意味ないですよね』って、写真入りで僕に送ってきてました」(杉本正幸さん)
〈頑張って病院に来たら、コロナは受付しないと言われて保健所に連絡してください、と言われました〉(及川さん)
気力と体力を振り絞って向かった病院で診察を断られ、保健所に連絡する気力もなかったのでしょうか、そのまま自宅で横たわっていた及川さんの容体は、3日後に急変します。
〈杉本さん、身体中が痛くて会話になりません。メールもまともに打てません。いきを吸うとハアハアせきが止まらなくなります〉(及川さん)
〈肺炎起こしていたら、本当に死にますよ〉
杉本さんのメッセージに及川さんが反応することはなく、翌日、自宅で亡くなっているのが見つかったのです。
「耳に残っています。及川さんの言っていた言葉、『門前払いですよ』って。病院から門前払いされれば、具合が悪くない人でも悪くなっちゃう。亡くならないでいい人も亡くなっちゃうと思うんですよ。本当に無念。あの時に動けて歩けた時に絶対助かったはずだから」(杉本正幸さん)
及川さんが「門前払いにあった」という病院はJNNの取材に対し、「個別のケースについては答えられない」としています。ただ、当時、東京では、この病院に限らず、多くの医療現場は極限状態でした。
「既に医療崩壊の状態になってきています。医療崩壊から医療壊滅になってしまうおそれがあります」(中川俊男 日本医師会会長 1月13日)
続きと動画はソースで
4日 23時18分
新型コロナ「第3波」が猛威を振るっていた今年1月、東京では、診察も受けられないまま自宅で死亡する人が相次ぎました。ある男性が死の直前まで友人に送っていたLINEのメッセージは、医療崩壊の恐ろしさを浮き彫りにしていました。
〈なんか、コロナになったかも。辛子明太子を食べたら辛くないのです〉
新型コロナ「第3波」の真っただ中にあった今年1月、ある男性が友人に送ったメッセージです。
〈全身が痛くて起きられない〉
〈はやく病院行ったら。本当にいきなり、急変して死んじゃった人いるからさ〉(友人)
映画のプロデューサーとして活動していた及川淳さん(60)は、このやりとりの数日後、東京・新宿の自宅で亡くなっているのが見つかりました。検査も治療も受けられないまま、一人暮らしの自宅で容体が急変。死亡した後の検査でコロナへの感染が判明したのです。こうしたケースは第3波で急増し、1月には、警察が把握しているだけでも76人に上りました。
及川さんが亡くなる直前までLINEでやりとりをしていたのは、友人で仕事仲間でもある杉本正幸さん(61)です。
「(及川さんと)ここのスタジオにお世話になった。本当に(映画の)できあがりを楽しみにしていた」(杉本正幸さん)
当時、2人が制作中だった映画が完成間近で、去年の大晦日に映画関係者や俳優らとの会食をしていました。
「年末に会食した時に一緒にいた方について(及川さんは)『あの人大丈夫かな』と話していたので、どうしてって聞いたら『なんか咳出ているし』という感じで話していました」(杉本正幸さん)
会食メンバーの中に、せきこんでいた人がいたということで、及川さんが体調の異変を訴えたのは、その2日後のことでした。
〈具合は、どうですか?〉
〈痛くて七転八倒・・・食欲はゼロです〉(及川さん)
悪化の一途をたどる様子を見かねた杉本さんは、とにかく病院に行くよう勧めます。及川さんは発症から3日後、ふらつく体で自宅近くの病院に向かいました。
「及川さんは自宅近くのこちらの大学病院を歩いて訪れました。しかし、受診することはできませんでした」(記者)
当時、この病院では外来の診察を制限していて、検査すら受けることはできませんでした。
「すごく怒って『病院の意味ないですよね』って、写真入りで僕に送ってきてました」(杉本正幸さん)
〈頑張って病院に来たら、コロナは受付しないと言われて保健所に連絡してください、と言われました〉(及川さん)
気力と体力を振り絞って向かった病院で診察を断られ、保健所に連絡する気力もなかったのでしょうか、そのまま自宅で横たわっていた及川さんの容体は、3日後に急変します。
〈杉本さん、身体中が痛くて会話になりません。メールもまともに打てません。いきを吸うとハアハアせきが止まらなくなります〉(及川さん)
〈肺炎起こしていたら、本当に死にますよ〉
杉本さんのメッセージに及川さんが反応することはなく、翌日、自宅で亡くなっているのが見つかったのです。
「耳に残っています。及川さんの言っていた言葉、『門前払いですよ』って。病院から門前払いされれば、具合が悪くない人でも悪くなっちゃう。亡くならないでいい人も亡くなっちゃうと思うんですよ。本当に無念。あの時に動けて歩けた時に絶対助かったはずだから」(杉本正幸さん)
及川さんが「門前払いにあった」という病院はJNNの取材に対し、「個別のケースについては答えられない」としています。ただ、当時、東京では、この病院に限らず、多くの医療現場は極限状態でした。
「既に医療崩壊の状態になってきています。医療崩壊から医療壊滅になってしまうおそれがあります」(中川俊男 日本医師会会長 1月13日)
続きと動画はソースで
新型コロナ、症状発現直前に感染力ピークか 研究
症状の出る前の保菌者が一番感染力が強いと、ほぼ予防は不可能ですから。
これが、Covid19の恐ろしさです。
【AFP=時事】新型コロナウイルスに感染した人は、目立った症状が表れる数日前からウイルスを拡散させ始めている可能性があるとする最新のモデル化研究が15日、発表された。
【図解】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(16日午前4時時点) 死者13.1万人に
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を食い止めるため、世界では、感染者の接触歴を症状が表れ始めた時点までさかのぼって追跡調査するといった対策が講じられているが、今回の研究では、こうした対策の根拠となっている重要な前提に異を唱える結果が示された。
自身が感染していることに気付いてすらいない一部の人々がウイルスを他人に感染させていることについては、これまでも専門家らの間でその可能性について指摘されていた。
だが今回の研究では、感染者からの伝染リスクが、実際には症状が発現する前からすでに非常に高くなっていることが示唆されている。
医学誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)に掲載された論文は、「流行を効果的に制御するには、症状発現の2~3日前に発生している可能性がある感染を捕捉する目的で、接触者追跡のより包括的な基準の制定を至急検討するべきだ」としている。
■症状発現前に高い感染性
今回の研究では、感染可能期間(感染者が他者に感染させることが可能な期間)に関する推論値を導き出すために、中国の病院で確認された患者からのウイルス排出に関する臨床データと、感染者とその人から感染したとみられる他者の組み合わせの「感染ペア」に関する別のデータを比較した。
香港大学(HKU)のエリック・ラウ(Eric Lau)氏らが主導した研究チームは、広州市第8人民医院(Guangzhou Eighth People's Hospital)の入院患者94人の咽頭検体を採取し、最初に症状が表れる日から32日間にわたってそれぞれの感染力を評価した。
その結果、患者はいずれも重症や重篤に分類される症例ではなかったが、保有するウイルス量は症状が表れる直後が最大で、その後に徐々に減少することが明らかになった。
また、中国国内と世界各地の感染ペア77組に関する公開データを用いて、ペアのそれぞれの患者に症状が表れるまでの時間の経過を算定した結果、潜伏期間(感染への暴露から症状が表れるまでの時間)は5日強と仮定された。
分析の結果、感染力が高い状態は症状が表れる2.3日前に始まり、最初の疾病兆候の0.7日前にピークに達すると推察された。ただし、症状が表れた正確なタイミングの特定は患者の記憶を頼りにしたと、論文の執筆者らは注意を促している。
感染連鎖における二次感染者の44%は症状が出る前の期間に感染したと、論文の執筆者らは推測している。また感染力は7日以内に速やかに低下すると予測されている。【翻訳編集】 AFPBB News
【図解】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(16日午前4時時点) 死者13.1万人に
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を食い止めるため、世界では、感染者の接触歴を症状が表れ始めた時点までさかのぼって追跡調査するといった対策が講じられているが、今回の研究では、こうした対策の根拠となっている重要な前提に異を唱える結果が示された。
自身が感染していることに気付いてすらいない一部の人々がウイルスを他人に感染させていることについては、これまでも専門家らの間でその可能性について指摘されていた。
だが今回の研究では、感染者からの伝染リスクが、実際には症状が発現する前からすでに非常に高くなっていることが示唆されている。
医学誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)に掲載された論文は、「流行を効果的に制御するには、症状発現の2~3日前に発生している可能性がある感染を捕捉する目的で、接触者追跡のより包括的な基準の制定を至急検討するべきだ」としている。
■症状発現前に高い感染性
今回の研究では、感染可能期間(感染者が他者に感染させることが可能な期間)に関する推論値を導き出すために、中国の病院で確認された患者からのウイルス排出に関する臨床データと、感染者とその人から感染したとみられる他者の組み合わせの「感染ペア」に関する別のデータを比較した。
香港大学(HKU)のエリック・ラウ(Eric Lau)氏らが主導した研究チームは、広州市第8人民医院(Guangzhou Eighth People's Hospital)の入院患者94人の咽頭検体を採取し、最初に症状が表れる日から32日間にわたってそれぞれの感染力を評価した。
その結果、患者はいずれも重症や重篤に分類される症例ではなかったが、保有するウイルス量は症状が表れる直後が最大で、その後に徐々に減少することが明らかになった。
また、中国国内と世界各地の感染ペア77組に関する公開データを用いて、ペアのそれぞれの患者に症状が表れるまでの時間の経過を算定した結果、潜伏期間(感染への暴露から症状が表れるまでの時間)は5日強と仮定された。
分析の結果、感染力が高い状態は症状が表れる2.3日前に始まり、最初の疾病兆候の0.7日前にピークに達すると推察された。ただし、症状が表れた正確なタイミングの特定は患者の記憶を頼りにしたと、論文の執筆者らは注意を促している。
感染連鎖における二次感染者の44%は症状が出る前の期間に感染したと、論文の執筆者らは推測している。また感染力は7日以内に速やかに低下すると予測されている。【翻訳編集】 AFPBB News
3000年前のユダヤ教唯一神「ヤハウェの像」を発見か!? 偶像崇拝が禁止されていたのになぜ…?(イスラエル)
イスラエルの都市エルサレムから西に約30キロの場所にある「キルベット・カイヤファ(Khirbet Qeiyafa)遺跡」で見つかった粘土像が、唯一神・ヤハウェをかたどった偶像である可能性が浮上しました。
粘土像の年代は約3000年前であり、高さ5センチほどと小さく、側には子馬の像も見つかっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ec/f300c1828cf004b67d23668a2ea88466.png)
しかし、ユダヤ教のヤハウェと言えば、モーセの十戒にあるように、偶像崇拝が絶対的に禁止されていたはずです。
一体、どういうことなのでしょうか。
■馬に乗ったヤハウェ像か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/b8/05f7b644426b48cbc0ad7662f801c8ca.png)
ユダヤ教では、紀元前13世紀頃に、ヘブライ人(ユダヤ人)を率いて出エジプトを行ったモーセが、シナイ山でヤハウェから十戒を授かったと言い伝えられています。
そのひとつに、「唯一絶対の神であるヤハウェを偶像崇拝してはならない」ことが記されていました。
また、キリスト教の神もヤハウェであり、イスラム教の唯一神アッラーも元は同じ神を表しており、いずれも偶像崇拝を禁じています。
粘土像について、イスラエル・ヘブライ大学のヨセフ・ガーフィンケル氏は「首元の加工具合を見ると、元は胴体や陶器の器などに取り付けられていたでしょう」と指摘します。
特徴としては、頭頂部が平らで、目・鼻・耳が突き出ており、耳に穴が空いていることからイヤリングを付けていたと見られます。頭部に見られるサークル状に並んだ穴は、頭飾りを表しています。
また、顔の像と一緒に子馬の像が出土したことから、ガーフィンケル氏は「馬に乗ったヤハウェ像だったのではないか」と推測しました。
確かに、馬の背中には人の両足が見られます。
また、顔の像と一緒に子馬の像が出土したことから、ガーフィンケル氏は「馬に乗ったヤハウェ像だったのではないか」と推測しました。
確かに、馬の背中には人の両足が見られます。
■像がヤハウェである根拠は?
ガーフィンケル氏は「これらの像は、ヤハウェを象徴するものであるため、宮殿や寺院、埋葬墓といった神聖な場所にしか見つからないのではないか」と主張します。
その上で「3000年前はまだイスラエル各地でヤハウェの偶像崇拝が許されており、禁止され始めたのは、それkら数世紀ほど後のことかもしれない」と述べています。
一方で、ガーフィンケル氏の説に疑問を呈す専門家もおり、ヤハウェの偶像とは断定できない状態にあります。
しかし、これが本当にヤハウェ像であるなら、きわめてレアな考古学的遺物となるでしょう。
粘土像の年代は約3000年前であり、高さ5センチほどと小さく、側には子馬の像も見つかっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ec/f300c1828cf004b67d23668a2ea88466.png)
しかし、ユダヤ教のヤハウェと言えば、モーセの十戒にあるように、偶像崇拝が絶対的に禁止されていたはずです。
一体、どういうことなのでしょうか。
■馬に乗ったヤハウェ像か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/b8/05f7b644426b48cbc0ad7662f801c8ca.png)
ユダヤ教では、紀元前13世紀頃に、ヘブライ人(ユダヤ人)を率いて出エジプトを行ったモーセが、シナイ山でヤハウェから十戒を授かったと言い伝えられています。
そのひとつに、「唯一絶対の神であるヤハウェを偶像崇拝してはならない」ことが記されていました。
また、キリスト教の神もヤハウェであり、イスラム教の唯一神アッラーも元は同じ神を表しており、いずれも偶像崇拝を禁じています。
粘土像について、イスラエル・ヘブライ大学のヨセフ・ガーフィンケル氏は「首元の加工具合を見ると、元は胴体や陶器の器などに取り付けられていたでしょう」と指摘します。
特徴としては、頭頂部が平らで、目・鼻・耳が突き出ており、耳に穴が空いていることからイヤリングを付けていたと見られます。頭部に見られるサークル状に並んだ穴は、頭飾りを表しています。
また、顔の像と一緒に子馬の像が出土したことから、ガーフィンケル氏は「馬に乗ったヤハウェ像だったのではないか」と推測しました。
確かに、馬の背中には人の両足が見られます。
また、顔の像と一緒に子馬の像が出土したことから、ガーフィンケル氏は「馬に乗ったヤハウェ像だったのではないか」と推測しました。
確かに、馬の背中には人の両足が見られます。
■像がヤハウェである根拠は?
ガーフィンケル氏は「これらの像は、ヤハウェを象徴するものであるため、宮殿や寺院、埋葬墓といった神聖な場所にしか見つからないのではないか」と主張します。
その上で「3000年前はまだイスラエル各地でヤハウェの偶像崇拝が許されており、禁止され始めたのは、それkら数世紀ほど後のことかもしれない」と述べています。
一方で、ガーフィンケル氏の説に疑問を呈す専門家もおり、ヤハウェの偶像とは断定できない状態にあります。
しかし、これが本当にヤハウェ像であるなら、きわめてレアな考古学的遺物となるでしょう。