免疫力低下によるコロナ感染リスクを「11円」ツボ押しで改善する方法
外出自粛中は通勤時間などの移動が減るため、通常よりも運動量が大きく下がります。室内で仕事をしていたとしても、それ以外には体を動かさずにゴロゴロしていれば、運動不足で血流が悪くなります。その状態が続いてしまうと体の末端が冷え、免疫力は下がってしまうのです」
外出自粛がアダとなってしまうリスクも
自宅待機中、さらに免疫力を下げる弊害となるのが、テレビやネットニュースなどのネガティブな情報に触れ続ける時間が長くなる点だ。 「自宅にいると、ついテレビをつけたり、ネットにアクセスしたりして、不穏なニュースをチェックしてしまう。ニュースを最低限の時間見るのは必要なことですが、不安や恐れを感じるような情報に晒され続けていると、無意識のうちに精神的ストレスが溜まっていきます。そうなると、身体を無意識のうちにコントロールしてくれる自律神経のバランスが壊れ、さらに免疫力も下がってしまいます」
免疫力が下がると、当然、体調を崩しやすくなるし、病気にもなりやすい。さらに恐ろしいのが、免疫力が弱まった状態で、コロナウイルスに感染してしまうことだ。 「血流の悪化などで免疫力が低下することで、病気にかかりやすくなります。買い物に行ったり、ちょっと散歩したりした程度の軽い外出でも、感染リスクが高まってしまうわけです。
また、もう一つの問題は、免疫力が下がった状態で、万が一、コロナウイルスに感染してしまった場合、抵抗力が落ちているため、重篤化しやすいという点です。外出自粛でせっかくコロナウイルスから距離を取ろうとすることで、感染リスク自体は下がっても、重篤化するリスクが上がってしまう。だからこそ、仮に自宅待機であっても、免疫力を下げないように、日頃から注意したほうがよいのです」
10円玉と1円玉をツボ押しに利用
たしかに正月やお盆休みなど、自宅でダラダラ過ごしてしたときのほうが忙しくしているときよりも、かえって風邪などひきやすいもの。では、重篤化のリスクを避けるため、免疫力を上げるにはどうしたらよいのか。
上田氏は「適度な運動や睡眠を心がけることはもちろんですが、私がおすすめしたいのは簡単に自宅で自分でもできるツボ押し」と明かす。 「毛細血管の働きが悪いと血流は滞り、免疫力は低下します。そこで、私が提唱しているのが、『11円療法』と呼ばれるツボ押しです。1円玉と10円玉を用いたこの『11円療法』を実践すると、20~30分で毛細血管が開き、血流が活発になります」
なぜ普通のツボ押しではなく、10円玉と1円玉が有効なのか。 「10円玉は銅でできており、金属としてはプラスの電子を持っています。一方の1円玉はアルミでできており、マイナスの電子を持っています。そのため、このふたつの金属を近づけると、金属と金属の間に電池のように微弱な電気が流れるため、実際に10円玉と1円玉で電池を作る科学実験などもあるほど。 この金属を並列で並べることで走る電流がツボを刺激する上、もともと体に微弱に流れている生体電流を整え、全身の血流を改善してくれるのです」
ポイントは、10円玉と1円玉を貼る場所。 「一番おすすめなのは、親指と人差し指の骨が交差するくぼみ部分にある『合谷(ごうこく)』というツボに10円玉を貼り、さらにそこから5ミリ離れたところに1円玉を貼るというもの。合谷というツボは、大腸を整えるので腸免疫力アップのために使われるツボで、刺激することでリンパや血流を改善し、体温を上げてくれる。コロナウイルス感染対策のための免疫アップに欠かせません。10円玉と1円玉を貼るタイミングは、寝る1時間前くらい前がおすすめ。
注意点としては、必ず親指の付け根外側に10円玉、指先側に内側に1円玉を貼るというもの。貼る位置が逆にすると、不思議と効果がなくなってしまうのです」
親指と人差し指の骨が交わる点であるAが合谷。合谷に10円玉を、そこから5ミリ離れたBに1円玉を貼る
また、肩や首、腰など、痛みを感じる部位に貼るのも一層効果があるという。 「首がこっている人は、首の付け根の骨の出っぱりに10円玉を貼り、その下の1センチほど離れた場所に1円玉を貼るのがおすすめです。慣れない在宅勤務で体が悲鳴をあげているという人も少なくないと思います。わずかな時間ができますので、ぜひ試してみてください」 2枚の硬貨があるだけでできています健康法。自宅待機中の免疫力低下を防ぐために、ぜひ実践してみてはいかがだろうか。
5/30/2020