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バラエティ番組『中居くん決めて!』やラジオ番組『伊集院光とらじおと』などで存在感を放っていたTBSアナウンサーの伊東楓が2月いっぱいでTBSを退社し、絵本作家への転身を発表。3月19日には処女作となる絵詩集『唯一の月』(光文社)を発売し、今後は作家活動の一環としてドイツへの留学も決めているという。
伊東楓
世間的には華やかな女子アナの世界から一転、絵本作家になる道を選んだことに衝撃を受けた人も多いはず――。そこで彼女本人にTBSを退社した理由、絵本作家になろうと決めたきっかけ、発売されたばかりの絵詩集『唯一の月』に込めた思いを直撃した。
「できるだけ明るく」金髪ショートになって表情が一変
伊東楓(以下、伊東):私としては何か変わったという実感はないです。1年前に会社を辞めると決めて次の道へ行くと準備を進めていたので、辞めた瞬間に何か大きく変わったことはないです。ただ、髪色もそうですけど(笑)、周りの方に「表情が変わったね」と言われるようにはなりましたね。
――髪色がネットニュースなどで注目されていましたが、どうして金髪に?
伊東:昔からいつか金髪ショートにしたいとは思っていたんですよ。だけど、なかなかチャンスがなくて……。学生時代はミスコン(『ミス立教』)に出場したり、すぐに就活が始まって女子アナになってしまったので。フリーになって何をするのも自分次第という環境になったので、すぐに染めましたね。
――“金髪ショート”は誰か憧れの存在がいたりとか。 伊東:特にはいなくて。美容師さんには「できるだけ明るく!」とお願いしました(笑)。
――絵を描き始めたきっかけは?
絵に目覚めたのは中居正広の番組がきっかけ
伊東:小学校のころから絵を書くのは好きで、給食の牛乳パックに絵を載せてもらえるコンクールに応募していたんです。でもいつも優秀賞止まりですっごく悔しくて。高校時代もクラスTシャツのデザインをしたりしていました。それから絵を書くこととは遠ざかっていたんですけど、『中居くん決めて!』という番組で、ホワイトボードに即興でゲストの似顔絵を書く仕事を任されるようになったんです。
その役割をいただいてからかなり画力が必要だと思い、練習のために人物や動物のデッサンを始めたんです。そしたら、今度は色鉛筆画での模写にハマっていって。でも模写を極めていくうちに「写真と何が違うんだろう」と思うようになって、絵の中に自分を出したいと思って(絵詩集にある)最終的に水彩画にたどり着いたんです。自分の世界観を出せるのはコレだ、と。
――学生時代に似顔絵師の資格を取っていたんですよね?
伊東:母親に「絵が好きなら取っちゃば?」と勧められて、遊びの気持ちで取得していたんです。そのおかげで『中居君~』で似顔絵を任されて今に至るので、結果的に母親には感謝ですよね。
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