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被災時は「コンタクトレンズから眼鏡に切り替えて」眼科医が推奨…なぜ?

2025年01月07日 03時03分38秒 | 社会のことなど

被災時は「コンタクトレンズから眼鏡に切り替えて」眼科医が推奨…なぜ?
1/2(火) 14:26配信


BSS山陰放送
山陰放送


いまや国内では多くの人が眼鏡やコンタクトレンズを使用するなど、目が悪い人が増えています。目が悪い人にとって、地震など災害発生時や避難所生活では、どのような危険性が考えられるのでしょうか。
眼科医に話を聞くと、予備のコンタクトレンズの有無に関わらず、メガネを着用することを推奨すると話します。一体、なぜなのでしょうか?


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岐阜県立多治見病院眼科主任 宇佐美欽通 医師
「コンタクトをしている人の中にはメガネを持っていない人も一定数いらっしゃいます。壊れた、紛失した、メガネが嫌いで捨てた、など理由があるようですが、その後メガネを買い直さずに過ごしている方がいるようです。
しかし、メガネを持っていないと色々な危険性がありますので、必ず所持するようお願いしたいです」


こう話すのは、岐阜県立多治見病院眼科主任の宇佐美欽通医師。
宇佐美医師によると、メガネを持っていないと、以下のような危険性が考えられるといいます。


(1)コンタクトレンズの装用中に眼の調子が悪くなった場合、メガネを持っていないと無理にコンタクトレンズを使用し続けてしまい、重篤な眼障害を引き起こすこと可能性


(2)災害時はコンタクトレンズを装用する暇などはもちろんないため、視界が不良な状態では満足に避難することができず逃げ遅れて命を落とす可能性


(3)避難所生活が長くなることで予備のコンタクトレンズが尽きてしまい、メガネもない状態だと生活そのものが非常に不便になる可能性


そのため、コンタクトレンズを着けている人は、必ずメガネを所持することが重要だということです。


また、宇佐美医師は、コンタクトレンズ使用者が被災した場合、予備のコンタクトレンズの有無に関わらず、できるだけメガネに切り替えて過ごすことを推奨しています。一体、なぜなのでしょうか。


岐阜県立多治見病院眼科主任 宇佐美欽通 医師
「新たな災害に見舞われると、がれきなどの粉塵や土埃などが空気中に舞っていたり、水道水で手が洗えないなど、衛生的な状態を保つのが困難になります。
また、非常事態ゆえにコンタクトレンズを外すことができず何日も装用し続けてしまったり、消毒などのケアができないなど、通常の使用方法と違う方法でコンタクトレンズを使用しなければならない状況となってしまうこともあるかもしれません。そうなると、目に大きな負担がかかり、目の病気になりやすくなるなど、大きな危険が伴うことが考えられます」


断水時は手を洗える機会が減ってしまい、手指の清潔さが損なわれます。
コンタクトレンズの着脱やケアのたびに細菌に触れるリスクが非常に上がり、目の感染症が起こることも考えられるため、コンタクトレンズの使用は、水道水が満足に使用可能になり、眼科医へ受診ができるような状況になるまでは控えた方が安全だということです。


では、日頃からできる対策とは?


岐阜県立多治見病院眼科主任 宇佐美欽通 医師
「普段使っているメガネとは別に、災害時に備えた避難袋に『予備の眼鏡』を入れておくことな重要です。
何度か眼鏡を買い直している方は、昔使っていた眼鏡は捨てずに1つは避難袋などに入れておき災害に備えてください」


山陰放送



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