土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

ありがとうの言葉の聞こえる範囲で。

2010年03月07日 10時20分08秒 | Weblog
FM番組の収録で、観音寺と、土居町に行って来た。わざわざ行かなくても、と思うのだが、やはり行くと、行かないでは、表現の深さが違うように思う。現場では職人さんたちが、作業を真剣に行なっている緊張感が伝わる。建てた家では、住み心地や、改良すべきヒントをいただけるので、実際に、現地に行く事は大切だと思っている。私の大好きな脚本家、倉本聰さんの北の国からで、主人公の五郎さんが、言った言葉にしみじみと感動した。「今の農家は気の毒だ、どんなに旨い物を作っても、ありがとうと言ってもらえない。誰が食べているのかも分からない。だからな。おいらは小さくやるのさ。ありがとうの言葉の聞こえる範囲でな。」私の家作りも、その範囲でやって行けたら良いと考えている。大きな会社には出来ない、職人の顔の見える範囲で。左官の沖野さんに、土居町の土間のコンクリートに、ひびが入ってるよ。と言うと、彼は一度みかんでも持って見て来ようかなと一言。そして砂が初めて使った物だから、セメントが効きすぎたろうか?と心配していました。でもアナウンサーの横山さん。キャーかわいいー。と大絶賛。割れも味だよと私。