中村好文氏の作品が、滝川市にあったので見て来た。石の倉庫をリノベーションしたものだったが、生憎管理人がいなくて、中を見る事が出来ず残念でした。正面から前景を撮って見たが、建物と木に配置がうまく、アプローチも少し右側から、入って行くようになっていて、奥行きが感じられ、さすがにうまいなーと思ってしまった。こんな家がこの町に一杯あれば、それだけで憧れの街になりそうだが、現実は、全国の商店街と同じで、活気のない、少しさびしい街並みになっているのが残念でした。自然が厳しい北海道は、建築物も実用が求められ、外見、遊びのない家が求められる傾向が強いように感じた。でもこれが北海道の現実。木造に、漆喰の家を作っている私にとっては、少しさびしい感じがしたが、逆に、これからは、もっと木造の面白い家が、増えてくるのではと、思いました。北海道の木造建築は、まだまだ発展途上。新しい木の文化が、風景を変えるかも。何んと言っても、ロケーションは最高なんだから。