土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

こだわりのある家を建てよう。

2011年11月03日 22時54分16秒 | Weblog

友人の大工さんに紹介してもらって以来、お世話になっている岡田建材の社長が、私に見てもらいたい家があると連れて行ってくれたのが、古民家再生中の自宅。在庫で持っている天然朴。節は多い物の、かなり年数の行った天然杉の板をふんだんに使ってリホーム中でした。
2階に上がると、メッシュの透明のぐれーちんぐを敷いた吹きぬけ。明るさも天窓から取り入れ、通風も取れるアイテム。人が乗っても大丈夫。値段が高いのがネックですが、取り入れてみたいアイテムだ。

2階のこの部屋に入って驚いた。何とグランドピアノが鎮座していた。聞くと彼はジャズマニア。奥さんがピアノを弾くそうだ。
壁板も凹凸が出るように張って、音響が良いように考えて貼ってあり、古色も良い感じに仕上がっていました。完成の暁には、みんなを呼んで、ここでジャズを演奏したいと言っていました。私が今までの岡田さんの建築で、一番良いと、太鼓判を押すと、彼もうれしそうに、こう言う建築をやって行きたいがマーケットが、今はほとんどないのが問題だと言っていたが、魅力のある建築を提案していれば、必ず需要が出来ると思う。家は住むだけの物なら、安いハウスメーカーや工務店の家で十分。しかし豊に暮らそうと思うと、こだわりが必要。アイビーログ工房は、これからも、あこがれの建築を提供していきます。値段は少し高いかもしれないが、愛される建築は、長く建っている。年数で割れば、かなり割安になるのは間違いない。これからの建築は、普通の素材を使いながらも、その人の感性を刺激する何かを持った建築でなければいけないと思う。もう住めれば良い家を建てる事はやめよう。子供が年をとっても、住みたい家を建てよう。そうすれば、将来もし売りたい時でも、価値があるのではないか。一代だけ持てば良いと言う考えはもう古い。世代が変わっても価値のある家を建てようではないか。今回のログシェルターコンセプトは、普通の素材で将来においても価値のある建築。それと安全性、環境性能。今回出したゴミのほとんどは、ログシェルターの敷地に置いてある、木端。後木屑とシートのきれっぱし。ユニットバスとキッチンはメーカー製。これだけは、将来ゴミになるかもしれない。機能性を言わなければ、手作りキッチンの方がゴミにならず長く持つだろう、お風呂も別棟に建てれば手作りの方が、お金はかかるが、環境にはダメージが少ない。どちらを取るかは、その人の感性、文化度で決まるのではないか。これからの我々の建てる建築は、より職人の技術、感性が必要になるだろう。

廊下の天井も、こんなこだわりがあった。知って見るとい壊せない。今は安く、早くが優先され過ぎだ。手を入れる所は手を入れ、手間をかける事が、楽しい家を創る事になると考えている。