土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

未来に引き継ぐ家、ログシェルターの完成引き渡しをしました。

2011年11月14日 09時32分37秒 | Weblog

砕石を家の周りに敷き詰め、手洗い、足洗い場を煉瓦とタイルで作りました。

栃のテーブルをセットし、トイレの小物置きを作り、掃除をしてログシェルターが完成しました。
後、追加工事の薪小屋作りが残っていますが、取りあえず引き渡しが完了しました。終わって見ると、少し寂しくもありますが、やはり、ほっとします。色々な新しい取り組みをさせていただいた施主さんには、感謝の一言です。我々のやっている事は、今の建築とは異質なのかも知れない。見えない所にこだわったり、土地にある普通の素材を使い、本当に価値のある建築を真面目に作っているのは、ある意味ドンキホーテのようだと思う事もあるが、家と言う物の存在は、普通の商品のように、買い替える事が難しい面や、住み継げば100年以上残る物だ。孫、曾孫が価値観を持てる素材で作る必要があると、私は考えている。その素材はなるべく素材を加工していない素材、その未来でも、価値を失なわない素材で作る事が基本だと考えている。その素材は木、石、土、鉄等の、地方でも手に入れやすく、未来でも使え、手に入る素材ではないだろうか?この家は高級な素材は使っていないが、アンティークになる可能性が高い建築だと思っている。大きな工場で加工された素材は最小限しか使っていない。地元で手に入る素材で作る事の豊かさを感じ取れる建築だ。木造の家は、住む人の理解によって寿命は左右されるが、施主さんの子供達が住みたい、壊したくないと思える家になれば、創った側の人間にとってこれほど嬉しい事はない。