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薪小屋の棟上げをやってきました。遅れていたのですが、施主さんが、先に入金してくれていたので、余り遅れてはは申し訳なく思い、組み上げて来ました。
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薪小屋は家から離して建てました。杉の皮むき材なら、あまり虫の心配もいらないのですが、広葉樹の皮つき材は虫が付きやすく、ネズミやムカデが繁殖することもあり、家から少し離しておいた方が無難です。虫が繁殖すると言う事はあまりよく感じませんが、虫も住まない家が増えている方が、私は不安です。沈黙の春を読んでから、虫がいる事の大切さを考えるようになりました。シロアリさえも、自然界の中では、大切な循環の役目を持っているのです。要は適材適所、来られて困る場所にはその要因を取り除く事が重要。確かに家に虫が繁殖しては困ります。乾燥する為の通風は、昔の人の知恵。締め切ってファンを使い家を管理するのは、進化ではなく、物を売るための為か、退化としか考えられない。答えは50年後、100年後になるが、もうその答えは出ているのではないかと、私はそう思う。
薪小屋の屋根は、木の板でとも思ったが、屋根勾配も緩いので、さすがに今回は、トタン屋根で行こうと決めました。
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骨組みは105角の杉で組みました、さすがにこの大きさでは、びくともしない強さです。見せ場があまりないので少し考えていますが、はて、どうなるかなー。