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自転車で通勤途中にある南国市の民家。大きな屋根そして周りには防風林がセットの家が多い。
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南国といえども、四国山地からの吹き下ろしが強く、結構寒いのです。だから土地に余裕がある民家は、北に良い雰囲気の防風林が、セットの家が多い。この時期、軒先に吊るし柿が良い雰囲気で、思わず写真を撮ったりする。季節を感じられる生活は何か、ホッとする豊かさを感じられ、良い物だ。サイディングの家ではこうは感じられない。その土地の素材、自然に帰る、変化する素材ならでは感じられる季節感だ。ただ昔の民家は今の生活をするには、少し合わない作りになっている事が多く、今風に改築すれば、もっと豊かになるのにと感じている。屋根替えの時期に来た民家等は、そのイメージを残し新しい生活スタイルにあった、リノベーションをすれば、さらに長く、ビンテージの風合いを残しながら過ごせるのにと感じる。改修はなるべくその土地の素材を使う事が基本になる。しばりのない改修は直ぐ飽きるし、将来にゴミ「産業廃棄物」を残す事になりかねない。本物の素材で出来た家には、やはり同じ素材がなじむし、風景に溶け込み、その土地の風景を創る事につながる。ログハウスや丸太の建築で高知の風景を創りたいが、昔の良い建築は残したい物だ。次の世代に引き継ぐ、中身のある建築を創って行きたいと真に思う。