大きなスプルースの原木が、腐り朽ちて行く過程。しかしさすがに直径2mを超す丸太はそう簡単になくなりません。これはレストランロガーの看板に使っていたものです。6mぐらいの高さに掲げていたのですが、さすがに朽ちてきたので、降ろしたものだそうです。朽ちてなおこの存在感。
片面は芯近くまで朽ちていますが、反対面はまだ頑丈そう。
近頃では朽ちて行く様子が美しいと、カメラマンの方が良く写真を撮って行くそうです。美しさを感じるのは、自然の再生の一過程と見えるからかも知れませんが、大きなだけに、その過ぎ去った時間の大きさを考え、訴える力も大きいのだと思います。伐ってから野ざらしで、四半世紀すぎても、見る物を感動させる力がこの巨木にはある。木は唯一、量感を感じられる素材だと聴いた事があります。この木を見ると、その言葉が、素直に理解できました。
その木の下に、タンポポが可憐に咲いていました。栄枯盛衰、輪廻そんな言葉が頭に浮かんで来ました。
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