土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

愛される不便。

2015年05月19日 22時24分15秒 | Weblog

久しぶりに友来る。私の愛車がトラブル続きでツーリングにも行けず、わざわざ200キロ走って来てくれた。

赤い愛車に夫婦二人乗って、カフェアイビーまで来てくれた。奥さんが、いつも旦那の後ろに乗ってくるのは、信頼関係が凄いと、私はいつも思う。私の場合は信頼はゼロ。何時もソロで走っています。近頃は、いい大人がバイクに乗っていても、いい趣味と見てくれるようになって来たが、私が20代~30代の頃は、良い大人が何時まで遊んでいるのかと言う雰囲気が多勢だった。ちょっと心配なのは、若いライダーが少ない事。ログビルダーもそうだが、実際やってみないと、その楽しさは解らないと感じている。ゲームやTVで、バーチャル体験しても、実際やるのとは、大きな違いがある。深さと言うか。旅もそう。TVで、世界の絶景を見ても、私が体感した、ケープホーンの風、波の強さ。真冬のセントローレンス川を、氷を割りながら入港した感動。空と海の境が解らない程の、ベタ凪の海に映った星空。当時はそれが日常だったが、あれは凄い体験だったと改めて感じています。家も、効率良く作る家が良い家と言う風潮があるが、そんな家は、もっと効率よく、性能の良い家が出来ると、直ぐ飽きる家になる。人間はより良い、より便利を求める傾向がある。ただし、不便でも要領良く使えば、愛着がわくものだ。私のバイクもそう。性能は今のバイクだと、ポンコツの部類かも知れないが、癖を理解し、上手くコーナーを曲がると楽しいし、調子が悪くても直して乗りたいと感じる。何時まで乗れるか分からないが、許されまでは乗って行きたいと、今のところ思っている。今の家創りは、性能や品質ばかり強調して、断熱材の性能の良さや、パネルの強さ、耐震性能ばかり言っている。その素材が何で出来て、どういう接着剤を使っているか、作るときのエネルギー消費や、捨てる時のコストの事は言わない。確かに性能は大切だが、愛されなかったら、30年後のゴミだと言う事を考えないといけない時代だ。愛される作りや素材は、そう言う表示がしにくいことが多い。便利を追ってゴミを作るか、素材や作りにこだわって、愛される家を作るか。バイクでも家でも、より深いのは、愛される不便だと感じている。不便を使い切ると、愛着が湧く。


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