( 11/21 撮影 )
本格的な冬の到来を前に、路面電車の線路に積もった雪を竹製のブラシで取り除く“ササラ電車”
の試運転が行われた...。黒と黄色のゼブラ模様の“ササラ電車”は明治30年代に製造された
客車を改造したもので、長さ20cmほどの孟宗竹を細く割ったものを束ねた「ササラ」と呼ば
れるブラシを車体の前後に装着し、回転させながら軌道に積もった雪を豪快にはね飛ばす...
整備担当者が「ササラ」が車体にしっかり取り付けられているか、また、正常に回転するか
などを点検した後、2台の“ササラ電車”が駒場町にある車庫を出発..。五稜郭公園前電停
までの往復約5キロの区間で試運転を行い、いずれも異常のないことを確認した。整備を担
当する職員の方も「今年は暖冬との話も聞くが、準備は整ったので何時大雪になっても大丈
夫」と胸を張る。しかし、出来れば“ササラ電車”にはあまり活躍して欲しくないなあ...
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