ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

Huntley Meadows - Owl Watching -

2010年12月04日 | 日記
ナチュラリストによるフクロウ見学プログラムに行ってきました。夕方4時半、Huntley Meadowsのネイチャー・センターに集合。スライドによるフクロウの紹介の後、さあ、いざフクロウ探しに!日も暮れた5時過ぎ、ナチュラリストに連れられトレイルを静かに歩き始めます。5分ぐらい歩いては立ち止まりフクロウの声をステレオで流し、フクロウ達の反応を待ちます。歩き続けること1時間半。とうとうHuntley Meadowsのネイチャー・センターに戻って来てしまいました。そう、全くフクロウには出会えなかったのです!鳴き声さえも確認出来ませんでした。

まあ、得てしてこの様なものです。たった1時間半の観察でしたから。また、トライします。何せフクロウは、その生態や進化等の面で大変興味深い魅力的な鳥。これまでの野鳥観察経験でも二度しか見たことがありません。

さて、今般のプログラムから仕入れた情報・・・

・フクロウは大きな縄張りが必要で、Huntley Meadowsの大きさなら1ペアだけでもおかしくない所、ある年のカウンティングでは9ペア確認されたとか。
・フクロウの餌は主にネズミ系の動物。ただし最近の研究では意外に小鳥も多く摂取しているようで、ネズミ系65%、鳥系20%ぐらいか。その他はカエル、昆虫など。
・ワシントン近郊で一般的に通年見られるのは、Great-horned Owl、Barred Owl、Screech Owlの3種。Great-horned Owlが最大で体重もあり気性も荒い。
・Barn Owlという北米唯一の旧大陸系フクロウは、Huntley MeadowsのあるFairfax Countyでは「絶滅危惧種」。都市化のため、その営巣地となるBarn(農家の納屋・物置)が少なくなったからとか。

長年通いなれたHuntley Meadowsですが、日が暮れてからの観察は実に初めて。生物同好会獣班時代の夜の「探獣」活動を思い出しました。やはり夜の森の中は素晴らしい。フクロウは見られませんでしたが、夜のCanada Goose達やHeronの活動ぶりを観察できました。また、Beaverが活発に活動していて、足もとのBoard Walkから3メートル位の所で忙しそうに働いていました。泥でもって小さなダムを作っている最中?という感じでした。



コメント (2)
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