ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

日光・戦場ヶ原 Senjogahara Marshland, Nikko, July 23, 2017

2017年11月05日 | 日記

これは日本野鳥の会栃木の集まりに参加したものです。日光は私のお気に入りのフィールドで、何かと理由をつけては訪れています。特に中禅寺湖から日光湯元温泉までの奥日光は実に美しい所ですね。その戦場ヶ原とはこのような風景です。広い湿地ですが、今回は赤沼茶屋近くのエリアです。

国道近くの入り口から遊歩道を森に入り、しばらくして右の木橋を渡ると、早速樹上に鳥がいました。少し遠いですが、アオジ(Black-faced Bunting)です。逆光でよく分からないですね。

こちらは良く見えます。ニュウナイスズメ(Russet Sparrow)です。

しばらくは美しい川沿いを行きます。川を見ているだけで癒されます。ちょうど良い川幅、ゆったりした流れの速さ、まるで印象派の絵画のよう、ヨーロッパの川のよう。

カモも美しく見えます。マガモのオスでエクリプス(Mallard, Eclipse)です。川面に落ちる雨の滴も見えます。

あいにくの天気ですが、男体山(Mt. Nantai)が見えてきました。百名山。

この後のバードウォッチングは、ノビタキ(Siberian Stonechat)のワンマンショーでした。木道の上から戦場ヶ原を見ると、我々の目の前に登場、しばらくそのショーは続きました。同じような写真をたくさん撮りましたので、その一部をここに紹介。

雨の中でも精一杯我々を楽しませてくれました。一気にノビタキのファンになったのは言うまでもありません。

野の花も大いに目につきました。木道のすぐ足元にはノアザミが咲いていました。

あいにくの天気でしたので野鳥の会のイベントは時間を短縮して終了。残った時間は、もちろん、温泉です。日光湯元温泉は戦場ヶ原から車で約10分。貰い風呂をしたのは温泉寺と言う、全国でも珍しい「お寺」の温泉です。

お寺で温泉と言うのは不思議なものです。硫黄臭のある濁り湯から出てくるとお茶とお菓子が用意されていました。いい気分でお寺の周りを歩いてみると、確か37年前の修学旅行で見学した源泉に着きました。その日も雨だった・・。懐かしい思いもそこそこに、周囲に飛び交う鳥の多さに驚くのでした。

雨のせいではありましたが、バードウォッチングの後、予期せぬことに温泉に浸かりました。しかもそれがお寺の温泉でした。鳥と温泉、どちらも自然、この日も自然に遊んでもらった訳でした。